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2013年05月03日

東京の紀州散策(2) 港区元赤坂の赤坂御用地と迎賓館赤坂離宮

東京の紀州散策第2弾は、港区元赤坂2丁目に広がる赤坂御用地迎賓館赤坂離宮です。


この場所は、地図で見てもおわかりのとおり、広大な緑地が広がっていますが、江戸時代には紀州徳川家の江戸屋敷(赤坂邸)だったところです。和歌山県社会経済研究所のホームページの「紀州 in 東京(紀州藩江戸屋敷)」にある古地図をみても、ほぼ同じ場所であることがわかります。


こちらは、和歌山県東京事務所のある都道府県会館15階の喫茶室から赤坂御用地の方を見た写真です。高層ビルにさえぎられてはいますが、ビルの向こうに広がる緑地が赤坂御用地ですので、その広大さがおわかりいただけると思います。


これだけ広い敷地ですので、歩いて一周するだけで1時間近くかかります。そこで私は昼休みを使って2日間に分けて散歩しましたので、その様子をレポートします。

散歩は赤坂御用地の南東側にある巽門からスタートです。赤坂御用地には皇太子殿下のお住まいである東宮御所をはじめ、秋篠宮邸など皇室の皆様のお住まいがあります。また、春と秋に園遊会が開かれる赤坂御苑もあります。今年の春の園遊会は4月17日に開催されたばかりですので、ニュースなどで映像をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、赤坂御苑は、紀州藩時代の「西園」という庭園が引き継がれたものです。

宮内庁ホームページの赤坂御用地の略図を見れば、この巽門の奥に秋篠宮邸があるようです。もちろん一般人は中には入れません。門には警官が常駐しています。それにしても立派な木ばかりですね。きっと紀州藩邸だった頃から植えられていたものに違いありません。


しばらく北へと歩いていくと、外堀通りに合流します。ここからは結構急な上り坂になっていますが、この坂は「紀之国坂(きのくにざか)」と呼ばれています。港区の設置した道標にはその名の由来がこう書かれています。
 「きのくにざか 坂の西側に江戸時代を通じて、紀州(和歌山県)徳川家の広大な屋敷があったことから呼ばれた。赤坂の起源とする説がある。」
和歌山県民としては、東京のど真ん中で紀之国坂に会えるとはとてもうれしいですね。しかも赤坂の起源かもしれないとすれば、これは自慢できそうです。


こちらは紀之国坂交差点。先日のレポート『東京の紀州散策(1) 千代田区紀尾井町の紀州藩屋敷跡』でご紹介した紀尾井坂を上ると紀之国坂交差点に出て来ます。


紀之国坂交差点を過ぎてすぐ左側に立派な木造の門が見えてきます。これは迎賓館東門です。もともとは紀州藩邸の建物の一部でしたが、明治末期に移築改修されたものだそうです。現在この地に残っている紀州藩邸時代の建物はこの東門だけですので、とても貴重な建物ですね。


さらに北へと歩いていくと、ご存じ迎賓館赤坂離宮が見えてきます。この建物は、明治42年(1909)に東宮御所として建設されたもので、当時日本の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の洋風建築物だそうです。平成21年(2009)には明治以降の文化財としては初めて国宝に指定されました。私も実物を見るのは初めてだったのですが、大きすぎて写真ではその華麗をお伝えすることはできません。この写真でお許しください。


迎賓館を過ぎると、道は大きく曲がって、南西へと向かいます。適度なアップダウンがあり、御用地側には信号は当然ありませんので、絶好のランニングコースです。私が散歩をしている間も、多くのランナーとすれ違いました。ちょうどこの写真の正面奥が東宮御所のある方向です。


南西へと歩き続けると、外苑東通りに出ます。この西側には有名なイチョウ並木や神宮球場のある神宮外苑が広がっています。外苑東通りを南東へと歩いていくと、ようやく南西の端・青山一丁目の交差点に出てきます。


ここからは青山通りをひたすら北東へと歩くのみです。途中、青山通りに架かる歩道橋から赤坂御用地を写した写真です。その広大さに圧倒されますね。


以上で、元紀州藩赤坂邸・現赤坂御用地と迎賓館周辺の散策レポートはおしまいです。ゆっくり歩いて1時間、普段見る最先端の東京とは少し趣が異なる静かな場所を歩きながら、江戸時代の紀州徳川家の権勢に思いを馳せるのも風情がありますね。皆さんも時間にゆとりのあるときに歩いてみてください!!

(文責:東京事務所 林 清仁)

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Posted by 広報ブログ編集長 at 00:08│Comments(0)東京事務所通信
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