2013年05月09日
「花王ミュージアム」見学記(東京・墨田区)
昨日(5/8)、東京都墨田区の花王株式会社・すみだ事業場内にある「花王ミュージアム」の見学に行ってきましたので、そのレポートをお届けします。
花王株式会社といえば、和歌山市に和歌山工場があるため、和歌山の皆さんはとてもなじみの深い会社ですね。私も一昨年、和歌山工場内に新しくできた「花王エコラボミュージアム」にお邪魔して、その時の様子はこのブログにも『「いっしょにeco!」花王和歌山工場の新施設訪問!』とご紹介させていただきました。この時には、花王の環境への取り組み「いっしょにeco!」に強く感銘を受けたのですが、そんな中で、環境・安全推進本部副本部長の堂園正毅さんから、ぜひ東京の「花王ミュージアム」も見てほしいとのお誘いがあり、見学が実現しました。
花王・すみだ事業場は、JR総武線「亀戸」駅より徒歩約15分の場所にあります。ここからの東京スカイツリーの眺めは素晴らしく、撮影スポットにもなっているそうです。写真右側の建物が「花王ミュージアム」のあるすみだ事業場です。
最初に堂園副部長にご挨拶をした後、見学担当の倉島さんにミュージアムの案内をしてもらいました。私たちは花王の製品といえば、石けんや衣類の洗剤などのイメージが強いですが、現在の売り上げは、化粧品を中心としたビューティーケア事業が44.2%で最大なのだそうです。あと驚いたのは、産業向けのケミカル事業が全体の17.3%を占めているのだそうです。たとえば、カラーコピーのトナー(インク)は世界の1/3のシェアを持っているとのこと。意外な事業があることに驚きです。
すみだ事業場は全国に9つある花王の工場のうち、もっとも古い工場なのだそうです。工場としては小さいですが、現在は化粧品などビューティーケア事業の工場部門と研究部門、お客様からの相談を受けるカスタマーサービス部門、そして会社全体の事務などを担当する事業部門などが置かれていて、入社式などもここで行われるそうです。ちなみに、和歌山工場は花王の工場の中では最大で、主としてアタックなどの衣料用洗剤を作る主力工場だそうです。
ミュージアムは撮影禁止とのことでしたので、内部の様子は「花王ミュージアム」ホームページの写真をご覧ください。
こちらのミュージアムは、主に洋の東西の清浄文化についての歴史や、花王株式会社の歩みなどを中心に展示が展開しています。1890年に「花王石鹸」の販売を開始してからの様々な花王の製品の歴史を知ることができます。私のように昭和30年代生まれの人間にとっては、子どもの頃によく見ていた製品やコマーシャルなどが次々に出てきて、懐かしく興味深い展示に、思わず時間が経つのを忘れるぐらいでした。
ちょうど修学旅行で東京を訪れていた中学生のグループも工場見学に訪れていました。事前予約は必要ですが、こんな形で東京を楽しむ方法もあるのだな、と感心した次第です。
私が特に感心したのは、お客様からの相談を受けるカスタマーサービス部門の対応の話です。ここでは日々の商品に対する苦情や相談に対応するのはもちろん、お客様からの様々な声を集める仕事も行っていて、意見は翌日には生産現場や研究所に伝えられるようになっているそうです。また、商品以外の情報に対する問い合わせも多いようで、テレビCMに出演している女優さんの着ている服のブランドなどの問い合わせにも応えられるようにしているそうです。「すすぎ1回」で済むアタックneoの発売時には、各メーカーの洗濯機のカタログを取り寄せ、すすぎ1回の設定方法を調べてお客様の質問に答えるなどしていたそうです。私たち県庁職員もこのような努力を見習わなければならないな、と痛感しました。
見学に要した時間は2時間近く、花王にまつわる様々なエピソードや、企業の姿勢など、楽しいお話をお伺いしながら、あっという間に過ぎてしまいました。和歌山工場があるということで、少しえこひいきかも知れませんが、ますます花王という会社が好きになりました。案内をしていただいた堂園副本部長、倉島さん、本当にありがとうございました。
最後に、「和歌山の皆さんなら、ミュージアムの見学はいつでも大歓迎です!!」という力強いお言葉をいただきましたので、和歌山の皆さんも東京にお越しの際には、東京スカイツリー見学と同時に、ぜひ花王ミュージアムにも立ち寄ってみてください。
また、以前もご紹介した和歌山工場内にある「花王エコラボミュージアム」にもぜひ行ってみてください。花王のエコに対する取り組みや、エコをどのように製品に反映しているかなど、現在の花王の企業姿勢がわかるところですので、おすすめです。こちらもぜひ見学してみてください!!
