2015年03月11日
「粉河とんまか雛通り」が開催中です(~3/31)
紀の川市粉河で、桃の節句の3月3日に、子どもの健やかな成長と、市民の安全と幸せを願って「紀の川流し雛」が行われました。
「雛流し」といえば、和歌山市加太の淡嶋神社が有名ですが、粉河で続く「紀の川流し雛」は、西国第三番札所・粉河寺の伝統行事「お雛様」祈願祭と、地元の風市神社に伝わる、人型に切った紙を紀の川に流し、身のけがれや不幸を洗い流す風習が合体し、昭和57年から行われている行事です。
この粉河のまちで、3月31日まで、町中に沢山の雛人形を飾るイベント「粉河とんまか雛通り」が開催されています。
以前、当リレーブログ「門前町粉河は雛色に染まります!」でもお知らせしましたが、今回は会場のひとつである古民家・山﨑邸の様子をご紹介します。
古民家・山﨑邸は、1917年(大正6年)、当時和歌山市内で綿織物(ネル)の生産業を営んでいた山﨑栄助氏と栄吉氏が、1600平方メートルの敷地に建てた木造2階建ての近代和風建築です。
「傘天井」と呼ばれる造りの部屋や和洋折衷のデザインの階段など、今ではなかなか見ることのない珍しい造りが残っています。

(傘天井の間)
(参考:当リレーブログ『古民家「山﨑邸」内のカフェがリニューアルオープン』)
玄関を入ると正面奥の部屋には、立派な7段の雛人形が飾られています。

イベントの実行委員の方にお話を伺うと、この雛人形は、「有職雛」という公家の装束を忠実に写して作ったもので、お雛様は高貴な色といわれる紫に染められた絹織物を羽織り、雛壇は全て漆塗りで出来ているそうです。
雛壇の前に座って見上げると、お雛様がほほ笑んでいるように見えました。

上の写真は、壁に金唐紙を貼った豪華な部屋に飾られていて、雛人形の美しさと相まってとても綺麗でした。

中には、江戸時代、明治時代の雛人形も飾られています。
山﨑邸には、雛人形の他に、お雛様やひな祭りの思い出を描いた絵手紙コンクールの入賞作品も展示されています。
ゆっくりとご覧いただけますので、是非お越しください。
山﨑邸の他にも、粉河寺やとんまか通り商店街にたくさんのお雛様が飾られていますので、この機会に粉河のまちを散策してみてはいかがでしょうか
【期間】平成27年2月23日(月)~3月31日(火)10:00~16:00
【会場】とんまか通り、古民家山﨑邸、旧南丘家住宅、粉河寺、粉河産土神社、十禅律院
【お問い合わせ先】
粉河とんまか雛通り実行委員会(TEL:0736-73-2246)
観光特産センターこかわ(TEL:0736-73-8500)
(文責:那賀振興局企画産業課 河浪沙也加)
「雛流し」といえば、和歌山市加太の淡嶋神社が有名ですが、粉河で続く「紀の川流し雛」は、西国第三番札所・粉河寺の伝統行事「お雛様」祈願祭と、地元の風市神社に伝わる、人型に切った紙を紀の川に流し、身のけがれや不幸を洗い流す風習が合体し、昭和57年から行われている行事です。
この粉河のまちで、3月31日まで、町中に沢山の雛人形を飾るイベント「粉河とんまか雛通り」が開催されています。
以前、当リレーブログ「門前町粉河は雛色に染まります!」でもお知らせしましたが、今回は会場のひとつである古民家・山﨑邸の様子をご紹介します。
古民家・山﨑邸は、1917年(大正6年)、当時和歌山市内で綿織物(ネル)の生産業を営んでいた山﨑栄助氏と栄吉氏が、1600平方メートルの敷地に建てた木造2階建ての近代和風建築です。
「傘天井」と呼ばれる造りの部屋や和洋折衷のデザインの階段など、今ではなかなか見ることのない珍しい造りが残っています。
(傘天井の間)
(参考:当リレーブログ『古民家「山﨑邸」内のカフェがリニューアルオープン』)
玄関を入ると正面奥の部屋には、立派な7段の雛人形が飾られています。
イベントの実行委員の方にお話を伺うと、この雛人形は、「有職雛」という公家の装束を忠実に写して作ったもので、お雛様は高貴な色といわれる紫に染められた絹織物を羽織り、雛壇は全て漆塗りで出来ているそうです。
雛壇の前に座って見上げると、お雛様がほほ笑んでいるように見えました。
上の写真は、壁に金唐紙を貼った豪華な部屋に飾られていて、雛人形の美しさと相まってとても綺麗でした。
中には、江戸時代、明治時代の雛人形も飾られています。
山﨑邸には、雛人形の他に、お雛様やひな祭りの思い出を描いた絵手紙コンクールの入賞作品も展示されています。
ゆっくりとご覧いただけますので、是非お越しください。
山﨑邸の他にも、粉河寺やとんまか通り商店街にたくさんのお雛様が飾られていますので、この機会に粉河のまちを散策してみてはいかがでしょうか

【期間】平成27年2月23日(月)~3月31日(火)10:00~16:00
【会場】とんまか通り、古民家山﨑邸、旧南丘家住宅、粉河寺、粉河産土神社、十禅律院
【お問い合わせ先】
粉河とんまか雛通り実行委員会(TEL:0736-73-2246)
観光特産センターこかわ(TEL:0736-73-8500)
(文責:那賀振興局企画産業課 河浪沙也加)
この記事へのコメント
ご紹介いただきありがとうございます。「人の通らなかった商店街に人が通っている」「お雛さんを見ながらの会話が増えた」「町が華やかになった」と地元の方たちが喜んでくれています。「来年も続けてください」とのお声もいただきました。今年の成果と課題を整理するのは4月に入ってからですが、手応えは感じています。 粉河とんまか雛通り実行委員会世話人 池田香弥
Posted by 池田香弥 at 2015年03月12日 00:04
池田様、コメントありがとうございます。
今回の「粉河とんまか雛通り」のご盛況、おめでとうございます。
初めてのイベントを開催するにあたり、実行委員会の皆様におかれましては準備等大変だったと思います。
このイベントがきっかけとなり、地元が賑わい、歴史ある粉河のまちをより多くの方に知っていただければとご期待申し上げます。
また、来年以降も引き続き、地元のイベントとして開催いただき、その際には当振興局も大変微力ではありますが、広報・周知などでお役に立つことがあればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
那賀振興局企画産業課 河浪沙也加
今回の「粉河とんまか雛通り」のご盛況、おめでとうございます。
初めてのイベントを開催するにあたり、実行委員会の皆様におかれましては準備等大変だったと思います。
このイベントがきっかけとなり、地元が賑わい、歴史ある粉河のまちをより多くの方に知っていただければとご期待申し上げます。
また、来年以降も引き続き、地元のイベントとして開催いただき、その際には当振興局も大変微力ではありますが、広報・周知などでお役に立つことがあればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
那賀振興局企画産業課 河浪沙也加
Posted by 那賀振興局企画産業課H
at 2015年03月17日 09:54

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