2013年05月15日
ミカン満開です
果樹試験場です。果樹試験場では毎年カンキツ類の生育調査を行っています。
現在、ウンシュウミカンの花が満開を迎え、よい香りに包まれています。今年は3月の気温が高かったため、発芽期は平年より早かったのですが、4月に入って気温が低く、開花期は平年よりやや遅くなりました。

また、開花期以降は生理落果が始まります。(みかんの樹が自分自身で不要な果実を落とします。)毎年この生理落果についても調査しており、今年も樹の下にネットを敷いて、5日ごとに落ちた果実の数を数えています。調査の時には雨でも木の下へ潜り込んで落ちた果実を集めます。

このような樹の生育の状況や生理落果調査の結果などは果樹試験場のホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070109/gaiyou/002/002.htm)
で公開していますので、是非ご覧ください。
ウンシュウミカンをはじめとするカンキツ類が開花期を迎えていますので、新しい品種を生み出すための受粉作業(親となる品種の花粉をめしべにつける作業)も最盛期です。受粉した後は袋をかけて、他の花粉が着くのを防ぎます。


現在受粉させているものは、今年の秋に果実を収穫し、種を取り出します。その種を蒔いて、果実がなり出すにはさらに長い年月が必要ですが、地道に取り組んでいます。
果樹の育種(新しい品種を作り出す仕事)には長い年月がかかります。以前から育種には取り組んでおり、和歌山県で育成した品種として「YN26」という極早生ウンシュウミカンが平成24年1月20日に品種登録されました。
今後も様々な技術を使って、できるだけ早く、和歌山発の新しいカンキツ品種を送り出すために日々努力しています。
(文責 果樹試験場 中谷章)
現在、ウンシュウミカンの花が満開を迎え、よい香りに包まれています。今年は3月の気温が高かったため、発芽期は平年より早かったのですが、4月に入って気温が低く、開花期は平年よりやや遅くなりました。

また、開花期以降は生理落果が始まります。(みかんの樹が自分自身で不要な果実を落とします。)毎年この生理落果についても調査しており、今年も樹の下にネットを敷いて、5日ごとに落ちた果実の数を数えています。調査の時には雨でも木の下へ潜り込んで落ちた果実を集めます。

このような樹の生育の状況や生理落果調査の結果などは果樹試験場のホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070109/gaiyou/002/002.htm)
で公開していますので、是非ご覧ください。
ウンシュウミカンをはじめとするカンキツ類が開花期を迎えていますので、新しい品種を生み出すための受粉作業(親となる品種の花粉をめしべにつける作業)も最盛期です。受粉した後は袋をかけて、他の花粉が着くのを防ぎます。


現在受粉させているものは、今年の秋に果実を収穫し、種を取り出します。その種を蒔いて、果実がなり出すにはさらに長い年月が必要ですが、地道に取り組んでいます。
果樹の育種(新しい品種を作り出す仕事)には長い年月がかかります。以前から育種には取り組んでおり、和歌山県で育成した品種として「YN26」という極早生ウンシュウミカンが平成24年1月20日に品種登録されました。
今後も様々な技術を使って、できるだけ早く、和歌山発の新しいカンキツ品種を送り出すために日々努力しています。
(文責 果樹試験場 中谷章)
2013年05月15日
棚田・段々畑フォトコンテスト作品を展示しています!
平成24年に県農業農村整備課で、農地の大切さを広く知ってもらうための啓発活動の一環として、「次世代に残したい 和歌山の棚田・段々畑の風景」をテーマにコンテストを行いました。
174点の応募があり、北は橋本市から南は那智勝浦町まで計26点が選ばれました。
本来は実際に棚田へ行って、見て、触って感じることが一番ですが、日程や時間の制約もあり難しいこともあろうかと思います。
このため、本作品を5月15日(水)から5月23日(木)までの間、オークワパームシティ和歌山店(和歌山市中野31-1)フードコート横のリトルマーメイド前のスペースにおいて展示しています。(ただし23日は16時まで)
撮影者それぞれの感性で表現された棚田の世界をご覧いただき、今後の機会に現地を訪問するきっかけとなれば幸いです。

文責 農業農村整備課 山端 徹
174点の応募があり、北は橋本市から南は那智勝浦町まで計26点が選ばれました。
本来は実際に棚田へ行って、見て、触って感じることが一番ですが、日程や時間の制約もあり難しいこともあろうかと思います。
このため、本作品を5月15日(水)から5月23日(木)までの間、オークワパームシティ和歌山店(和歌山市中野31-1)フードコート横のリトルマーメイド前のスペースにおいて展示しています。(ただし23日は16時まで)
撮影者それぞれの感性で表現された棚田の世界をご覧いただき、今後の機会に現地を訪問するきっかけとなれば幸いです。

