2014年02月03日
田辺市出身の中尾昌稔さん作の絵本「うれないやきそばパン」!
先日、私のところに1通のメールが届きました。メールの送り主は、中尾昌稔(なかお まさとし)さんという若者です。
メールによれば、中尾さんは田辺市出身で、作家になるという夢を叶えるために、4年前から東京で活動をしているとのこと。2012年には中尾さん作の初めての絵本『うれないやきそばパン』が金の星社から出版され、わずか1年で1万部を突破したことなどが記されていました。
和歌山県出身の若者が東京で頑張っているということなら、私もぜひ応援しなければと思い、早速『うれないやきそばパン』を購入しました。写真はこちらです。

絵本は、作が中尾さん、文は富永まいさん、絵はいぬんこさんが担当しています。いまにもつぶれそうなおじいさんのパン屋さんで販売されているやきそばパンの「ピョンタ」が主人公で、光り輝くデニッシュパンの「ポール」が来たことから、ピョンタは店を去ろうとします。

そんなときピョンタを選ぶお客さんが現れて… というストーリーです。
やきそばパンのピョンタの控えめなキャラクタがとてもほのぼのしていて、いいですね。絵もそんなキャラクタを引き立てるようなタッチで描かれていて、絵本全体に、心の温もりや、なつかしさを感じる内容です。
そんな感想などを書いてメールを返信したところ、何と本日、中尾さんが和歌山県東京事務所まで来られて、いろいろとお話をしてくださいましたのでご紹介します。
中尾さんは、田辺市立東陽中学校から県立田辺高校を経て、帝塚山大学を卒業。作家になるという夢を持ちながら、田辺を舞台に撮影された映画『ストロベリーフィールズ』のスタッフとして活動していたそうです。その時のスタッフからの誘いで、NHK-Eテレの幼児向け番組の制作に携わることになり上京、仕事のかたわら作家活動も継続して行っている中で、今回の絵本制作の話に至ったのだそうです。
『うれないやきそばパン』は、3000冊売れればヒットといわれる絵本業界の中で現在3版を重ねるヒットとなり、絵本雑誌「MOE」が、その年に発売された絵本ベスト30を選ぶ「第6回MOE絵本屋さん大賞2013」でも第18位にランクインしたのだそうです。歌で言うと、その年の紅白に出場したようなものだと、笑いながら話してくれました。まだまだ中尾さんの頭の中には、ストーリーがどんどん浮かんでくるそうで、今後はテレビ番組制作の仕事はやめて、本格的に作家活動に専念していきたいと抱負を述べておられました。
中尾さんとのお話の中で、いちばん印象的だったのは、和歌山のことを語る中尾さんの表情がきらきら輝いていたことです。特に和歌山の果物の話は特に盛り上がり、今後、和歌山の果物を登場人物にした絵本をぜひ作りたい、との言葉をいただきました。私たちも、そんな中尾さんの活躍をぜひ応援していきたいですね。最後に絵本とともに中尾さんの記念撮影です。

皆さんもぜひ、『うれないやきそばパン』を読んでみて下さい。また、もっと中尾昌稔さんを知りたいという方は、中尾さんの個人ブログ「Road To Glory」もご覧ください!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
メールによれば、中尾さんは田辺市出身で、作家になるという夢を叶えるために、4年前から東京で活動をしているとのこと。2012年には中尾さん作の初めての絵本『うれないやきそばパン』が金の星社から出版され、わずか1年で1万部を突破したことなどが記されていました。
和歌山県出身の若者が東京で頑張っているということなら、私もぜひ応援しなければと思い、早速『うれないやきそばパン』を購入しました。写真はこちらです。

絵本は、作が中尾さん、文は富永まいさん、絵はいぬんこさんが担当しています。いまにもつぶれそうなおじいさんのパン屋さんで販売されているやきそばパンの「ピョンタ」が主人公で、光り輝くデニッシュパンの「ポール」が来たことから、ピョンタは店を去ろうとします。

そんなときピョンタを選ぶお客さんが現れて… というストーリーです。
やきそばパンのピョンタの控えめなキャラクタがとてもほのぼのしていて、いいですね。絵もそんなキャラクタを引き立てるようなタッチで描かれていて、絵本全体に、心の温もりや、なつかしさを感じる内容です。
そんな感想などを書いてメールを返信したところ、何と本日、中尾さんが和歌山県東京事務所まで来られて、いろいろとお話をしてくださいましたのでご紹介します。
中尾さんは、田辺市立東陽中学校から県立田辺高校を経て、帝塚山大学を卒業。作家になるという夢を持ちながら、田辺を舞台に撮影された映画『ストロベリーフィールズ』のスタッフとして活動していたそうです。その時のスタッフからの誘いで、NHK-Eテレの幼児向け番組の制作に携わることになり上京、仕事のかたわら作家活動も継続して行っている中で、今回の絵本制作の話に至ったのだそうです。
『うれないやきそばパン』は、3000冊売れればヒットといわれる絵本業界の中で現在3版を重ねるヒットとなり、絵本雑誌「MOE」が、その年に発売された絵本ベスト30を選ぶ「第6回MOE絵本屋さん大賞2013」でも第18位にランクインしたのだそうです。歌で言うと、その年の紅白に出場したようなものだと、笑いながら話してくれました。まだまだ中尾さんの頭の中には、ストーリーがどんどん浮かんでくるそうで、今後はテレビ番組制作の仕事はやめて、本格的に作家活動に専念していきたいと抱負を述べておられました。
中尾さんとのお話の中で、いちばん印象的だったのは、和歌山のことを語る中尾さんの表情がきらきら輝いていたことです。特に和歌山の果物の話は特に盛り上がり、今後、和歌山の果物を登場人物にした絵本をぜひ作りたい、との言葉をいただきました。私たちも、そんな中尾さんの活躍をぜひ応援していきたいですね。最後に絵本とともに中尾さんの記念撮影です。

皆さんもぜひ、『うれないやきそばパン』を読んでみて下さい。また、もっと中尾昌稔さんを知りたいという方は、中尾さんの個人ブログ「Road To Glory」もご覧ください!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
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