2012年10月11日
横浜の中学生が醤油発祥の地・湯浅町を体感
有田振興局企画産業課です。
10月9日に、横浜の公文国際学園中等部の生徒25名が、湯浅町を訪問してくれました。
2名の先生が引率されていましたが、先生にお伺いすると、同校では修学旅行とは呼ばず、日本文化体験と呼んでいるそうで、生徒自らがコース・研究テーマを設定し、学年全体でプレゼンテーションを行い、その中から選ばれた6つのテーマに沿って、見学・体験をしていくとのことです。今回は、醤油コースを選択した生徒さんが来てくれました。
都会の生活では見慣れないのか、JR湯浅駅に到着した生徒さん達は、まずその古い駅舎を珍しがってました。
一行は2班に分かれ、駅前多目的広場をスタートし、町内を見学していきます。案内役は、湯浅町商工会の谷中事務局長さんと、町役場の産業観光課の職員3名です。

立石茶屋・道標、深専寺などを見学しながら、湯浅町伝統的建造物群保存地区に入って行きます。
ここには、今なお古い建造物が多く残されており、醤油醸造をはじめ商工業の町として発展した街並みを散策することができます。ギャラリーとして生まれ変わった甚風呂で往年の銭湯の雰囲気を味わったり、お寺や古い店舗などを見学して回りました。

続いて、太田久助吟製さんで、金山寺味噌づくりの現場を見学です。
太田さんから、金山寺味噌の歴史とともに金山寺味噌の製法の説明を受けたあと、実際の味噌樽を見せてもらいました。普段はなかなか見学することができない味噌蔵を見学し、味噌樽の中身の味見までさせてもらって、生徒さんや先生もそのおいしさに満足げでした。

次に向かったのは、醤油醸造の老舗の角長さんです。
ここでも、普段は見学することができない醤油蔵を特別に見学させていただきました。事務員の本下さんの案内で、醤油づくりの工程を見学したあと、民具館と資料館を見学しました。案内役の本下さんの熱弁に、生徒さん達も熱心に聞き入ってました。

見学を終え、一行は宿泊先の国民宿舎湯浅城に向かうバスに乗り込みましたが、一旦は全員乗車したのに、おみやげを買い忘れたと言って10名ほどの生徒さんがバスを降り、猛ダッシュで角長さんに醤油を買いに走る場面も(笑)。
生徒さん達が自ら発案して実現したコースなので、事前に色々と勉強されていたようで、皆さん真剣なまなざしで見学されていたのが印象的でした。
明日以降、一行は大阪、兵庫、岐阜と移動して、醤油工場等を見学していくとのことです。
修学旅行で有田地域に訪問していただくことは、まだまだ少ないのですが、もっと多くの学校が有田地域に来ていただけるよう、管内市町や関係機関とともに取り組んでいきたいと思います。
(文責:有田振興局企画産業課 古糸昭洋)
10月9日に、横浜の公文国際学園中等部の生徒25名が、湯浅町を訪問してくれました。
2名の先生が引率されていましたが、先生にお伺いすると、同校では修学旅行とは呼ばず、日本文化体験と呼んでいるそうで、生徒自らがコース・研究テーマを設定し、学年全体でプレゼンテーションを行い、その中から選ばれた6つのテーマに沿って、見学・体験をしていくとのことです。今回は、醤油コースを選択した生徒さんが来てくれました。
都会の生活では見慣れないのか、JR湯浅駅に到着した生徒さん達は、まずその古い駅舎を珍しがってました。
一行は2班に分かれ、駅前多目的広場をスタートし、町内を見学していきます。案内役は、湯浅町商工会の谷中事務局長さんと、町役場の産業観光課の職員3名です。

立石茶屋・道標、深専寺などを見学しながら、湯浅町伝統的建造物群保存地区に入って行きます。
ここには、今なお古い建造物が多く残されており、醤油醸造をはじめ商工業の町として発展した街並みを散策することができます。ギャラリーとして生まれ変わった甚風呂で往年の銭湯の雰囲気を味わったり、お寺や古い店舗などを見学して回りました。

続いて、太田久助吟製さんで、金山寺味噌づくりの現場を見学です。
太田さんから、金山寺味噌の歴史とともに金山寺味噌の製法の説明を受けたあと、実際の味噌樽を見せてもらいました。普段はなかなか見学することができない味噌蔵を見学し、味噌樽の中身の味見までさせてもらって、生徒さんや先生もそのおいしさに満足げでした。