文責 農業農村整備課 山端 徹
2013年05月15日
CNNサイトで熊野古道と湯浅町が紹介されました!!
有名な国際ニュースサイト「CNN.com」の国際版において、熊野古道や湯浅町の魅力について紹介された3本の記事が掲載されました。
掲載記事について
○2013年4月1日付け記事:「7 secular pilgrimages that could change your life 」(あなたの人生を変える現世の巡礼7つ)
マチュピチュやサンティアゴ巡礼道と並んで熊野古道が紹介されています。
URL:http://travel.cnn.com/7-walks-change-your-life-961981
○2013年5月8日付け記事:「World's best unknown hike: Japan's Kumano Kodo」 (世界で最高の、最も知られていないハイキング:日本の熊野古道)
那智の滝や滝尻王子、近露王子、熊野三山等が紹介されています。
URL:http://edition.cnn.com/2013/05/06/travel/japan-kumano-kodo-hike/index.html
○2013年5月13日付け記事:「Yuasa: Birthplace of Japanese soy sauce and Edo-era treasures」(湯浅:日本の醤油発祥地と江戸時代の宝)
湯浅町の重要伝統的建造物群保存地区における施設について紹介されています。
URL:http://edition.cnn.com/2013/05/12/travel/yuasa-japan/index.html
このように世界から注目されている和歌山県。これからも世界各国でプロモーション活動を展開し、多くの方に訪れていただけるようにします。
文責 観光交流課 魚井 慎吾
掲載記事について
○2013年4月1日付け記事:「7 secular pilgrimages that could change your life 」(あなたの人生を変える現世の巡礼7つ)
マチュピチュやサンティアゴ巡礼道と並んで熊野古道が紹介されています。
URL:http://travel.cnn.com/7-walks-change-your-life-961981
○2013年5月8日付け記事:「World's best unknown hike: Japan's Kumano Kodo」 (世界で最高の、最も知られていないハイキング:日本の熊野古道)
那智の滝や滝尻王子、近露王子、熊野三山等が紹介されています。
URL:http://edition.cnn.com/2013/05/06/travel/japan-kumano-kodo-hike/index.html
○2013年5月13日付け記事:「Yuasa: Birthplace of Japanese soy sauce and Edo-era treasures」(湯浅:日本の醤油発祥地と江戸時代の宝)
湯浅町の重要伝統的建造物群保存地区における施設について紹介されています。
URL:http://edition.cnn.com/2013/05/12/travel/yuasa-japan/index.html
このように世界から注目されている和歌山県。これからも世界各国でプロモーション活動を展開し、多くの方に訪れていただけるようにします。
文責 観光交流課 魚井 慎吾
2013年05月15日
ぶどうの花を見たことがありますか?
伊都地方はカキだけでなく、巨峰やピオーネといったブドウの産地でもあります。
暖かくなってきた今日この頃、ブドウも花の季節を迎えています。
みなさんは、ぶどうの花を見たことがありますか?
どんな花と思います?

こんなふうに咲きます。
鑑賞するという感じではないですかね。

拡大して見ると、雄しべや雌しべは見れますが、花びらは見あたりません。
1つの花の大きさは2mm程度で、花1つが後に1粒の実となります。
この季節、ぶどう農家さんが行う大事な作業があります。

ぶどうの花は上の写真のように、20cm以上に集まっているのですが、
1房となるのは先端3cm程度。赤い線より上の花は落とします。
全ての花に処理を施します。

咲き始めに行う房作りの第一歩で、花穂整形や花きりといいます。
(品種や種の有無によって整形の方法は異なります。)
今はたった3cmの大きさですが、やがて1房の大きなぶどうとなります。

この作業は立ったまま、手をあげての長時間の作業になり、慣れていないと大変で、
筆者は肩が凝りました。
8月頃には、美味しい巨峰やピオーネがいただけます
文責 伊都振興局農業振興課 林恭平
暖かくなってきた今日この頃、ブドウも花の季節を迎えています。
みなさんは、ぶどうの花を見たことがありますか?
どんな花と思います?

こんなふうに咲きます。
鑑賞するという感じではないですかね。

拡大して見ると、雄しべや雌しべは見れますが、花びらは見あたりません。
1つの花の大きさは2mm程度で、花1つが後に1粒の実となります。
この季節、ぶどう農家さんが行う大事な作業があります。

ぶどうの花は上の写真のように、20cm以上に集まっているのですが、
1房となるのは先端3cm程度。赤い線より上の花は落とします。
全ての花に処理を施します。

咲き始めに行う房作りの第一歩で、花穂整形や花きりといいます。
(品種や種の有無によって整形の方法は異なります。)
今はたった3cmの大きさですが、やがて1房の大きなぶどうとなります。

この作業は立ったまま、手をあげての長時間の作業になり、慣れていないと大変で、
筆者は肩が凝りました。
8月頃には、美味しい巨峰やピオーネがいただけます

文責 伊都振興局農業振興課 林恭平
2013年05月15日
太古の小石『オーソコーツァイト』探し体験
5月12日(日)に、那智勝浦町の宇久井ビジターセンターで開催された宇久井半島感謝祭イベントの1つ、”ジオパークをめざして~”『地玉の浜で太古の石 オーソコーツァイトを探そう』を体験してきましたのでレポートします。

