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2013年10月12日

東京の紀州散策(19)井沢弥惣兵衛が開いた見沼代用水④

これまで3回に分けてご紹介してきました、江戸時代の治水家で「紀州流」土木技術の祖といわれる井沢弥惣兵衛為永(いざわ やそうべえ ためなが)が開いた見沼代用水(みぬまだいようすい)を訪ねるシリーズですが、いよいよ第4回で最終回を迎えます。
第4回は、見沼代用水東縁(ひがしべり)のレポートです。下の見沼代用水全体図では、「④見沼代用水東縁 28.4km」と書かれている部分です。(下の地図をクリックすると拡大表示されます。)

より詳しい地図はGoogle マップ「見沼代用水」をご覧ください!!

見沼代用水は、上尾市瓦葺で西縁と東縁の二手に分かれます。このうち東縁はほぼ南東の方向に進み、さいたま市見沼区、緑区を通って、川口市を縦断、最後は東京都足立区まで続いています。今回も分岐箇所から下流へと下っていきたいと思います。

分岐してすぐの東縁は、水田地帯を流れていきます。稲刈りを終えた水田が広がっていて、遠くにはJR東北本線の線路が見えます。


分岐から1.5kmほど下流で、さいたま市見沼区に入ります。見沼区は旧大宮市東部で、芝川と代用水東縁に囲まれた台地が中心です。昭和30年代から宅地化が進み、現在は首都圏のベッドタウンとなっているところです。見沼代用水東縁も住宅地を流れていきます。ちょうどコスモスの花の時期で、とてもきれいです。


分岐から約7km、七里(ななさと)総合公園を過ぎたところで、風景が一変します。このあたりは、代用水が開かれたあとに作られた「加田屋新田」と呼ばれる場所で、「見沼田んぼ」が最もよく保存されている場所です。まだ稲刈り前なので、黄金色の稲穂がきれいですね。


実は、ここ「加田屋新田」は、和歌山と非常にゆかりの深い場所なのです。この地を開墾した坂東家紀州名草郡加太村(現在の和歌山市加太)出身で、江戸時代の初め日本橋で干鰯(肥料)問屋を営む商人で、故郷の地名をとって屋号を「加田屋」といいました。その加田屋が開いた新田なので、加田屋新田という名前なのです。

さいたま市ホームページの「坂東家と加田屋新田」によれば、見沼代用水が開かれたとき、坂東家の三代当主助右衛門尚常がこの地の新田開発を幕府に願い出て許可されます。そして65町2反余(約65ヘクタール)を開発し、江戸での屋号をとって「加田屋新田」と命名し、代々この地の名主を務めるとともに、このあたりの代用水の見まわり役を幕末まで務めます。また、13代目新助、14代目貞市は、大正から昭和にわたり、北足立郡片柳村の村長を務めたのだそうです。

見沼代用水東縁の西、加田屋川を越えた台地に、安政4年(1857)に建築された旧坂東家住宅が残されています。現在は「旧坂東家住宅見沼くらしっく館」として一般公開されています。

(写真はさいたま市ホームページより転載。)

それにしても、流れる川は「加田屋川」、地名は「見沼区加田屋」「見沼区加田屋新田」ですから、埼玉県内に和歌山市加太の飛び地があるような感じがします。見沼代用水関係では、井沢弥惣兵衛はもちろん、前回のブログ「東京の紀州散策(18)井沢弥惣兵衛が開いた見沼代用水③」でご紹介した鈴木家など、紀州出身の人々が大活躍してきたことを知り、とても嬉しくなりました。

さて、見沼代用水の加田屋新田沿いに「見沼弁財天」があります。井沢弥惣兵衛は、見沼代用水を開いた際に、水路沿岸の要所に弁天社を祀り、水路の安定と豊作を祈願したそうです。このような弁天社が7箇所あったことから、総称して「見沼七弁天」と呼ばれています。「東京の紀州散策(17)井沢弥惣兵衛が開いた見沼代用水②」では「見沼弁財天(別名 星川弁天)」をご紹介しましたが、ここの見沼弁財天は、溜井弁天と呼ばれています。現在の社殿は昭和54年に建築されたものです。


それにしても、このあたりの水田風景は見事です。西縁沿いは畑が多かったのですが、東縁沿いは水田がしっかりと残っています。東京からすぐ近くの政令指定都市にこんなところがあるのは驚きです。私のように田んぼの真ん中で育った人間にとっては、なつかしい風景ですが、都会の人々にとっては、癒しの風景になるのでしょう。土手沿いの彼岸花は咲き終わったところでした。あと1週間早ければきっと赤い絨毯のように見えたでしょうね。


さいたま市見沼区から緑区に入ってすぐのところに「見沼自然公園」がありますが、そのほぼ中央には、井沢弥惣兵衛為永の銅像が建てられています。建立されたのは平成17年ですからつい最近ですが、現在でも井沢弥惣兵衛が、この地の人々に尊敬されていることの表れだと思います。さいたま市の小学校では、歴史の副読本で井沢弥惣兵衛のことを勉強するそうなので、当然のことかも知れません。


この後、『東京の紀州散策(14)井沢弥惣兵衛が開いた「見沼通船堀」』でご紹介した見沼通船堀までの間は、水田や畑地が続きます。水路沿いのフェンスに刈り取った稲を干している面白い風景がありましたのでご紹介します。


見沼通船堀を過ぎると、見沼代用水東縁は川口市を縦断しますが、西縁同様に、水路の両側には農地はなくなり、住宅地が続きます。水路沿いの桜並木は延々と続いています。


そして、いよいよ水路の終点、東京都足立区の舎人堰(とねりぜき)水門に到着です。この写真は、下流側から撮った写真です。


以前は見沼代用水は足立区古千谷本町の「はんの木橋」付近まで続いていたのですが、宅地化により周辺に農地がなくなったため、その流路跡約1.7kmが「見沼代親水公園」として昭和59年3月に区民の憩いの場として整備されました。代用水は役割を変えて生まれ変わったわけです。



足立区郷土博物館ホームページの「見沼代用水」の項目に、昭和30年代の「はんの木橋」付近の航空写真が掲載されています。今は宅地しかありませんが、この当時は水田地帯だったのですね。

(写真は足立区郷土博物館ホームページより転載)

4回にわたってご紹介してきた「見沼代用水」、いかがでしたか。流域をずっと巡って感じたことは、井沢弥惣兵衛の残した代用水が、300年近く経った今日も人々の生活に大きく関わっていることです。また、井沢弥惣兵衛以外にも、多くの紀州出身の人たちが、この地に足跡を残していることを改めて知らされました。
私たちも、紀州の先達に負けないように和歌山のために頑張りたいなと、決意を新たにしました。

最後に、井沢弥惣兵衛為永についてもっと深く知りたいという方のために、井澤弥惣兵衛為永翁銅像建立委員会が平成17年に作成した記念誌「井沢弥惣兵衛」をご紹介します。絵本ではありますが、子供のころの弥惣兵衛のエピソード、紀州藩時代の業績、見沼代用水やその他の用水の整備について、詳しく掲載されていますので、この機会にぜひご覧ください。(PDFファイルで見ることができます。)


(文責:東京事務所 林 清仁)

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Posted by 広報ブログ編集長 at 16:47│Comments(0)東京事務所通信
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