和歌山にとってはとてもなじみが深い花王株式会社、和歌山県民として今後ますますの発展に注目したいと思います!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
花王株式会社といえば、和歌山市に和歌山工場があるため、和歌山の皆さんはとてもなじみの深い会社ですね。私も一昨年、和歌山工場内に新しくできた「花王エコラボミュージアム」にお邪魔して、その時の様子はこのブログにも『「いっしょにeco!」花王和歌山工場の新施設訪問!』とご紹介させていただきました。この時には、花王の環境への取り組み「いっしょにeco!」に強く感銘を受けたのですが、そんな中で、環境・安全推進本部副本部長の堂園正毅さんから、ぜひ東京の「花王ミュージアム」も見てほしいとのお誘いがあり、見学が実現しました。
花王・すみだ事業場は、JR総武線「亀戸」駅より徒歩約15分の場所にあります。ここからの東京スカイツリーの眺めは素晴らしく、撮影スポットにもなっているそうです。写真右側の建物が「花王ミュージアム」のあるすみだ事業場です。
最初に堂園副部長にご挨拶をした後、見学担当の倉島さんにミュージアムの案内をしてもらいました。私たちは花王の製品といえば、石けんや衣類の洗剤などのイメージが強いですが、現在の売り上げは、化粧品を中心としたビューティーケア事業が44.2%で最大なのだそうです。あと驚いたのは、産業向けのケミカル事業が全体の17.3%を占めているのだそうです。たとえば、カラーコピーのトナー(インク)は世界の1/3のシェアを持っているとのこと。意外な事業があることに驚きです。
すみだ事業場は全国に9つある花王の工場のうち、もっとも古い工場なのだそうです。工場としては小さいですが、現在は化粧品などビューティーケア事業の工場部門と研究部門、お客様からの相談を受けるカスタマーサービス部門、そして会社全体の事務などを担当する事業部門などが置かれていて、入社式などもここで行われるそうです。ちなみに、和歌山工場は花王の工場の中では最大で、主としてアタックなどの衣料用洗剤を作る主力工場だそうです。
ミュージアムは撮影禁止とのことでしたので、内部の様子は「花王ミュージアム」ホームページの写真をご覧ください。
こちらのミュージアムは、主に洋の東西の清浄文化についての歴史や、花王株式会社の歩みなどを中心に展示が展開しています。1890年に「花王石鹸」の販売を開始してからの様々な花王の製品の歴史を知ることができます。私のように昭和30年代生まれの人間にとっては、子どもの頃によく見ていた製品やコマーシャルなどが次々に出てきて、懐かしく興味深い展示に、思わず時間が経つのを忘れるぐらいでした。
ちょうど修学旅行で東京を訪れていた中学生のグループも工場見学に訪れていました。事前予約は必要ですが、こんな形で東京を楽しむ方法もあるのだな、と感心した次第です。
私が特に感心したのは、お客様からの相談を受けるカスタマーサービス部門の対応の話です。ここでは日々の商品に対する苦情や相談に対応するのはもちろん、お客様からの様々な声を集める仕事も行っていて、意見は翌日には生産現場や研究所に伝えられるようになっているそうです。また、商品以外の情報に対する問い合わせも多いようで、テレビCMに出演している女優さんの着ている服のブランドなどの問い合わせにも応えられるようにしているそうです。「すすぎ1回」で済むアタックneoの発売時には、各メーカーの洗濯機のカタログを取り寄せ、すすぎ1回の設定方法を調べてお客様の質問に答えるなどしていたそうです。私たち県庁職員もこのような努力を見習わなければならないな、と痛感しました。
見学に要した時間は2時間近く、花王にまつわる様々なエピソードや、企業の姿勢など、楽しいお話をお伺いしながら、あっという間に過ぎてしまいました。和歌山工場があるということで、少しえこひいきかも知れませんが、ますます花王という会社が好きになりました。案内をしていただいた堂園副本部長、倉島さん、本当にありがとうございました。
最後に、「和歌山の皆さんなら、ミュージアムの見学はいつでも大歓迎です!!」という力強いお言葉をいただきましたので、和歌山の皆さんも東京にお越しの際には、東京スカイツリー見学と同時に、ぜひ花王ミュージアムにも立ち寄ってみてください。
また、以前もご紹介した和歌山工場内にある「花王エコラボミュージアム」にもぜひ行ってみてください。花王のエコに対する取り組みや、エコをどのように製品に反映しているかなど、現在の花王の企業姿勢がわかるところですので、おすすめです。こちらもぜひ見学してみてください!!
和歌山にとってはとてもなじみが深い花王株式会社、和歌山県民として今後ますますの発展に注目したいと思います!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
Posted by 広報ブログ編集長 at 00:33│Comments(1)
│東京事務所通信
この記事へのコメント
20歳まで和歌山市で育ち子供のころ花王の工場の火災で油のタンクが爆発して空に大きなドーナツ型の煙が上がったのを記憶していますし、手話39年か40年の夏前に御社に行き、山梨県の塩山市一の瀬高橋という僻地で野菜の肥料に人糞をまく為、回虫の保有者が大量に発生していたので御社の洗剤をサンプルで50本頂き全家庭に配布し翌年には劇的に減少したことが記憶にあります。今は新川にすんでいますので、茅場町の御社の前を通るときにはいつもそのことをお0もいましています。頑張ってください。
Posted by 中井 進昭 at 2013年05月24日 15:42
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