2017年07月31日
「陸奥宗光伯 歿後120年プロジェクト-大政奉還・明治維新150年-」~陸奥宗光伯 歿後120年記念会~が開催されます!
大政奉還後の混乱した紀州藩の危機を救い、明治政府の外務大臣として不平等条約である領事裁判権の撤廃と関税自主権の一部回復に成功した、和歌山市出身の偉人である陸奥宗光伯。
平成29年8月24日、陸奥宗光が亡くなって120年を迎えるこの日を記念して、宗光伯に関する講演が行われます。
【記念会詳細】
日時:平成29年8月24日(木) 14:00~16:30(13:30開場)
場所:和歌山ビッグ愛 大ホール(和歌山市手平二丁目1-2)
(プログラム)
14:00 開会
14:10 基調講演I「坂本龍馬と陸奥宗光」
宮川 禎一 様(京都国立博物館 上席研究員)
15:00 基調講演II「陸奥宗光 外務大臣 没後120年の外交」
外務省
15:25 パネルディスカッション「陸奥宗光伯の歩んだ大政奉還・明治維新」
16:30 閉会
【申込みについて】
・先着220名様
お申し込み人数が定員に達した時点で受付を終了させていただきます。
・Eメール:info@munemitsu-hokori.org またはFAX:073-476-4589に、お名前、住所、ご連絡先を記入してお申し込みください。
・情報保障(パソコン要約筆記)を準備しています。
ご利用の方は、申込みの際、お名前の後に「情報保障 利用」と記入ください。
主催:「陸奥宗光 外務大臣」の功績を教育に活かす実行委員会
(文責:青少年・男女共同参画課 佐武 可菜)
平成29年8月24日、陸奥宗光が亡くなって120年を迎えるこの日を記念して、宗光伯に関する講演が行われます。
【記念会詳細】
日時:平成29年8月24日(木) 14:00~16:30(13:30開場)
場所:和歌山ビッグ愛 大ホール(和歌山市手平二丁目1-2)
(プログラム)
14:00 開会
14:10 基調講演I「坂本龍馬と陸奥宗光」
宮川 禎一 様(京都国立博物館 上席研究員)
15:00 基調講演II「陸奥宗光 外務大臣 没後120年の外交」
外務省
15:25 パネルディスカッション「陸奥宗光伯の歩んだ大政奉還・明治維新」
16:30 閉会
【申込みについて】
・先着220名様
お申し込み人数が定員に達した時点で受付を終了させていただきます。
・Eメール:info@munemitsu-hokori.org またはFAX:073-476-4589に、お名前、住所、ご連絡先を記入してお申し込みください。
・情報保障(パソコン要約筆記)を準備しています。
ご利用の方は、申込みの際、お名前の後に「情報保障 利用」と記入ください。
主催:「陸奥宗光 外務大臣」の功績を教育に活かす実行委員会
(文責:青少年・男女共同参画課 佐武 可菜)
2014年12月11日
橋本市出身オリンピック金メダリスト前畑秀子さんの企画展&講演会
橋本市出身でベルリンオリンピック水泳金メダリストの前畑(結婚後は兵藤)秀子さんをご存知ですか?
前畑さんは、1914年に和歌山県伊都郡橋本町(現・橋本市)に生まれ、紀の川で泳ぎを覚え、1930年からは椙山高等女学校(現・椙山女学園)に編入し練習に励み、1932年に開催された第10回大会ロサンゼルスオリンピックでは、200m平泳ぎで2位、1936年に開催された第11回大会ベルリンオリンピックでは、200m平泳ぎに出場し見事勝利。日本人女性初のオリンピック金メダリストとなりました。
このレースでNHKアナウンサーが「前畑ガンバレ」と何度も絶叫した放送は今でも有名となっています。
引退後は、ママさん水泳教室を開くなど水泳人口の拡大に力を入れ、後輩の育成にも熱心に取り組まれました。
1983年に橋本市名誉市民の称号を贈られています。
今年は、前畑秀子さんの生誕100周年となっており、橋本市にある杉村公園内の橋本市郷土資料館において、「水の女王~前畑秀子生誕100周年」という企画展が平成26年12月27日(土)まで開催されています。
入場は無料です。
私も実際に行ってきましたのでレポートします。
数々の写真とともに、前畑秀子さんの一生涯が解説されていました。
