2012年05月08日
県立博物館特別展「災害と文化財~歴史を語る文化財の保全」
今日は「きのくに21」の取材で、現在、和歌山県立博物館で開催中の特別展「災害と文化財~歴史を語る文化財の保全~」に行きました。
昨年、紀伊半島を襲った台風12号により、地域の文化財も大きな被害を受けました。
今回の特別展では、先人達が地域に残してくれた文化財などから過去に経験した災害を振り返るとともに、台風12号に伴う水害に際して行われた文化財のレスキュー活動を紹介しています。
こちらは、宝永地震の記録などが記されている津波警告板(和歌山県指定有形民俗文化財)。
津波の様子などとともに、今後災害が起こった際の避難方法なども記されています。
先人達が、当時の災害の教訓を伝えようとしていたことがよくわかります。当時、祭礼のときに村人たちに読み聞かせたそうです。

そして、昨年の台風12号水害で行われた文化財レスキュー活動も。那智勝浦町西山地区で捨得された仏像の救出作業などを中心に紹介しています。説明していただいた前田学芸員も現地に入り、レスキュー活動に携わっていたそうです。

「指定文化財だけでなく、地域の人々が日常の生活のなかで記録し、残してきた歴史資料なども、貴重な財産。今回の特別展をきっかけに、災害のとき、文化財をどう守っていくのか考えるきっかけになれば」と前田学芸員。
先人たちが残してくれた物を実際に見ることで、その思いが更に伝わってきます。
会期は6月3日まで。
期間中、特別企画として、講演会やミュージアムトークも開催されます。
「きのくに21」も是非ご覧ください!
「きのくに21」 テレビ和歌山 5月13日(日)9:30~、 22:00~
(文責 広報課 杉本 吉美)
昨年、紀伊半島を襲った台風12号により、地域の文化財も大きな被害を受けました。
今回の特別展では、先人達が地域に残してくれた文化財などから過去に経験した災害を振り返るとともに、台風12号に伴う水害に際して行われた文化財のレスキュー活動を紹介しています。
こちらは、宝永地震の記録などが記されている津波警告板(和歌山県指定有形民俗文化財)。
津波の様子などとともに、今後災害が起こった際の避難方法なども記されています。
先人達が、当時の災害の教訓を伝えようとしていたことがよくわかります。当時、祭礼のときに村人たちに読み聞かせたそうです。

そして、昨年の台風12号水害で行われた文化財レスキュー活動も。那智勝浦町西山地区で捨得された仏像の救出作業などを中心に紹介しています。説明していただいた前田学芸員も現地に入り、レスキュー活動に携わっていたそうです。

「指定文化財だけでなく、地域の人々が日常の生活のなかで記録し、残してきた歴史資料なども、貴重な財産。今回の特別展をきっかけに、災害のとき、文化財をどう守っていくのか考えるきっかけになれば」と前田学芸員。
先人たちが残してくれた物を実際に見ることで、その思いが更に伝わってきます。
会期は6月3日まで。
期間中、特別企画として、講演会やミュージアムトークも開催されます。
「きのくに21」も是非ご覧ください!
「きのくに21」 テレビ和歌山 5月13日(日)9:30~、 22:00~
(文責 広報課 杉本 吉美)
Posted by テレビ広報担当 at 23:07│Comments(0)
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