2012年12月07日
東京大学堀教授のまちの魅力アップへの講演会レポート
先日、和歌山県都市計画協会との共催で、
東京大学の堀繁教授をお招きし、
「まちの魅力と公共整備
~誰もが行ってみたいと思う中心市街地を目指して~」
というテーマで田辺市において講演会を開催しました。
堀先生による講演会は、和歌山市で7月に開催
したものに続いて二回目です。
前回は、講演のみでしたが、今回は、講演に加えて
田辺市の中心市街地の「まちあるき」も実施しました。
堀先生は、森林風致計画学研究室のご出身で、景観デザイン、
景観工学、計画設計思想史、地域計画を専門とされ、
国土審議会、歴史的風土審議会等の委員も歴任されています。
また、山形県や長野市などのまちづくりアドバイザーも
され、とても分かりやすい講演内容で、全国を
飛び回られ、忙しい日々を過ごされているそうです。
前半の講演会では、
二枚の写真を提示され、「どちらが行ってみたいところか?」
という質問を会場に投げかけ、
多くの方が行きたいと応えた写真が
なぜ、そこに行きたいと感じるのかという点に
ついて景観理論から解説していただきました。
堀先生の理論では、
「街は、道路と沿道の建物で構成されていて、
人間は近くのものをより過大に評価する。
そのため、街を訪れた人は、どのような道か
を重視し、そこに来街者を暖かく『おもてなし』
したいという『ホスピタリティ表現』がなければ、
どんなに立派な道を作っても、街全体が評価されない」
と言うことです。
そのため、公共が行う『道の整備』が、街ににぎわいを生むか、
沿道の商業施設が繁盛するかの決定的な要因となると指摘されています。
そのためにも、歩行者が座ってみたいと思われるように
きちんと工夫したベンチを、できるだけ多く道に設置することが
来街者を増やす鍵である。そこに座る方が、さらににぎわいを
呼ぶ「サクラ」になってくれるそうです。
また、沿道の建物も(特に商店)の店構えの作り方にも
言及されていました。
『儲かる店づくり』をするためには、3つの要素が重要で、
・挨拶の装置(こんにちは)
・迎客の装置(いらっしゃいませ)
・集客の装置(買ってってください)
を適切に配置しないといけないそうです。
・挨拶の装置とは、植物。
・迎客の装置とは、ベンチ・照明・木のドア・のれん
・集客の装置とは、のぼり・メニュー・看板・商品サンプル
です。
多くの店は、売り上げを伸ばそうとして、
3つめの「集客の装置」ばかりを設けていて、
逆に、お客さんが入りたいと思わない店づくり
をしてしまっているそうです。

講演会の後は、参加者や田辺市の商業者さん達と
まちあるきを実施しました。
講演会で話された理論を元に、実際にどのような
道づくりや店づくりが必要であるか教えていただきました。

【文責:都市政策課 筒井和男】
東京大学の堀繁教授をお招きし、
「まちの魅力と公共整備
~誰もが行ってみたいと思う中心市街地を目指して~」
というテーマで田辺市において講演会を開催しました。
堀先生による講演会は、和歌山市で7月に開催
したものに続いて二回目です。
前回は、講演のみでしたが、今回は、講演に加えて
田辺市の中心市街地の「まちあるき」も実施しました。
堀先生は、森林風致計画学研究室のご出身で、景観デザイン、
景観工学、計画設計思想史、地域計画を専門とされ、
国土審議会、歴史的風土審議会等の委員も歴任されています。
また、山形県や長野市などのまちづくりアドバイザーも
され、とても分かりやすい講演内容で、全国を
飛び回られ、忙しい日々を過ごされているそうです。
前半の講演会では、
二枚の写真を提示され、「どちらが行ってみたいところか?」
という質問を会場に投げかけ、
多くの方が行きたいと応えた写真が
なぜ、そこに行きたいと感じるのかという点に
ついて景観理論から解説していただきました。
堀先生の理論では、
「街は、道路と沿道の建物で構成されていて、
人間は近くのものをより過大に評価する。
そのため、街を訪れた人は、どのような道か
を重視し、そこに来街者を暖かく『おもてなし』
したいという『ホスピタリティ表現』がなければ、
どんなに立派な道を作っても、街全体が評価されない」
と言うことです。
そのため、公共が行う『道の整備』が、街ににぎわいを生むか、
沿道の商業施設が繁盛するかの決定的な要因となると指摘されています。
そのためにも、歩行者が座ってみたいと思われるように
きちんと工夫したベンチを、できるだけ多く道に設置することが
来街者を増やす鍵である。そこに座る方が、さらににぎわいを
呼ぶ「サクラ」になってくれるそうです。
また、沿道の建物も(特に商店)の店構えの作り方にも
言及されていました。
『儲かる店づくり』をするためには、3つの要素が重要で、
・挨拶の装置(こんにちは)
・迎客の装置(いらっしゃいませ)
・集客の装置(買ってってください)
を適切に配置しないといけないそうです。
・挨拶の装置とは、植物。
・迎客の装置とは、ベンチ・照明・木のドア・のれん
・集客の装置とは、のぼり・メニュー・看板・商品サンプル
です。
多くの店は、売り上げを伸ばそうとして、
3つめの「集客の装置」ばかりを設けていて、
逆に、お客さんが入りたいと思わない店づくり
をしてしまっているそうです。

講演会の後は、参加者や田辺市の商業者さん達と
まちあるきを実施しました。
講演会で話された理論を元に、実際にどのような
道づくりや店づくりが必要であるか教えていただきました。

【文責:都市政策課 筒井和男】
Posted by 都市政策課 at 11:42│Comments(0)
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