早くにご両親を亡くされたことや、ロサンゼルスオリンピック後に引退か継続か葛藤されたことなどが丁寧に解説されており、今までよりも人物像がはっきりしました。
前畑さんの自筆で、「一に努力 二に努力 三また努力」と記された書には、自身の身が引き締まるような思いがしました。
橋本市郷土資料館では、普段から、常設展として前畑秀子さんに関する資料を展示していますが、この企画展で初めて展示する資料もたくさんあるとのことです。
橋本市郷土資料館ホームページhttp://www.chw.jp/tourism/miru/1363844051501.html
また、平成27年2月7日(土)には、橋本市教育文化会館において、「前畑秀子の苦節と栄光」と題した記念講演会が開催されます。(主催:橋本市まちの歴史資料保存会)
講師は、東海学園大学の木村華織助教です。
入場券配布開始日は、12月17日(水)からとなっています。
入場券配布先は、橋本市教育委員会文化スポーツ室、橋本市民会館、橋本市中央公民館、高野口地区公民館です。
入場料は無料です。
お問い合せ:事務局 谷口 0736-32-1000
いままで知らなかった方も、知っていた方も、今年は前畑秀子さんのことを知る・学ぶ機会がたくさんあります。
和歌山県橋本市出身の日本人女性初のオリンピック金メダリスト、前畑秀子さんをぜひ知ってくださいね。
文責 伊都振興局企画産業課 鍵本 典子
前畑さんは、1914年に和歌山県伊都郡橋本町(現・橋本市)に生まれ、紀の川で泳ぎを覚え、1930年からは椙山高等女学校(現・椙山女学園)に編入し練習に励み、1932年に開催された第10回大会ロサンゼルスオリンピックでは、200m平泳ぎで2位、1936年に開催された第11回大会ベルリンオリンピックでは、200m平泳ぎに出場し見事勝利。日本人女性初のオリンピック金メダリストとなりました。
このレースでNHKアナウンサーが「前畑ガンバレ」と何度も絶叫した放送は今でも有名となっています。
引退後は、ママさん水泳教室を開くなど水泳人口の拡大に力を入れ、後輩の育成にも熱心に取り組まれました。
1983年に橋本市名誉市民の称号を贈られています。
今年は、前畑秀子さんの生誕100周年となっており、橋本市にある杉村公園内の橋本市郷土資料館において、「水の女王~前畑秀子生誕100周年」という企画展が平成26年12月27日(土)まで開催されています。
入場は無料です。
私も実際に行ってきましたのでレポートします。
数々の写真とともに、前畑秀子さんの一生涯が解説されていました。
早くにご両親を亡くされたことや、ロサンゼルスオリンピック後に引退か継続か葛藤されたことなどが丁寧に解説されており、今までよりも人物像がはっきりしました。
前畑さんの自筆で、「一に努力 二に努力 三また努力」と記された書には、自身の身が引き締まるような思いがしました。
橋本市郷土資料館では、普段から、常設展として前畑秀子さんに関する資料を展示していますが、この企画展で初めて展示する資料もたくさんあるとのことです。
橋本市郷土資料館ホームページhttp://www.chw.jp/tourism/miru/1363844051501.html
また、平成27年2月7日(土)には、橋本市教育文化会館において、「前畑秀子の苦節と栄光」と題した記念講演会が開催されます。(主催:橋本市まちの歴史資料保存会)
講師は、東海学園大学の木村華織助教です。
入場券配布開始日は、12月17日(水)からとなっています。
入場券配布先は、橋本市教育委員会文化スポーツ室、橋本市民会館、橋本市中央公民館、高野口地区公民館です。
入場料は無料です。
お問い合せ:事務局 谷口 0736-32-1000
いままで知らなかった方も、知っていた方も、今年は前畑秀子さんのことを知る・学ぶ機会がたくさんあります。
和歌山県橋本市出身の日本人女性初のオリンピック金メダリスト、前畑秀子さんをぜひ知ってくださいね。
文責 伊都振興局企画産業課 鍵本 典子
2014年12月05日
「がんばる農業後継者」
岩橋 俊幸(いわはし としゆき)氏(30歳)は和歌山市で8年前に就農した農業後継者で、専業農家の父母と3人でハクサイ、キャベツ、レタスと米作りをしています。
