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2013年01月17日

靴に噛まれる和歌山県民?!「秘密のケンミンSHOW」から

皆さん、本日21:00から日本テレビ系列で放送された「カミングアウトバラエティー 秘密のケンミンSHOW」をご覧になられましたか? このブログでも「1/17日本テレビ「秘密のケンミンSHOW」で和歌山弁特集!」とご紹介していましたので、楽しみにご覧になった方も多いと思います。「和歌山弁」特集は、21:42から21:52までの「ケンミンの見抜き方」のコーナーで約10分間紹介されましたね。


和歌山駅前や和歌山城、ショッピングセンターなどでの街頭インタビューで、『靴に噛まれる』和歌山県民がたっぷり紹介されましたね。見ていて「そうそう!その通り!!」と笑ってしまいました。そのあと、「いぐっちゃん」こと井口博文さんが、『靴に噛まれる』という言い回しが『鼻緒に噛まれる』からでてきたことをまったりとした和歌山弁で説明してくれて、とても面白かったです。そういえば、子供のころは鼻緒のついたサンダルを履いていたので、よく鼻緒に噛まれたのを思い出しました。


番組で紹介された『靴に噛まれる』という使い方については、実は、和歌山県庁広報課にも、11月の終わり頃に「秘密のケンミンSHOW」の番組スタッフから電話取材がありました。内容は、「和歌山では靴ずれのことを『靴に噛まれる』というのですか?」との質問だったので、私は即座に、「その通りです! でも、最近の若い人はあまり使わないと思いますよ」と答えました。
すると番組スタッフは「和歌山に取材に行って、実際に靴ずれをした人から『靴に噛まれた』という言葉を聞きたいので、靴ずれをした人が多く集まりそうな場所を教えてほしい!!」、とお願いをされました。さすがにこの要望に応えることは困難です。靴ずれは新しい革靴などの硬い靴を初めて履いたときに起こりますが、そんな人を探すのは大変です。念のため靴屋さんに電話をして聞いてみましたが、実際に靴ずれを起こした人が来店することはほとんどないとのことでしたので、そんな状況をスタッフにお伝えしました。でも、番組では靴屋さんでもちゃんとインタビューしていましたね。

さらに、番組スタッフから「どんな年代の人が『靴に噛まれる』という言葉を使うのか?」と聞かれたので、それについては職場の県職員に即席アンケートを行って調査をした結果、とてもおもしろいことが判明しました。

まず、広報課の職員から。みんなに「靴に噛まれたことがありますか?」とたずねてみると、40代以上の職員は、即座に「もちろんある!」との答え。ところが、30代以下の職員は、怪訝な顔をして「クツって、どんな動物?」と聞きかえしたり、何のことかわからず絶句する人がほとんどでした。つまり、40代以上の年寄り世代には通じるのですが、30代以下の若者世代は全くわからないのです。
これはおもしろいと思って、県庁内の他の課室にも行って、同じ質問をしましたが、どこでも同じような反応が返ってきました。また、和歌山県内でも地域性があるのかと思い、各振興局の広報担当に調査を依頼しましたが、どこの地域でも『靴に噛まれる』という表現は使うようですが、年齢が下がるつれ『靴に噛まれる』を理解できない人が増えていくということがわかりました。

まとめです。(もちろん地域差、個人差はありますので悪しからず!!)
年寄り世代(70代以上)は、自分でも『靴に噛まれる』と言い、もちろん意味もわかる。
中年世代(40代以上)は、自分では『靴に噛まれる』とは言わないが、意味はわかる。
若者世代(30代以下)は、『靴に噛まれる』といわれても、何のことやら全くわからない。


ちなみに、我が家に帰って、妻(40代)と子供(中3)にもたずねましたが、妻は「意味はわかるが、使わない」。子供は「何のことかわからない」という答えでした。50代の私は、子供の頃は『靴に噛まれる』という言葉をよく使いました。しかし頻繁に使う言葉ではないので、最近は自分でも使わなくなっています。当然、私の子供も耳にしませんから、使うことも聞くこともなく、何のことかわからなくなるのも当然ですね。

私は和歌山で生まれ育った人間ですから、和歌山弁が大好きで、東京や大阪など他の地方に行っても、できるだけ和歌山弁で通そうとしているつもりです。方言は、その地方の人々を結ぶ大きな絆でもあるわけですから、ずっと大切にしたいとの思いからです。しかし、今回『靴に噛まれる』という表現がほとんど使われなくなっていることを知らされ、ちょっと寂しい感じがしたのは事実です。和歌山弁を再認識させてくれた「秘密のケンミンSHOW」に、改めて感謝したいと思います。

ただ、『靴に噛まれる』が、守るべき和歌山弁なのかどうかは別問題ですね。番組では「靴を生きてるもののように言うのが可愛い」とか「擬人法で表現されていていい」とかいってくれてはいましたが……

(文責:広報課 林 清仁)

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Posted by 広報ブログ編集長 at 22:01│Comments(1)テレビ
この記事へのコメント
番組を見てブログをアップしようとしたらこの記載があったので、ここにコメント致します。確かに使っていた言葉ですが、完全に忘れていました。靴擦れだけでなく靴を履いたときの違和感を表していたと思います。やはり靴を履き始めた頃の人々の印象を留めている言葉なのでしょうか。言葉が無くなってしまうのは惜しいので、これからもっと使うようにしましょう!
Posted by coo at 2013年01月17日 22:22
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