2014年11月27日
橋本市立西部小学校において 「郷土食体験」を実施!
平成26年11月26日(水)、橋本市立西部小学校(5年生42名)において「郷土食体験」を実施しました。
和歌山県では学校における食育の取り組みの一環として郷土の食文化と地元農業への子ども達の関心を高めるために実施しています。
西部小学校のメニューは、伊都地域の郷土食「柿の葉寿司」、「うち豆腐入り味噌汁」、「いのこもち」と伊都地方が産地の柿を使ったジュース「柿ミルク」です。
野菜類は地元産のものを使用し、お味噌は講師の手作りです。
〈橋本市生活研究グループの山本鈴代さんからの郷土料理の説明〉
講師の橋本市生活研究グループ員、JA紀北かわかみ生活課職員、伊都振興局農業振興課職員から地域の行事や農産物と郷土料理の関わり、郷土料理の作り方を説明しました。
「柿の葉寿司」は、もともと農業の忙しい時期のおもてなし料理として作られたと言われています。
子ども達が具材とすし飯を型に入れて押し、1個1個、器用に柿の葉に包んでくれました。なんと柿の葉は、橋本市生活研究グループの方の家で栽培されていたものです。
柿の葉ですし飯を包んだら「すし桶」に詰めて押します。
子ども達にはこの作業が珍しかったようで「押したい!!」という子ども達ばかりでした。
順番で押してもらいました。
〈柿の葉寿司作り 柿の葉で包みます〉 〈柿の葉寿司をすし桶にいれて押します〉
「いのこもち」は、里芋が入った餅で、旧暦10月の最初の亥の日にこのお餅をついて秋の収穫を感謝しました。
里芋が入っているので柔らかいお餅です。
子ども達は、米ともち米、里芋を一緒にすりこぎでつき、餅の形に丸め、餅を小豆あんで包んでくれました。
「うち豆腐入り味噌汁」は、「うち豆腐」という大豆を粉に挽き乾燥したものを出汁でこねて味噌汁の中に入れます。
この「うち豆腐」は皆さんの知っている生の豆腐よりも簡単に作れて保存ができ栄養もあるので常備しておき、味噌汁や鍋物、雑煮に入れ昔はよく使われていました。
子ども達は手際よく野菜やあげを切って「うち豆腐入り味噌汁」を作ってくれました。
協力しあって作った郷土食をみて皆ニコニコの笑顔でした
〈自分達で作った郷土食で昼食タイム♪〉 〈左から「うち豆腐入り味噌汁」、「柿の葉寿司」、「いのこもち」、「柿ミルク」〉
子ども達からは「郷土料理体験は楽しかった ♪ それにとても美味しかった」と残さずペロリと食べてくれました。
この体験がきっかけとなり、子ども達が地域の食と農に興味をもってくれたら嬉しいですね!!
(文責 伊都振興局農業振興課 妹尾明枝)
Posted by wakayamahanako at 13:25│Comments(0)
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