今の時期は9月に定植した白菜の収穫時期を迎え大忙しで、その後6月までキャベツ、レタスの収穫が続き、JAを通じ京阪神市場へ出荷します。近年は大型トラクターや施肥機、移植機等近代的な農機で作業をしています。
彼は、学生時代から陸上競技にうち込み現在もマラソン選手として活躍しています。今回、福岡国際マラソン(平成26年12月7日(日)12:10スタート)に出場します。
この大会へは平成21年に初めて出場し、今回で6回目で自己ベストを目指して頑張るとのことです。当日は朝日放送系列http://www.tv-asahi.co.jp/で実況中継されるとのことですので応援よろしくお願いします。
(文責:海草振興局農業振興課 大嶋 功資)
今の時期は9月に定植した白菜の収穫時期を迎え大忙しで、その後6月までキャベツ、レタスの収穫が続き、JAを通じ京阪神市場へ出荷します。近年は大型トラクターや施肥機、移植機等近代的な農機で作業をしています。
彼は、学生時代から陸上競技にうち込み現在もマラソン選手として活躍しています。今回、福岡国際マラソン(平成26年12月7日(日)12:10スタート)に出場します。
この大会へは平成21年に初めて出場し、今回で6回目で自己ベストを目指して頑張るとのことです。当日は朝日放送系列http://www.tv-asahi.co.jp/で実況中継されるとのことですので応援よろしくお願いします。
(文責:海草振興局農業振興課 大嶋 功資)
2014年09月19日
9/25~10/1、近鉄百貨店で書画家 田中太山さんの地元個展【和歌山市】
和歌山県太地町出身で国際的に活躍されている書画家、田中太山さんの個展が、近鉄百貨店 和歌山店で開催されますのでお知らせします。
(クリックすると拡大します)
◆期 間: 平成26年9月25日(木)~10月1日(水)
◆時 間: 10:00~19:00 (最終日は16:00まで)
◆場 所: 和歌山近鉄百貨店 5階 画廊 (和歌山市友田町5-18【地図】)
◆入場料: 無料
田中太山さんは、文字を絵で表現する「笑文字(えもじ)」により見る人の心を暖かくする作風で知られています。
(ブルービーチ那智での壁画ペイントのようす)
この近鉄百貨店での個展は毎年開催されているもので、今回はニューヨーク帰りの作品をはじめ、200点以上もの作品が展示されるそうです
(那智勝浦町での展示のようす)
現在、田中太山さんは東京を拠点に活動されているのですが、来年夏にはニューヨークへ移住する予定となっており、これまで毎年開催されてきた近鉄和歌山店での個展は、今回で最後となるそうです
ぜひこの機会に見に行ってみてはいかがでしょうか?
お問い合せは、近鉄百貨店 和歌山店 (電話 073-433-1122)へお願いします
【参考サイト】
◆田中太山ホームページ
http://www.shogakaboz.jp/
◆書画家 田中太山オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/shogakaboz/
◆近鉄百貨店 和歌山店
http://www.d-kintetsu.co.jp/store/wakayama/
◆近鉄百貨店 和歌山店の地図
【文責: 水産振興課 村上 健】
(クリックすると拡大します)
◆期 間: 平成26年9月25日(木)~10月1日(水)
◆時 間: 10:00~19:00 (最終日は16:00まで)
◆場 所: 和歌山近鉄百貨店 5階 画廊 (和歌山市友田町5-18【地図】)
◆入場料: 無料
田中太山さんは、文字を絵で表現する「笑文字(えもじ)」により見る人の心を暖かくする作風で知られています。
(ブルービーチ那智での壁画ペイントのようす)
この近鉄百貨店での個展は毎年開催されているもので、今回はニューヨーク帰りの作品をはじめ、200点以上もの作品が展示されるそうです
(那智勝浦町での展示のようす)
現在、田中太山さんは東京を拠点に活動されているのですが、来年夏にはニューヨークへ移住する予定となっており、これまで毎年開催されてきた近鉄和歌山店での個展は、今回で最後となるそうです
ぜひこの機会に見に行ってみてはいかがでしょうか?