レクチャーを行う後誠介先生
13:00に宇久井ビジターセンターに、オーソコーツァイト探し体験に集まったのは当初予定30名の倍の約60名。
幅広い年代の方が参加されていましたが、特にお子さん連れのご家族が目立ちました。
宇久井ビジターセンターのスタッフのガイドに従い、15分ほどかけて新緑の森をウォーキングし、地玉の浜に向かいます。
海岸に到着すると、まず日本地質学会会員の後誠介先生から、オーソコーツァイトの特徴、見つけ方、などのレクチャーを受けます。
オーソコーツァイトとは、ほぼクォーツ(石英)という意味だそうです。
『5億年~8億年以上前に大陸の砂漠で形成され、潮流に乗ってたどり着き、約3000万年前に紀伊半島沖海底の地層に入ったものが、大地の隆起により宇久井地玉の浜で見ることができる。どこにでもあるものではない。組成的には水晶に近い』との先生の説明に、参加者の気持ちは高まります。
『表面がスベスベ、上品な光沢、表面が少し透けてみえる、白、ピンク、黒色など』の特徴説明も聞きながら、すでに足元を探し始める方もちらほら。
説明が終わると、皆さん、美しい海岸に散り真剣に小石を探します。
これかな?と思う小石を見つけると、大人も子供も、後先生のもとに何度も集まって来て、確認してもらいます。
私も小学生の娘と、10数個候補を見つけ、確認していただきました。
『これはオーソコーツァイトで間違いないな!』、『きれいだけど、これはガラス片が磨かれたものやな~』
フィールドワークの時間はあっというまにすぎ、終了時刻15:00を迎えました。
次の機会には皆さんも、参加されてみてはどうでしょうか? 想像以上に楽しいですよ
◆ジオパークとは
地質や地形を見どころとする大地の公園です。貴重で美しい地質や地形を含めた自然遺産を保全するとともに、ジオツーリズムを通じて地球科学の普及や環境教育などを行い、さらにこれらの遺産を観光資源として活用して地域社会の活性化を目指す取組みです。すでに、日本国内では、5地域の世界ジオパーク、20地域の日本ジオパークが認定され、各地で創意工夫を凝らしたまちづくりが進められています。和歌山県では『南紀熊野ジオパーク推進協議会』を設立し、認定に向けた取り組みを進めています。
(文責 東牟婁振興局 企画産業課 吉中 秀郎)


13:00に宇久井ビジターセンターに、オーソコーツァイト探し体験に集まったのは当初予定30名の倍の約60名。
幅広い年代の方が参加されていましたが、特にお子さん連れのご家族が目立ちました。
宇久井ビジターセンターのスタッフのガイドに従い、15分ほどかけて新緑の森をウォーキングし、地玉の浜に向かいます。
海岸に到着すると、まず日本地質学会会員の後誠介先生から、オーソコーツァイトの特徴、見つけ方、などのレクチャーを受けます。
オーソコーツァイトとは、ほぼクォーツ(石英)という意味だそうです。
『5億年~8億年以上前に大陸の砂漠で形成され、潮流に乗ってたどり着き、約3000万年前に紀伊半島沖海底の地層に入ったものが、大地の隆起により宇久井地玉の浜で見ることができる。どこにでもあるものではない。組成的には水晶に近い』との先生の説明に、参加者の気持ちは高まります。
『表面がスベスベ、上品な光沢、表面が少し透けてみえる、白、ピンク、黒色など』の特徴説明も聞きながら、すでに足元を探し始める方もちらほら。
説明が終わると、皆さん、美しい海岸に散り真剣に小石を探します。
これかな?と思う小石を見つけると、大人も子供も、後先生のもとに何度も集まって来て、確認してもらいます。
私も小学生の娘と、10数個候補を見つけ、確認していただきました。
『これはオーソコーツァイトで間違いないな!』、『きれいだけど、これはガラス片が磨かれたものやな~』

フィールドワークの時間はあっというまにすぎ、終了時刻15:00を迎えました。
次の機会には皆さんも、参加されてみてはどうでしょうか? 想像以上に楽しいですよ

◆ジオパークとは
地質や地形を見どころとする大地の公園です。貴重で美しい地質や地形を含めた自然遺産を保全するとともに、ジオツーリズムを通じて地球科学の普及や環境教育などを行い、さらにこれらの遺産を観光資源として活用して地域社会の活性化を目指す取組みです。すでに、日本国内では、5地域の世界ジオパーク、20地域の日本ジオパークが認定され、各地で創意工夫を凝らしたまちづくりが進められています。和歌山県では『南紀熊野ジオパーク推進協議会』を設立し、認定に向けた取り組みを進めています。
(文責 東牟婁振興局 企画産業課 吉中 秀郎)