2013年06月27日
農業のプロ Meets スイーツの達人 交流研修会を開催!!
和歌山のみかんをたっぷり使ったスイーツ『みかんの紀婦人』。
わかやま産の果物や野菜を使ったスイーツってご存じですか?
和歌山はみかん、かき、うめ、もも、など全国有数のフルーツ産地です。
今、農業では六次産業化(農業者が生産×加工×販売・サービスに取り組むこと)がホットな話題。
農業のプロと加工の達人が出会えば、新しいヒントが生まれるはず。
そこで、6月25日、農家のリーダーとして活躍する女性農業士の皆さんと和歌山市の洋菓子店
ル・パティシエMikiの オーナーパティシエ 三鬼恵寿さんとの交流研修会を企画しました。
三重県出身の三鬼さんは、縁あって和歌山に来られ、和歌山産フルーツを使用した
スイーツづくりに情熱を注がれています。冒頭の『みかんの紀婦人』も三鬼さん開発のスイーツです。
講演では、和歌山、農業について思うところを熱く語って頂きました。
『和歌山はスイーツ消費量が少なく、手土産にできるスイーツが少ない。
いろんな素材(フルーツ)があるのにもったいない。』 と指摘され、
卓上に置いた果実とジュースを指し示しながら、
『和歌山では、ほとんど生の果実かジュースしかない。地域の名物スイーツを開発するには、
果実ピューレやペースト(下の写真参照)などの1次加工品が必要だ』
と熱く訴えられました。
講演後は、三鬼さんのケーキや1次加工品、農業士自身が持ち寄ったスイーツなど
を味わいながら、意見交換を行いました。
写真は農業士さんが直売所で販売されているオレンジケーキ。その美味しさに三鬼さんもビックリ。
スイーツを味わいながら話も弾み、『風味のない柿をどう加工したらよいか?』
『ジャムを色よく、風味よく仕上げるにはどうしたらよいか?』 など多くの質問が出て、
三鬼さんは、その豊富な経験と知識で、解決策を伝授されていました。
参加した女性農業士の方々は、農作物の生産はプロでも、加工品開発やお客様へのサービスでは、
足りないところもあると認識され、今後の取り組みへのヒントを得られたようです。
我々、普及指導員も、全力で農業士の活動をバックアップしていきます。
人と人をつなぎ、技術を普及!! 地域農業を支える!! 和歌山県の農業改良普及活動。
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【和歌山県農林水産部経営支援課(農業革新支援センター) 普及活動現地情報】
(文責:経営支援課 井上博仁)
Posted by 農業革新支援センター 井上 at 17:14│Comments(0)
│県の施策
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