お問い合せは、近鉄百貨店 和歌山店 (電話 073-433-1122)へお願いします
【参考サイト】
◆田中太山ホームページ
http://www.shogakaboz.jp/
◆書画家 田中太山オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/shogakaboz/
◆近鉄百貨店 和歌山店
http://www.d-kintetsu.co.jp/store/wakayama/
◆近鉄百貨店 和歌山店の地図
【文責: 水産振興課 村上 健】
2014年03月23日
和歌山市出身のピアニスト・村田千佳さんのコンサートレポート!(3/23 東京 トッパンホール)
本日(3/23)、東京・小石川のトッパンホールで「村田千佳 音+(オトプラス)ピアノ・ アンサンブルシリーズ」の第4回目のコンサートが開催されましたので、そのレポートをお届けします。
「村田千佳 音+(オトプラス)ピアノ・ アンサンブルシリーズ」は、和歌山市出身の若手ピアニスト・村田千佳さんが企画した全4回のコンサートシリーズです。村田さんは、平成25年度の和歌山県文化表彰で文化奨励賞を受賞されていますので、ご存じの方も多いと思います。村田さんの詳しいプロフィールについては、「村田千佳 音+(オトプラス)ピアノ・ アンサンブルシリーズ」の出演者プロフィールをご覧ください。
(写真は、和歌山県インターネット放送局の「平成25年度和歌山県文化表彰」(H25.10.31)より)
私がこのシリーズのコンサートにお邪魔するのは昨年11月の第3回に続いて2度目です。これまでの3回は、どちらかといえば村田さんは伴奏役が多かったようですが、今回は神戸市室内合奏団との協奏曲ですから、もちろん村田さんが主役です。私も期待してトッパンホールへと向かいました。
会場で今日のプログラムを受け取りました。こちらです。
今日の演目は、モーツァルトのディヴェルティメントヘ長調KV138、神戸市室内合奏団のコンサートマスター・白井圭さんのヴァイオリンと村田さんのピアノによるハイドンの二重協奏曲ヘ長調Hob.XVIII-6、そして最後がベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19です。どれも結構マイナーな曲で、特にハイドンの二重協奏曲は私のクラシック・コレクションにも一つしかありません。それだけに、今日の演奏はとても楽しみにしていました。
(残念ながら演奏中の写真撮影はできませんので、休憩時間の写真で雰囲気だけお楽しみください。)
いよいよ演奏が始まります。最初は神戸市室内合奏団の弦楽パートの皆さんによるモーツァルトのディヴェルティメント。はじめの1音から素敵なハーモニーが響いて涙が出そうになりました。神戸市室内合奏団は、巨匠ゲルハルト・ボッセが14年間音楽監督を務めて演奏能力並びに芸術的水準は飛躍的な発展を遂げたそうです。私が初めてバッハのブランデンブルク協奏曲を聞いたのがボッセの演奏ですから、感動するのも当たり前ですね。
さて、2曲目はハイドンの二重協奏曲。いよいよ村田千佳さんの登場です。ピアノを中心において、そのまわりを弦楽器が取り囲む編成です。村田さんのピアノと白井圭さんのヴァイオリンの音が、ひっついたり離れたり、追いかけっこをしたり、まるで戯れるようにメロディーを奏でていきます。伴奏は弦楽のみ10人ほどの小規模なものですが、しっかり独奏楽器を支えていて、ハイドンの音色を堪能しました。緩徐楽章の最後は、あまりの気持ちよさに眠りそうになってしまいました。
15分の休憩のあと、いよいよ3曲目のベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番です。オーケストラは弦楽器が左側、管楽器が右側に入り、今日の演奏では一番大規模です。第1楽章、村田さんのピアノは強靱なテクニックに支えられて、オーケストラと堂々と渡り合っていきます。またカデンツァでは、ピアノは静かにそして華やかに鳴り響きます。第2楽章は管楽器とピアノのやりとりが絶妙で、聞いていてうっとりとしてきました。そして最終楽章は、村田さんのピアノとオーケストラが、まるで踊っているかのように、ぴったりと息のあった演奏を聴かせてくれました。フィナーレが近づくにつれて、「終わらないでくれ!!」と感じたのは久しぶりです。
会場の聴衆からの大きな拍手に応えて演奏されたアンコールは、ハイドンのピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11の第3楽章ハンガリー風ロンドです。演奏はさらにヒートアップ。村田さんのトリルが冴え渡り、オーケストラも一緒になってフィナーレへと突っ走っていきました。演奏が終わった瞬間、思わず「ブラボー」と叫んでいました。(恥ずかしいので声は出しませんでしたが…。)
とても幸せなひとときを過ごさせていただき、村田さん本当にありがとうございました。今後のますますのご活躍をお祈りしています!!
