2012年06月10日
白崎クルーズで行く 白崎ウミネコ観察会
今日は、「きのくに21」の取材で、由良町の白崎海岸県立自然公園で開催された「白崎クルーズで行く 白崎ウミネコ観察会」に行きました。
この観察会は、白崎海岸県立自然公園の素晴らしい自然に触れてもらうことで、自然環境への理解を深めていただくことを目的に開催されたもの。
梅雨入りも発表され、何よりも天気が心配でしたが、朝から本当に気持ちのいい晴れ。本当によかった。
今回の観察会は、募集開始後あっという間に定員になってしまったほど人気イベントで、県内外から多くの方が集まっていました。
白崎は、西日本の太平洋側で唯一のウミネコの繁殖地で、ちょうど今の時期が繁殖のシーズンだそうです。
白い石灰岩と青い海が織りなすコントラストは本当に美しい。
まずは、白崎クルーズに乗って、最大のウミネコ繁殖地「ひじり島」へ。
たくさんのウミネコにみんな大興奮。雛も見つけることができました。
カメラマンの方も、ゆれる船内で頑張って撮影してくれました。
そして、県道から、大婆(おおばい)(ウミネコの繁殖地)を見学。ここでも雛が見られました。
県自然公園指導員の方の説明も。「ウミネコ」の名前の由来や年数の見分け方などたくさん教えていただきました。
白崎海岸の石灰岩にある化石も観察。盛りだくさんの内容に、参加者も大満足。白崎海岸の自然を満喫しました。
ウミネコは7月ごろまでが繁殖期だとか。
是非、間近でご覧になってはいかがでしょうか。
「きのくに21」も是非ご覧ください!
「きのくに21」 7月8日(日) テレビ和歌山 9:30~、22:00~
(文責:広報課 杉本 吉美)
この観察会は、白崎海岸県立自然公園の素晴らしい自然に触れてもらうことで、自然環境への理解を深めていただくことを目的に開催されたもの。
梅雨入りも発表され、何よりも天気が心配でしたが、朝から本当に気持ちのいい晴れ。本当によかった。
今回の観察会は、募集開始後あっという間に定員になってしまったほど人気イベントで、県内外から多くの方が集まっていました。
白崎は、西日本の太平洋側で唯一のウミネコの繁殖地で、ちょうど今の時期が繁殖のシーズンだそうです。
白い石灰岩と青い海が織りなすコントラストは本当に美しい。
まずは、白崎クルーズに乗って、最大のウミネコ繁殖地「ひじり島」へ。
たくさんのウミネコにみんな大興奮。雛も見つけることができました。
カメラマンの方も、ゆれる船内で頑張って撮影してくれました。
そして、県道から、大婆(おおばい)(ウミネコの繁殖地)を見学。ここでも雛が見られました。
県自然公園指導員の方の説明も。「ウミネコ」の名前の由来や年数の見分け方などたくさん教えていただきました。
白崎海岸の石灰岩にある化石も観察。盛りだくさんの内容に、参加者も大満足。白崎海岸の自然を満喫しました。
ウミネコは7月ごろまでが繁殖期だとか。
是非、間近でご覧になってはいかがでしょうか。
「きのくに21」も是非ご覧ください!
「きのくに21」 7月8日(日) テレビ和歌山 9:30~、22:00~
(文責:広報課 杉本 吉美)
2012年06月10日
日高川漁協の「あゆの一夜干し」おいしいですよ!
昨日、日高川町で開催されたホタルを見るイベントに参加させていただきました。
イベントでは、イノシシ、シカ、ほろほろ鳥のバーベキューやジビエコロッケなど、日高川町の特産品をたくさんいただき、みんなおいしかったのですが、中でも日高川漁協の「あゆの一夜干し」がとてもおいしかったので、ご紹介します。
会場には、日高川漁業協同組合参事の前田豊温さんがいらっしゃいましたので、詳しいお話を聞くことができました。
まず、昨年9月の台風12号水害の当日、前田参事は事務所の2階にいたそうで、どんどん水位が上昇して1階を飲み込んでいくのを見ていたそうです。私が訪れたのが9月8日でしたが、このときは1階の事務所は泥だらけでした。(9月9日のブログ「台風12号被災状況報告(9/8 日高川町・田辺市)」をご覧ください。)また、あゆやあまごの種苗施設もすべて泥に埋まってしまったそうです。その後、全力で復旧をして11月にはあまごの種苗生産を再開、さらに12月にはあゆの飼育を再開したそうです。
さらに、今年3月には敷地内の加工施設「お魚工房日高川」が稼働開始し、あゆとあまごの一夜干しを製造しています。
前田参事のお話では、この一夜干しについては、構想から商品化まで10年かかったそうです。おとりあゆや養殖業者への稚あゆの供給だけでなく、自らが新しい商品を作って販売チャンネルを増やそうと考えて、ようやく実現したとのことです。
私も炭火で焼いたものをいただきましたが、何と頭から丸ごと食べることができます。また川魚独特の臭みもありません。実は、この一夜干しは、梅酢を使ったタレに漬け込んでいるのだそうで、梅酢が川魚の臭みを消すとともに、骨も柔らかくするため、骨ごと食べることができる商品になっています。すごいですね。
さらに、前田参事のお話は続きます。日高川漁協で育てられた稚あゆは、鮎養殖事業者にも供給されていますが、変わったところでは大阪の海遊館にも納入しているとのこと。展示だけではなく、カワウソのえさにもなっているそうです。最近の動物園や水族館は、自然に近い形で生態を見せるのがブームとなっているので、海遊館でもカワウソがあゆを追いかける様子をみることができるんだそうです。もし海遊館でカワウソに追いかけられているあゆをご覧になった際は、あれは日高川漁協のあゆだと自慢してください!!
