2013年01月30日
柿の木を低くする栽培方法
寒い冬の季節、柿の木は葉を落とし、柿農家さんは樹の形を整える剪定作業を行います。
柿の木は高くなりやすく、柿農家さんは、脚立を使って高いところで作業を行わなければなりません。農家の高齢化も進んでいることから、安全で省力的な低い樹に仕立てることが求められています。
かき・もも研究所では、和歌山県の主力である『たねなし柿』(品種「刀根早生」、「平核無」)を対象に、初心者でも簡単に低く仕立てられる柿の樹形改造に取り組んでいます(農林水産省実用技術開発事業)。伊都振興局では、この樹形改造による栽培が実際に現場の園地で使えるのか、実証試験をおこなっています。樹形改造に取り組むには、冬場に骨格を作ることが必要であり、先日行った作業内容をレポートします。
◆1年目の実証園◆
まず、切り株の状態まで切り戻します。
これから樹を低くする柿園地です。枝が高く伸びています。
(1年目、最初の処理)
チェーンソーで切り株の状態まで切り戻しました。
そこまで切っても大丈夫?と思われるかもしれませんが、
柿の木は生命力が強く、翌年には太く旺盛な枝が伸びてきます。下の写真のように
(1年目夏の様子)
◆2年目の実証園◆
(2年目を迎えた木)
頑丈な枝を活用するため、切り株から伸びた良い枝を数本残し、骨格にできそうなものを2本選びます。
誘引用の鋼管を左右に設置、骨格となる枝は、45度くらいの角度に誘引、それぞれ反対方向に引っ張り一文字仕立てとします。
2年目で主な骨格が出来、3年目には再び柿の実を収穫することできます。
(3年目夏の木)
樹の高さは2mぐらいで、脚立を使わなくても手を伸ばせば作業できます。
作業性は格段に良くなります
実証園は伊都管内に3カ所設置しています。興味のある方は伊都振興局農業振興課、もしくはかき・もも研究所までご連絡下さい。
【文責 伊都振興局農業振興課 林】
柿の木は高くなりやすく、柿農家さんは、脚立を使って高いところで作業を行わなければなりません。農家の高齢化も進んでいることから、安全で省力的な低い樹に仕立てることが求められています。
かき・もも研究所では、和歌山県の主力である『たねなし柿』(品種「刀根早生」、「平核無」)を対象に、初心者でも簡単に低く仕立てられる柿の樹形改造に取り組んでいます(農林水産省実用技術開発事業)。伊都振興局では、この樹形改造による栽培が実際に現場の園地で使えるのか、実証試験をおこなっています。樹形改造に取り組むには、冬場に骨格を作ることが必要であり、先日行った作業内容をレポートします。
◆1年目の実証園◆
まず、切り株の状態まで切り戻します。
これから樹を低くする柿園地です。枝が高く伸びています。
(1年目、最初の処理)
チェーンソーで切り株の状態まで切り戻しました。
そこまで切っても大丈夫?と思われるかもしれませんが、
柿の木は生命力が強く、翌年には太く旺盛な枝が伸びてきます。下の写真のように
(1年目夏の様子)
◆2年目の実証園◆
(2年目を迎えた木)
頑丈な枝を活用するため、切り株から伸びた良い枝を数本残し、骨格にできそうなものを2本選びます。
誘引用の鋼管を左右に設置、骨格となる枝は、45度くらいの角度に誘引、それぞれ反対方向に引っ張り一文字仕立てとします。
2年目で主な骨格が出来、3年目には再び柿の実を収穫することできます。
(3年目夏の木)
樹の高さは2mぐらいで、脚立を使わなくても手を伸ばせば作業できます。
作業性は格段に良くなります
実証園は伊都管内に3カ所設置しています。興味のある方は伊都振興局農業振興課、もしくはかき・もも研究所までご連絡下さい。
【文責 伊都振興局農業振興課 林】
Posted by 果樹特派員 at 15:08│Comments(0)
│県産品
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。