なお、村田千佳さんの近況や今後のコンサートの出演予定などは、公式ブログなどをご覧ください。
ブログ:Chika Murata Σ Chamber Music
twitter:chika murata ♪ 村田千佳 @claracecilliach
(文責:東京事務所 林 清仁)
「村田千佳 音+(オトプラス)ピアノ・ アンサンブルシリーズ」は、和歌山市出身の若手ピアニスト・村田千佳さんが企画した全4回のコンサートシリーズです。村田さんは、平成25年度の和歌山県文化表彰で文化奨励賞を受賞されていますので、ご存じの方も多いと思います。村田さんの詳しいプロフィールについては、「村田千佳 音+(オトプラス)ピアノ・ アンサンブルシリーズ」の出演者プロフィールをご覧ください。
(写真は、和歌山県インターネット放送局の「平成25年度和歌山県文化表彰」(H25.10.31)より)
私がこのシリーズのコンサートにお邪魔するのは昨年11月の第3回に続いて2度目です。これまでの3回は、どちらかといえば村田さんは伴奏役が多かったようですが、今回は神戸市室内合奏団との協奏曲ですから、もちろん村田さんが主役です。私も期待してトッパンホールへと向かいました。
会場で今日のプログラムを受け取りました。こちらです。
今日の演目は、モーツァルトのディヴェルティメントヘ長調KV138、神戸市室内合奏団のコンサートマスター・白井圭さんのヴァイオリンと村田さんのピアノによるハイドンの二重協奏曲ヘ長調Hob.XVIII-6、そして最後がベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19です。どれも結構マイナーな曲で、特にハイドンの二重協奏曲は私のクラシック・コレクションにも一つしかありません。それだけに、今日の演奏はとても楽しみにしていました。
(残念ながら演奏中の写真撮影はできませんので、休憩時間の写真で雰囲気だけお楽しみください。)
いよいよ演奏が始まります。最初は神戸市室内合奏団の弦楽パートの皆さんによるモーツァルトのディヴェルティメント。はじめの1音から素敵なハーモニーが響いて涙が出そうになりました。神戸市室内合奏団は、巨匠ゲルハルト・ボッセが14年間音楽監督を務めて演奏能力並びに芸術的水準は飛躍的な発展を遂げたそうです。私が初めてバッハのブランデンブルク協奏曲を聞いたのがボッセの演奏ですから、感動するのも当たり前ですね。
さて、2曲目はハイドンの二重協奏曲。いよいよ村田千佳さんの登場です。ピアノを中心において、そのまわりを弦楽器が取り囲む編成です。村田さんのピアノと白井圭さんのヴァイオリンの音が、ひっついたり離れたり、追いかけっこをしたり、まるで戯れるようにメロディーを奏でていきます。伴奏は弦楽のみ10人ほどの小規模なものですが、しっかり独奏楽器を支えていて、ハイドンの音色を堪能しました。緩徐楽章の最後は、あまりの気持ちよさに眠りそうになってしまいました。
15分の休憩のあと、いよいよ3曲目のベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番です。オーケストラは弦楽器が左側、管楽器が右側に入り、今日の演奏では一番大規模です。第1楽章、村田さんのピアノは強靱なテクニックに支えられて、オーケストラと堂々と渡り合っていきます。またカデンツァでは、ピアノは静かにそして華やかに鳴り響きます。第2楽章は管楽器とピアノのやりとりが絶妙で、聞いていてうっとりとしてきました。そして最終楽章は、村田さんのピアノとオーケストラが、まるで踊っているかのように、ぴったりと息のあった演奏を聴かせてくれました。フィナーレが近づくにつれて、「終わらないでくれ!!」と感じたのは久しぶりです。
会場の聴衆からの大きな拍手に応えて演奏されたアンコールは、ハイドンのピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11の第3楽章ハンガリー風ロンドです。演奏はさらにヒートアップ。村田さんのトリルが冴え渡り、オーケストラも一緒になってフィナーレへと突っ走っていきました。演奏が終わった瞬間、思わず「ブラボー」と叫んでいました。(恥ずかしいので声は出しませんでしたが…。)
とても幸せなひとときを過ごさせていただき、村田さん本当にありがとうございました。今後のますますのご活躍をお祈りしています!!
なお、村田千佳さんの近況や今後のコンサートの出演予定などは、公式ブログなどをご覧ください。
ブログ:Chika Murata Σ Chamber Music
twitter:chika murata ♪ 村田千佳 @claracecilliach
(文責:東京事務所 林 清仁)
2014年02月03日
田辺市出身の中尾昌稔さん作の絵本「うれないやきそばパン」!