このように、日高川漁協は、稚あゆの放流やおとり鮎の養殖にとどまらず、様々なルートでのあゆの供給、加工品の製造販売まで、あゆ・あまごを中心に幅広く事業を展開しておられることを聞いて、とてもびっくりしました。
現在、和歌山県はあゆの養殖では日本一の生産量です。また、日高川をはじめ、県内の河川は関西のあゆ釣りの皆さんにとってはあこがれの川でもあります。和歌山のあゆがもっともっと全国に知られるようになるとうれしいですね。
なお、ご紹介した「あゆの一夜干し」・「あまごの一夜干し」は、日高川漁協をはじめ、日高川町産品販売所やサービスエリアで土産品として販売するほか、旅館や民宿に食材として提供されるそうです。また、和歌山県インターネットショッピングサイト「わいわい市場」の「日高川漁協web直販」でもお買い求めいただけます。皆さんも一度お試しください!!
(文責:広報課 林 清仁)
イベントでは、イノシシ、シカ、ほろほろ鳥のバーベキューやジビエコロッケなど、日高川町の特産品をたくさんいただき、みんなおいしかったのですが、中でも日高川漁協の「あゆの一夜干し」がとてもおいしかったので、ご紹介します。
会場には、日高川漁業協同組合参事の前田豊温さんがいらっしゃいましたので、詳しいお話を聞くことができました。
まず、昨年9月の台風12号水害の当日、前田参事は事務所の2階にいたそうで、どんどん水位が上昇して1階を飲み込んでいくのを見ていたそうです。私が訪れたのが9月8日でしたが、このときは1階の事務所は泥だらけでした。(9月9日のブログ「台風12号被災状況報告(9/8 日高川町・田辺市)」をご覧ください。)また、あゆやあまごの種苗施設もすべて泥に埋まってしまったそうです。その後、全力で復旧をして11月にはあまごの種苗生産を再開、さらに12月にはあゆの飼育を再開したそうです。
さらに、今年3月には敷地内の加工施設「お魚工房日高川」が稼働開始し、あゆとあまごの一夜干しを製造しています。
前田参事のお話では、この一夜干しについては、構想から商品化まで10年かかったそうです。おとりあゆや養殖業者への稚あゆの供給だけでなく、自らが新しい商品を作って販売チャンネルを増やそうと考えて、ようやく実現したとのことです。
私も炭火で焼いたものをいただきましたが、何と頭から丸ごと食べることができます。また川魚独特の臭みもありません。実は、この一夜干しは、梅酢を使ったタレに漬け込んでいるのだそうで、梅酢が川魚の臭みを消すとともに、骨も柔らかくするため、骨ごと食べることができる商品になっています。すごいですね。
さらに、前田参事のお話は続きます。日高川漁協で育てられた稚あゆは、鮎養殖事業者にも供給されていますが、変わったところでは大阪の海遊館にも納入しているとのこと。展示だけではなく、カワウソのえさにもなっているそうです。最近の動物園や水族館は、自然に近い形で生態を見せるのがブームとなっているので、海遊館でもカワウソがあゆを追いかける様子をみることができるんだそうです。もし海遊館でカワウソに追いかけられているあゆをご覧になった際は、あれは日高川漁協のあゆだと自慢してください!!
このように、日高川漁協は、稚あゆの放流やおとり鮎の養殖にとどまらず、様々なルートでのあゆの供給、加工品の製造販売まで、あゆ・あまごを中心に幅広く事業を展開しておられることを聞いて、とてもびっくりしました。
現在、和歌山県はあゆの養殖では日本一の生産量です。また、日高川をはじめ、県内の河川は関西のあゆ釣りの皆さんにとってはあこがれの川でもあります。和歌山のあゆがもっともっと全国に知られるようになるとうれしいですね。
なお、ご紹介した「あゆの一夜干し」・「あまごの一夜干し」は、日高川漁協をはじめ、日高川町産品販売所やサービスエリアで土産品として販売するほか、旅館や民宿に食材として提供されるそうです。また、和歌山県インターネットショッピングサイト「わいわい市場」の「日高川漁協web直販」でもお買い求めいただけます。皆さんも一度お試しください!!
(文責:広報課 林 清仁)