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2013年01月14日

由良町・興国寺の「天狗まつり」レポート【1/14(月)】

毎年1月の成人式の日は、由良町の興国寺「天狗まつり」が開催される日です。私も一度行きたいなと思っていましたが、今年ようやく行くことができましたので、そのレポートをお届けします。

「鷲峰山(じゅぶざん)興国寺」は、元々は、高野山金剛三昧院の願生(俗名・葛山景倫)が主君であった鎌倉幕府三代将軍の源実朝を弔うために1227年に真言宗「西方寺」として建立されたお寺だそうです。
その後、願生は宋の留学から帰った心地覚心(法燈国師)を1258年に招き開山とし宗旨を禅宗に改め「関南第一禅林」として大いに栄えました。1340年に後村上天皇より「興国寺」の寺号を賜ったそうです。
また、法燈国師は宋から尺八を伝え、禅と尺八を結びつけたことから、興国寺は虚無僧の総本山、尺八の寺としても知られています。
さらに、法燈国師は、宋の径山寺(きんざんじ)で作られていた「味噌」の製法を伝え、さらに味噌桶の隅に溜まった汁が「醤油」に発展していくことから、興国寺は「味噌・醤油」の発祥の寺としても有名です。
日本初がひとつあるだけでもすごいのに、虚無僧に尺八に味噌に醤油にと4つもあるお寺は、日本広といえどもなかなか見つからないですよね。

今朝から和歌山県内には暴風波浪警報が発令されていたため、私がJR紀伊由良駅に着いた正午過ぎにはまだ雨が降っていましたが、次第に雨もやみ、何とか午後1時過ぎには雨も上がりました。
紀伊由良駅から歩いて10分ほどで、興国寺に到着です。禅宗の寺だけあって、派手さはありませんが、境内全体が凛とした空気に包まれています。


本堂の左手奥に「天狗堂」があり、巨大な羽うちわとともに、大天狗が祀られています。


昔火災にあった興国寺に、上州赤城山の天狗がやってきて一晩のうちに建て直したという伝説があるほか、天狗に関する様々な言い伝えがあるそうです。その天狗にあやかって行われるのが「天狗まつり」です。祭りはまず天狗堂での祈祷から始まります。虚無僧たちの尺八の演奏の中、大天狗、中天狗、小天狗がお堂に入り、僧侶が般若心経を唱えます。


祈祷が終わると、一同天狗堂から山門下の天狗舞台へと移動します。時代劇さながらの首まで隠れる編み笠をかぶった虚無僧が尺八を吹きながら先頭を歩き、その後ろに大中小天狗が続きます。


いよいよお堂の再建を再現する天狗の舞の始まりです。まず大天狗の舞が披露されます。


大天狗は中・小天狗たちに向かって、「しっかりお堂を建設するように!」と指示しているように見えますね。なかなかユーモラスです。


続いて中天狗たちの踊りです。大きなノコギリやノミ、木槌などの大工道具を手にした中天狗たちが、力を合わせてお堂を建設する様子が表現されます。演じるのは近隣の若者たち。声を出しながら飛び跳ねるように踊る姿に、観客から笑みや拍手が巻き起こります。


次は小天狗たちも手に棒を持って、お堂の建設に協力していきます。こちらも近隣の子どもたちですね。とても可愛らしいです。


最後にもう一度大天狗が登場し、お堂の完成を確認する舞を踊って、「天狗の舞」は無事終了、観客から大きな拍手が巻き起こりました。

そして、お祭りの最後はやはり「餅まき」ですね。餅投げ役は、天狗役を務めた子供たちです。今度はお面をはずして登場です。


ここの餅まきの特徴は、50cmを超える細長く大きなお餅で、食紅でさまざまな言葉が書かれています。最初は、その大きなお餅を投げて餅まきが始まります。


雨は止んでいましたが、かわりにお餅が雨のように降り注ぎ、境内は餅を拾う人々の大きな歓声に包まれました。


以上で、興国寺「天狗まつり」のレポートはおしまいです。私は、天狗の舞や餅まきを見て、興国寺の「天狗まつり」は、地域の人々にも愛されている祭りだなとつくづく感じました。もちろん、観光客として参加しても、とても面白いお祭りです。皆さんも歴史と文化あふれる興国寺にぜひ一度お出かけください!!

(文責:広報課 林 清仁)
  
Posted by 広報ブログ編集長 at 22:32Comments(0)観光・自然

2013年01月14日

平成25年消防出初式が行われました!【和歌山市】

新しい年を迎え、和歌山県内の各市町村において消防出初式が行われています。
本日(1/13)も、和歌山市や海南市、有田市をはじめ、県内5市町で開催されました。
その中で、和歌山市消防出初式を取材しましたのでレポートします。

和歌山市消防出初式は、和歌山城内の“砂の丸広場”において、消防職員や消防団員、医師会、民間救援隊など、総勢2,527人消防車両23台が参加して行われました。


『安心・安全を実感できる和歌山市』の実現をめざし、日夜尽力いただいている消防職員や消防団員、消防関係者が一堂に会し、今年の防火・防災への決意を新たにされました。




式典では消防音楽隊のパレードや高度救助隊による高層ビルを想定した救助訓練などが披露されました。消防音楽隊については、昨年「機能別消防団員」としての隊員が新たに加わったことで、規模、質ともに一段とパワーアップしたパレードを披露され、また、音楽隊だけではなくカラーガード隊までもが編成され、華やかな雰囲気を演出していました。

高度救助隊による救助訓練については、申し上げるまでもなく、その圧倒的なテクニックと機敏さで高所からの人命救助を披露いただき、見学者を驚かせてくれました。




その他にも、幼年消防クラブによる鼓笛演奏や、ふれあいコーナーでの消防車両の展示防火服の着装体験なども来場者を楽しませていました。

今年の出初式では、数日前に配備されたばかり(まだ現場には出動したことがないとのこと)の最新鋭大型はしご車「普賢」が初お披露目され、その圧倒的な存在感で来場者を驚かせており、また、昨年10月に県内初として配備された燃料補給車や指揮隊車、そして大災害の際に消火・救助活動を支えるサポートカーなども展示され、注目を集めていました。




式典終了後、和歌山城の堀端では、今年一年の無火災・無事故を祈願した消防部隊による放水演技が行われ、中でも、「一斉放水」や大空(未来)に羽ばたく水鳥(白鳥)をイメージした「スワン放水」など、見応えのあるシーンでは見学者から大きな歓声が上がっていました。





なお、放水演技終了後には、消防音楽隊によるミニコンサートが行われ、映画『バックドラフト』のテーマや『ドラえもん』、嵐の主題歌などを演奏されました。今日のコンサートでは、60名を超える隊員による演奏でしたが、3月をもって19名もの隊員が音楽隊を卒業(退職)されるとのこと。よって、これほどまで大人数での演奏は今回が最初で最後とのことでした。退職される皆さん、これまでの長い間、音楽を通しての防火・防災啓発活動、本当にお疲れ様でした。



消防出初式を見学し、消防に対する力強さ・安心感を覚えずにはいられませんでした。これからも、我々一人ひとりが火事を出さないよう、災害に巻き込まれないよう心掛けるのは当然のことですが、万が一の際には、住民の生命、身体、財産を守ってくれる“有難い存在”としてご活躍いただきますようお願い致します。


(文責:広報課 黒田充昭)
  

Posted by チーム県民の友K at 01:10Comments(0)イベント・地域振興