先日、私のところに1通のメールが届きました。メールの送り主は、中尾昌稔(なかお まさとし)さんという若者です。
メールによれば、中尾さんは田辺市出身で、作家になるという夢を叶えるために、4年前から東京で活動をしているとのこと。2012年には中尾さん作の初めての絵本『うれないやきそばパン』が金の星社から出版され、わずか1年で1万部を突破したことなどが記されていました。
和歌山県出身の若者が東京で頑張っているということなら、私もぜひ応援しなければと思い、早速『うれないやきそばパン』を購入しました。写真はこちらです。
絵本は、作が中尾さん、文は富永まいさん、絵はいぬんこさんが担当しています。いまにもつぶれそうなおじいさんのパン屋さんで販売されているやきそばパンの「ピョンタ」が主人公で、光り輝くデニッシュパンの「ポール」が来たことから、ピョンタは店を去ろうとします。
そんなときピョンタを選ぶお客さんが現れて… というストーリーです。
やきそばパンのピョンタの控えめなキャラクタがとてもほのぼのしていて、いいですね。絵もそんなキャラクタを引き立てるようなタッチで描かれていて、絵本全体に、心の温もりや、なつかしさを感じる内容です。
そんな感想などを書いてメールを返信したところ、何と本日、中尾さんが和歌山県東京事務所まで来られて、いろいろとお話をしてくださいましたのでご紹介します。
中尾さんは、田辺市立東陽中学校から県立田辺高校を経て、帝塚山大学を卒業。作家になるという夢を持ちながら、田辺を舞台に撮影された映画『ストロベリーフィールズ』のスタッフとして活動していたそうです。その時のスタッフからの誘いで、NHK-Eテレの幼児向け番組の制作に携わることになり上京、仕事のかたわら作家活動も継続して行っている中で、今回の絵本制作の話に至ったのだそうです。
『うれないやきそばパン』は、3000冊売れればヒットといわれる絵本業界の中で現在3版を重ねるヒットとなり、絵本雑誌「MOE」が、その年に発売された絵本ベスト30を選ぶ「第6回MOE絵本屋さん大賞2013」でも第18位にランクインしたのだそうです。歌で言うと、その年の紅白に出場したようなものだと、笑いながら話してくれました。まだまだ中尾さんの頭の中には、ストーリーがどんどん浮かんでくるそうで、今後はテレビ番組制作の仕事はやめて、本格的に作家活動に専念していきたいと抱負を述べておられました。
中尾さんとのお話の中で、いちばん印象的だったのは、和歌山のことを語る中尾さんの表情がきらきら輝いていたことです。特に和歌山の果物の話は特に盛り上がり、今後、和歌山の果物を登場人物にした絵本をぜひ作りたい、との言葉をいただきました。私たちも、そんな中尾さんの活躍をぜひ応援していきたいですね。最後に絵本とともに中尾さんの記念撮影です。
皆さんもぜひ、『うれないやきそばパン』を読んでみて下さい。また、もっと中尾昌稔さんを知りたいという方は、中尾さんの個人ブログ「Road To Glory」もご覧ください!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
メールによれば、中尾さんは田辺市出身で、作家になるという夢を叶えるために、4年前から東京で活動をしているとのこと。2012年には中尾さん作の初めての絵本『うれないやきそばパン』が金の星社から出版され、わずか1年で1万部を突破したことなどが記されていました。
和歌山県出身の若者が東京で頑張っているということなら、私もぜひ応援しなければと思い、早速『うれないやきそばパン』を購入しました。写真はこちらです。
絵本は、作が中尾さん、文は富永まいさん、絵はいぬんこさんが担当しています。いまにもつぶれそうなおじいさんのパン屋さんで販売されているやきそばパンの「ピョンタ」が主人公で、光り輝くデニッシュパンの「ポール」が来たことから、ピョンタは店を去ろうとします。
そんなときピョンタを選ぶお客さんが現れて… というストーリーです。
やきそばパンのピョンタの控えめなキャラクタがとてもほのぼのしていて、いいですね。絵もそんなキャラクタを引き立てるようなタッチで描かれていて、絵本全体に、心の温もりや、なつかしさを感じる内容です。
そんな感想などを書いてメールを返信したところ、何と本日、中尾さんが和歌山県東京事務所まで来られて、いろいろとお話をしてくださいましたのでご紹介します。
中尾さんは、田辺市立東陽中学校から県立田辺高校を経て、帝塚山大学を卒業。作家になるという夢を持ちながら、田辺を舞台に撮影された映画『ストロベリーフィールズ』のスタッフとして活動していたそうです。その時のスタッフからの誘いで、NHK-Eテレの幼児向け番組の制作に携わることになり上京、仕事のかたわら作家活動も継続して行っている中で、今回の絵本制作の話に至ったのだそうです。
『うれないやきそばパン』は、3000冊売れればヒットといわれる絵本業界の中で現在3版を重ねるヒットとなり、絵本雑誌「MOE」が、その年に発売された絵本ベスト30を選ぶ「第6回MOE絵本屋さん大賞2013」でも第18位にランクインしたのだそうです。歌で言うと、その年の紅白に出場したようなものだと、笑いながら話してくれました。まだまだ中尾さんの頭の中には、ストーリーがどんどん浮かんでくるそうで、今後はテレビ番組制作の仕事はやめて、本格的に作家活動に専念していきたいと抱負を述べておられました。