次に向かったのは、醤油醸造の老舗の角長さんです。
ここでも、普段は見学することができない醤油蔵を特別に見学させていただきました。事務員の本下さんの案内で、醤油づくりの工程を見学したあと、民具館と資料館を見学しました。案内役の本下さんの熱弁に、生徒さん達も熱心に聞き入ってました。

見学を終え、一行は宿泊先の国民宿舎湯浅城に向かうバスに乗り込みましたが、一旦は全員乗車したのに、おみやげを買い忘れたと言って10名ほどの生徒さんがバスを降り、猛ダッシュで角長さんに醤油を買いに走る場面も(笑)。
生徒さん達が自ら発案して実現したコースなので、事前に色々と勉強されていたようで、皆さん真剣なまなざしで見学されていたのが印象的でした。
明日以降、一行は大阪、兵庫、岐阜と移動して、醤油工場等を見学していくとのことです。
修学旅行で有田地域に訪問していただくことは、まだまだ少ないのですが、もっと多くの学校が有田地域に来ていただけるよう、管内市町や関係機関とともに取り組んでいきたいと思います。
(文責:有田振興局企画産業課 古糸昭洋)
Posted by ふっちゃん at 09:56│Comments(4)
│地域情報
この記事へのコメント
娘たちが大変お世話になりました。とても良い経験となり、我が家では醤油が更に身近になりました。
Posted by kate at 2012年10月27日 11:50
こちらこそ湯浅町へお越しいただきまして、ありがとうございました。
生徒の皆さんが湯浅町の醤油に関心を持っていただけたことは、うれしい限りです。
これを機会に、湯浅の醤油を買っていただいたり、湯浅町にまたお越しいただければ幸いです。
湯浅町の醤油のおいしさや歴史と町並みについて、多くの方に知っていただけるよう、今後も取り組んでまいります。
生徒の皆さんが湯浅町の醤油に関心を持っていただけたことは、うれしい限りです。
これを機会に、湯浅の醤油を買っていただいたり、湯浅町にまたお越しいただければ幸いです。
湯浅町の醤油のおいしさや歴史と町並みについて、多くの方に知っていただけるよう、今後も取り組んでまいります。
Posted by 古糸昭洋 at 2012年10月29日 19:16
大変よくしていただきありがとうございました。この企画をはじめてはや一年たってのようやくの実現でした。湯浅のことは私も今回娘の企画からはじめて知り、行きたいな~とぼやいてみたら、まさかついてこないでしょうねと、釘をさされてしまいました。いつか、大人の遠足でおとずれてみたいと思います。夜のミーティングでは、醤油の海外進出はどう思うか意見が出過ぎまとまらず結論はだせなかったようです。結論出せずとも、いろいろ考えたことはとても良い経験になったと思います。これも湯浅町の皆さまのあたたかい目と熱い語りのおかげと思います。本日こちらの画面を子どもより見せてもらったための、おくーれたお礼となりました。ほんとうにありがとうございました。これからも日本の伝統を守り、広めていってください。
追伸 湯浅町の醤油とスーパーの醤油を並べて食卓にだしてはいけないと、子どもたちが話しているようです。中学生にも味の違いがはっきりわかるようです。
追伸 湯浅町の醤油とスーパーの醤油を並べて食卓にだしてはいけないと、子どもたちが話しているようです。中学生にも味の違いがはっきりわかるようです。
Posted by 高木真理子 at 2012年11月02日 22:54
コメントありがとうございました。
生徒さん達は、夜になっても湯浅の醤油について議論を交わしていただいたということであり、大変有難く思っております。
最近では、海外のメディアの方々も取材に訪れてくれますし、国内外に湯浅の醤油のおいしさをもっと知っていただければと考えています。
今回の企画で湯浅町の事をお知りになったとのことですが、湯浅町では醤油や金山寺味噌づくりを中心に発展した古い町並みを散策することができます。
大人の方も楽しめる味わい深い町ですので、是非一度湯浅町へお越し下さい。
生徒さん達は、夜になっても湯浅の醤油について議論を交わしていただいたということであり、大変有難く思っております。
最近では、海外のメディアの方々も取材に訪れてくれますし、国内外に湯浅の醤油のおいしさをもっと知っていただければと考えています。
今回の企画で湯浅町の事をお知りになったとのことですが、湯浅町では醤油や金山寺味噌づくりを中心に発展した古い町並みを散策することができます。
大人の方も楽しめる味わい深い町ですので、是非一度湯浅町へお越し下さい。
Posted by 古糸昭洋 at 2012年11月05日 19:34
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