2013年06月21日
ミカンが二次落果を迎えています
果樹試験場です。
以前(5月29日)に「ミカンの生理落果がピークです」とこのブログで報告しました。
その時期の生理落果を一次落果、今の時期の生理落果を二次落果といいます。以前にも書きましたが、一次落果と二次落果で落果の仕方が違います。写真を見比べてください。
一次落果で落ちた果実(5月28日)。
二次落果で落ちた果実(6月20日)。
お気づきでしょうか?1ヶ月近く経っているので果実が大きくなっているのはもちろんですが、落ち方が大きく違っています。一次落果では果実とへたがくっついたまま軸(果梗(かこう)といいます)ごと落ちるのですが、二次落果ではへたを樹に残したまま、果実だけが落ちます。
樹と花・果実の結びつきは生育が進むほど強くなります。果実の小さいときは果梗がうまくつながっていないため果梗ごと落ちますが、大きくなって果梗がきちんとつながっていても果実とうまくつながっていない場合には果実だけが落ちます。そして全てがうまくつながった果実は最後まで樹に残ります。
7月以降になると生理落果も落ち着き、樹に残った果実の中から味や外観の悪い果実を人の手で落とす「摘果(てきか)」という作業が始まります。
炎天下でのつらい作業になりますが、消費者の皆さんにおいしいミカンを届けるために手を抜けない作業です。
ちなみに生理落果の調査結果は果樹試験場のホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070109/gaiyou/002/002.htm)で公開しています。
(文責 果樹試験場 中谷 章)
以前(5月29日)に「ミカンの生理落果がピークです」とこのブログで報告しました。
その時期の生理落果を一次落果、今の時期の生理落果を二次落果といいます。以前にも書きましたが、一次落果と二次落果で落果の仕方が違います。写真を見比べてください。
一次落果で落ちた果実(5月28日)。
二次落果で落ちた果実(6月20日)。
お気づきでしょうか?1ヶ月近く経っているので果実が大きくなっているのはもちろんですが、落ち方が大きく違っています。一次落果では果実とへたがくっついたまま軸(果梗(かこう)といいます)ごと落ちるのですが、二次落果ではへたを樹に残したまま、果実だけが落ちます。
樹と花・果実の結びつきは生育が進むほど強くなります。果実の小さいときは果梗がうまくつながっていないため果梗ごと落ちますが、大きくなって果梗がきちんとつながっていても果実とうまくつながっていない場合には果実だけが落ちます。そして全てがうまくつながった果実は最後まで樹に残ります。
7月以降になると生理落果も落ち着き、樹に残った果実の中から味や外観の悪い果実を人の手で落とす「摘果(てきか)」という作業が始まります。
炎天下でのつらい作業になりますが、消費者の皆さんにおいしいミカンを届けるために手を抜けない作業です。
ちなみに生理落果の調査結果は果樹試験場のホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070109/gaiyou/002/002.htm)で公開しています。
(文責 果樹試験場 中谷 章)
Posted by みかんレポーター at 15:41│Comments(0)
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