中尾さんとのお話の中で、いちばん印象的だったのは、和歌山のことを語る中尾さんの表情がきらきら輝いていたことです。特に和歌山の果物の話は特に盛り上がり、今後、和歌山の果物を登場人物にした絵本をぜひ作りたい、との言葉をいただきました。私たちも、そんな中尾さんの活躍をぜひ応援していきたいですね。最後に絵本とともに中尾さんの記念撮影です。
皆さんもぜひ、『うれないやきそばパン』を読んでみて下さい。また、もっと中尾昌稔さんを知りたいという方は、中尾さんの個人ブログ「Road To Glory」もご覧ください!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
2012年12月04日
橋本市が生んだ偉人 数学者 岡 潔博士
以前、広報リレーブログ「講演会『紀見村時代の岡潔博士』12/1橋本市教育文化会館」でも紹介しましたが、橋本市で最初の名誉市民であり、文化勲章受章者である数学者 岡潔博士に関する講演会が開催されました。
遠くは東京からもお越しになり、約250人の来場者で博士の人気が伺えます。
講師:九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の高瀬正仁博士の講演会
演題:「紀見村時代の岡潔博士 ~人生と学問の回想~」
岡博士は、難解な数学理論である「多変数解析函数論」について多大な功績を残されましたが、当時の西欧数学界では、それがたったひとりの数学者によるものとは信じられず、難解な問題に取り組む数学者集団によるものと思われていたようです。
岡博士の「生活の中で研究するのではなく、数学研究の中で生活した」「明けても暮れても数学をする」といった、世界の誰もが解き明かすことのできなかった難問を解明した博士を象徴する言葉が非常に強く印象に残りました。
このように数学一筋に生きてきた博士の人生観をうかがい知ることのできる「春宵十話」をはじめ、数多くの随筆なども著されていますので、一度、皆さん、お手に取ってみてはいかがでしょうか。
(文責:伊都振興局企画産業課 鍵本)
遠くは東京からもお越しになり、約250人の来場者で博士の人気が伺えます。
講師:九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の高瀬正仁博士の講演会
演題:「紀見村時代の岡潔博士 ~人生と学問の回想~」
岡博士は、難解な数学理論である「多変数解析函数論」について多大な功績を残されましたが、当時の西欧数学界では、それがたったひとりの数学者によるものとは信じられず、難解な問題に取り組む数学者集団によるものと思われていたようです。
岡博士の「生活の中で研究するのではなく、数学研究の中で生活した」「明けても暮れても数学をする」といった、世界の誰もが解き明かすことのできなかった難問を解明した博士を象徴する言葉が非常に強く印象に残りました。
このように数学一筋に生きてきた博士の人生観をうかがい知ることのできる「春宵十話」をはじめ、数多くの随筆なども著されていますので、一度、皆さん、お手に取ってみてはいかがでしょうか。
(文責:伊都振興局企画産業課 鍵本)
2012年09月07日
オリンピック銀メダリストの古川高晴さんが和歌山県庁来訪!
昨日9/6、ロンドンオリンピック・アーチェリー男子個人銀メダリストで、近畿大学生物理工学部職員の古川高晴さんが県庁を訪れ、知事にオリンピックの結果報告をしました。
国際的なスポーツ大会に出場し、優秀な成績を挙げたと認められる者に授与される「和歌山スポーツ顕彰」が知事から古川選手に手渡されました。
その後の取材では、「和歌山スポーツ顕彰」を受賞した感想や2016年リオデジャネイロオリンピックの目標等を聞かれ、「光栄でうれしいが、この賞を頂いたということは、これから結果も求められるので、この賞の名に恥じぬように結果を残したい。」、「もちろんリオデジャネイロオリンピックも狙っているが、今日より明日、明日より一週間後、毎日成長できるように心掛けたい。」と答えた。
古川選手の今後のご活躍を期待しています!!
(文責:広報課 森下元喜)
国際的なスポーツ大会に出場し、優秀な成績を挙げたと認められる者に授与される「和歌山スポーツ顕彰」が知事から古川選手に手渡されました。
その後の取材では、「和歌山スポーツ顕彰」を受賞した感想や2016年リオデジャネイロオリンピックの目標等を聞かれ、「光栄でうれしいが、この賞を頂いたということは、これから結果も求められるので、この賞の名に恥じぬように結果を残したい。」、「もちろんリオデジャネイロオリンピックも狙っているが、今日より明日、明日より一週間後、毎日成長できるように心掛けたい。」と答えた。
古川選手の今後のご活躍を期待しています!!
(文責:広報課 森下元喜)
2012年06月24日
ソフトバンク・小久保選手が復帰戦で2000本安打達成!
