2012年05月23日
地震封じの神様?!有田川町の石垣尾神社ご紹介!
有田振興局企画産業課です。
先日、有田地域の地元紙に「地震封じの神さん石垣尾神社
という記事が掲載されました。
記事によれば、有田川町吉原にある石垣尾神社は、地震を封じる神様がいるということです。
天武天皇の時代(西暦683年頃)、各地で地震が頻発し、有田地方でも大きな被害が続出。そんな時「丹比の遠智」という神通力のある人物が、地震を鎮めようと発念。3日3晩一睡もせず、食事を絶って祈祷したところ、4日目の朝に高い赤鼻の霊神が出現し、不思議なことに地震がピタッとやんだそうです。村人たちは、出現した高い赤鼻の霊神こそ「地震の神」として崇めてきたが、月日の経過とともに、故事来歴も忘れられたのではないか、ということでした。
そこで今回、石垣尾神社の地震封じについて、神社の宮司さんにお話を伺いに行ってきました。

石垣尾神社は金屋テニス公園近くの小高い山の上にあり、108段の石段を登った先にあります。

ちなみにこの石段ですが、地元出身でプロ野球界で大活躍した東尾修氏や吉井理人氏が学生の頃、この石段を駆け上がり、下半身の強化に努めたそうです。
(石段を登るだけでもかなりしんどかったです)
石段を登ると、鬱蒼と茂る木立の中、斜面に古い社殿が建てられていました。

宮司さんのお話では、神社の由来に地震封じについての記載があるのだそうです。和歌山県神社庁の石垣尾神社のページの由来が掲載されています。古文ですが地震封じに関する部分を転載させていただきます。
巨石で地震を封じる「要石」は、茨城県の鹿島神宮など全国にあるようですが、霊験により地震を封じたという言い伝えはあまり聞きません。石垣尾神社の由来はとても貴重なものなのでしょう。
これからの時期はあじさいが咲き乱れ、石垣尾神社下にある若者広場では、毎年6月に「あじさいまつり」が開催されており、約4万本のあじさいで彩られます。


第6回目を迎える今年のあじさいまつりは、6月10日(日)午前10時から、大正琴や地元の子ども達による演奏会やのど自慢大会のほか、あじさいの写真撮影会などを予定しているそうです。
皆さんも、「地震封じ?」も兼ねて、ぜひ石垣尾神社とあじさいまつりに足をお運びください!!
(文責:有田振興局企画産業課 古糸昭洋)
先日、有田地域の地元紙に「地震封じの神さん石垣尾神社
という記事が掲載されました。
記事によれば、有田川町吉原にある石垣尾神社は、地震を封じる神様がいるということです。
天武天皇の時代(西暦683年頃)、各地で地震が頻発し、有田地方でも大きな被害が続出。そんな時「丹比の遠智」という神通力のある人物が、地震を鎮めようと発念。3日3晩一睡もせず、食事を絶って祈祷したところ、4日目の朝に高い赤鼻の霊神が出現し、不思議なことに地震がピタッとやんだそうです。村人たちは、出現した高い赤鼻の霊神こそ「地震の神」として崇めてきたが、月日の経過とともに、故事来歴も忘れられたのではないか、ということでした。
そこで今回、石垣尾神社の地震封じについて、神社の宮司さんにお話を伺いに行ってきました。

石垣尾神社は金屋テニス公園近くの小高い山の上にあり、108段の石段を登った先にあります。

ちなみにこの石段ですが、地元出身でプロ野球界で大活躍した東尾修氏や吉井理人氏が学生の頃、この石段を駆け上がり、下半身の強化に努めたそうです。
(石段を登るだけでもかなりしんどかったです)
石段を登ると、鬱蒼と茂る木立の中、斜面に古い社殿が建てられていました。

宮司さんのお話では、神社の由来に地震封じについての記載があるのだそうです。和歌山県神社庁の石垣尾神社のページの由来が掲載されています。古文ですが地震封じに関する部分を転載させていただきます。
古来当神社には社殿なく唯神石を以て神体とし拝殿のみを建立しありしが、人皇四十代天武天皇の御宇白鳳十三年十月より諸国大地震にて名所旧跡及び田畑等崩壊せり、当郡も甚だしく震比人民大いに苦しむ。
千時丹比の大臣島の弟に丹比の遠智と云る人此を治め、比所に館せしが生得敬心深く遂に発起にて大願を企て祈請する事三日三夜、然處満願の朝鼻高赤く霊神降臨ありて企救の荘其際限を踏静め今より此床中石垣居に等しと示し賜ふと思へば、告夢の暁覺と倶に地震は忽然止りぬ。
依て神功の侭石垣尾大神と称し奉り、社殿を建立し深く崇敬する事となれり。
此を以て荘名企をも改めて石垣と云ふ。
巨石で地震を封じる「要石」は、茨城県の鹿島神宮など全国にあるようですが、霊験により地震を封じたという言い伝えはあまり聞きません。石垣尾神社の由来はとても貴重なものなのでしょう。
これからの時期はあじさいが咲き乱れ、石垣尾神社下にある若者広場では、毎年6月に「あじさいまつり」が開催されており、約4万本のあじさいで彩られます。


第6回目を迎える今年のあじさいまつりは、6月10日(日)午前10時から、大正琴や地元の子ども達による演奏会やのど自慢大会のほか、あじさいの写真撮影会などを予定しているそうです。
皆さんも、「地震封じ?」も兼ねて、ぜひ石垣尾神社とあじさいまつりに足をお運びください!!
(文責:有田振興局企画産業課 古糸昭洋)
Posted by ふっちゃん at 17:29│Comments(0)
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