和歌山市出身で福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀選手が、今日(6/24)、本拠地のヤフードームで開催された対日本ハム戦に約1か月ぶりに先発出場し、4回の第2打席でセンター前ヒットを放ち、史上41人目となる2000本安打を達成しました。本当におめでとうございます。今日のスポーツニュースでもきっと取り上げられるでしょうが、とても嬉しくて、取り急ぎのご紹介です。
スポーツ新聞のサイトでは、速報で掲載されていますのでご紹介します。
日刊スポーツ 「【ソフトB】小久保が2000安打達成」
サンケイスポーツ 「鷹・小久保、復帰戦で2000安打達成!」
スポーツニッポン 「小久保 通算2000安打達成!復帰初戦、本拠地で決めた」
スポーツ報知 「小久保が2000安打達成!…ソフトバンク」
小久保選手は、2000本まであと1本に迫ってから、腰痛を悪化させ、5/22に登録抹消されていましたが、今日ようやく復帰し、復帰したその試合できっちり2000本安打を達成しました。
和歌山市出身の小久保選手は、県庁とも縁が深く、今年元旦に放送された新春知事特別対談「ふるさと和歌山 未来への希望」に出演してくださっています。和歌山時代の思い出や野球から学んだこと、スポーツの力など、たっぷり話してくれています。
この番組は「和歌山県インターネット放送局」でご覧になれますので、この機会にご覧くださいね。
今年は、日本ハムの稲葉篤紀選手、ヤクルトの宮本慎也選手も2000本安打を達成していますが、小久保選手の40歳8カ月での2千安打到達は、史上3位の年長記録になるのだそうです。努力を積み重ねて打ち立てた金字塔の記録、和歌山県民として心から祝福したいと思います。
(文責:広報課 林 清仁)
スポーツ新聞のサイトでは、速報で掲載されていますのでご紹介します。
日刊スポーツ 「【ソフトB】小久保が2000安打達成」
サンケイスポーツ 「鷹・小久保、復帰戦で2000安打達成!」
スポーツニッポン 「小久保 通算2000安打達成!復帰初戦、本拠地で決めた」
スポーツ報知 「小久保が2000安打達成!…ソフトバンク」
小久保選手は、2000本まであと1本に迫ってから、腰痛を悪化させ、5/22に登録抹消されていましたが、今日ようやく復帰し、復帰したその試合できっちり2000本安打を達成しました。
和歌山市出身の小久保選手は、県庁とも縁が深く、今年元旦に放送された新春知事特別対談「ふるさと和歌山 未来への希望」に出演してくださっています。和歌山時代の思い出や野球から学んだこと、スポーツの力など、たっぷり話してくれています。
この番組は「和歌山県インターネット放送局」でご覧になれますので、この機会にご覧くださいね。
今年は、日本ハムの稲葉篤紀選手、ヤクルトの宮本慎也選手も2000本安打を達成していますが、小久保選手の40歳8カ月での2千安打到達は、史上3位の年長記録になるのだそうです。努力を積み重ねて打ち立てた金字塔の記録、和歌山県民として心から祝福したいと思います。
(文責:広報課 林 清仁)
2012年05月18日
今日のGoogleトップページは南方熊楠のキノコの絵!
今日、Googleで検索しようとトップページを見てびっくり。見たことのある絵が掲載されています。
和歌山が生んだ知の巨人「南方熊楠」が書いたキノコの絵です。
今から145年前の今日、1867年5月18日(新暦。旧暦では慶応3年4月15日だそうです。)に南方熊楠は和歌山市で生まれました。生誕145年の日ということで、Googleが採用してくれたのでしょう。Googleさん、ありがとうございます。
南方熊楠については、和歌山県総合情報誌「和 -Nagomi-」でも、11号「知の巨人・南方熊楠。」、14号「100年目のエコロジー」と2度にわたって特集を組んでいますので、ぜひご覧ください。
和歌山生まれの巨人がGoogleの表示を飾るなんて、和歌山県民としてはとてもうれしく感じましたので紹介させていただきました。
(文責:広報課 林 清仁)
和歌山が生んだ知の巨人「南方熊楠」が書いたキノコの絵です。
今から145年前の今日、1867年5月18日(新暦。旧暦では慶応3年4月15日だそうです。)に南方熊楠は和歌山市で生まれました。生誕145年の日ということで、Googleが採用してくれたのでしょう。Googleさん、ありがとうございます。
南方熊楠については、和歌山県総合情報誌「和 -Nagomi-」でも、11号「知の巨人・南方熊楠。」、14号「100年目のエコロジー」と2度にわたって特集を組んでいますので、ぜひご覧ください。
和歌山生まれの巨人がGoogleの表示を飾るなんて、和歌山県民としてはとてもうれしく感じましたので紹介させていただきました。
(文責:広報課 林 清仁)