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2013年04月29日

東京国立博物館「国宝 大神社展」・和歌山の名宝多数展示!

昨日(4/28)朝放送されていたNHK-Eテレの「日曜美術館」は、「神々を彩る美 ~神社の宝 名品探訪~」と題して、現在東京・上野の東京国立博物館で開催されている特別展「国宝 大神社展」が紹介されていました。雅楽師の東儀秀樹さんが、熊野古道や熊野三山を巡るシーンが放送されるということで、私もテレビを見ていたのですが、この展覧会は日本全国の神社にある数多くの国宝や重要文化財などが一同に展示される初めての試みなんだそうです。折角東京にいるのだから、実際にこの目でしっかり見てこようと思い、今朝早起きをして、上野公園にある東京国立博物館へと向かいました。


上野公園に着いたのは開館時間に合わせて午前9時30分。ゴールデンウイーク前半の最終日とあって、上野公園は家族連れも含めて、多くの人で賑わっています。その人混みからはずれて、北側に歩いていくと、奥に東京国立博物館が見えてきます。ここには国宝87件、重要文化財631件を含む11万点を超えるの貴重な文化財が集まっているそうです(数字は平成24年3月31日現在。平成24年度独立行政法人国立文化財機構概要による。)。建物も堂々としています。


特別展「国宝 大神社展」が開催されているのは、皇太子殿下のご成婚を記念して1999年に開館した「平成館」です。こちらはモダンな外観ですね。


今回の特別展「国宝 大神社展」は、今年10月に行われる伊勢神宮の式年遷宮にあわせて行われるもので、日本全国の神社の宝物や文化財を総合的に展示するものです。会期は4月9日(火)から6月2日(日)までで、5月6日(月)までが前期展示、一部展示を入れ替えて5月8日(水)からが後期展示となります。

残念ながら館内撮影禁止となっていますので、写真でお伝えできませんが、会場は6つの章に分けられて展示がされています。会場に入ると開館したばかりだというのに、多くの来場者が列を作って、食い入るように展示を見つめていました。

まず、第1章「古神宝」では、神社に祀られている神々の装束や調度品などが展示されています。このコーナーでは、両側に新宮市の熊野速玉大社が所蔵する15もの国宝が出迎えてくれます。南北朝時代・明徳元年(1390年)に納められた着物や蒔絵の箱、太刀や弓矢などの国宝がずらりと並んだ様子は圧巻で、何れもその時代の職人たちが技術の粋を極めて作られたものであることが伺えます。下の写真はこのうちの一つ「橘蒔絵手箱」です。描かれているのは熊野のご神木「梛(なぎ)」ですね。

NHK日曜美術館ホームページより)

こちらは国宝「表着 萌黄地小葵浮線綾模様二陪織物(うわぎ もえぎじこあおいふせんりょうもようふたえおりもの)」。生地に施された模様の緻密さに感心してしまいました。

東京国立博物館「1089ブログ」より)

第2章「祀りのはじまり」第3章「神社の風景」には和歌山関連の展示はありませんでしたが、第4章「祭りのにぎわい」の展示室に入ると、一番奥にひときわ大きい御輿が目に飛び込んできます。

NHK日曜美術館ホームページより)

この御輿は、紀の川市の鞆渕八幡神社国宝「沃懸地螺鈿金銅装神輿」です。日本に現存する御輿の中でも最も古い平安後期のもので、昭和30年代までは実際に祭りで担がれていたものだそうです。実物は非常に大きく、非常に手が込んだ装飾が施されていて、私も食い入るように見とれてしまいました。

このコーナーには高野山金剛峯寺が所蔵する重要文化財の祭りの装束も6点展示されています。かつらぎ町の丹生都比売神社伝来と伝えられるもので、室町時代のものだそうです。鮮やかな色合いの装束がとても印象的でした。

ブログ「きものカンタービレ♪」~「大神社展」ブロガー内覧会 at 東京国立博物館平成館より)

第5章「伝世の名品」のコーナーでは、橋本市の隅田八幡神社国宝「人物画像鏡」が展示されていました。教科書にも出てくる有名な鏡ですが、実物を見るのはこれが初めてです。直径は20cmほどで、思ったよりも小さいものでした。模様に描かれている人物は結構ユーモラスでした。実は人物画像鏡は明治初期に国宝に指定されてからずっと東京国立博物館に保管されているそうなので、和歌山では見られないものなのだそうです。

第6章「神々の姿」では、普段見ることのない日本の神々の像が一堂に集まっています。仏像とは違い、人間に近いのが特徴ですね。ここで忘れてはならないのが熊野速玉大社国宝「家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)坐像」です。平安時代に作られたもので、熊野速玉大社に伝わる4体の国宝神像のうちの1体とのこと。堂々とした風格です。

東京国立博物館「1089ブログ」より)

以上、和歌山に関する展示を中心にご紹介しましたが、その他の展示もゆっくり見ましたので、平成館を出たのは午前11時半ごろ、2時間ぐらいかかったことになりますが、大満足できる内容でした。

そして何より驚いたのは、和歌山の宝物が非常に多かったことです。出品目録を調べてみると、東京での「国宝 大神社展」に出品されている全213品中、和歌山からは27品。国宝に至っては全77品中、和歌山からは18品ですから、いかに和歌山の宝物が集まっているかがおわかりいただけると思います。東京にいながらこれだけ和歌山の名品を見ることができるのはとても素晴らしいことですので、お近くにお住まいの方はぜひ行ってみてください。ただ、第1章で紹介した熊野速玉大社の15点の国宝は5月6日までの展示ですので、ご覧になりたい方はゴールデンウイーク中に行ってくださいね。

なお、「国宝 大神社展」は、来年1月15日(水)から3月9日(日)に、福岡県の九州国立博物館でも開催される予定ですので、九州の皆様はそれまでお待ちください。

それと、冒頭でご紹介したNHK-Eテレの「日曜美術館」は、5/5(日)20:00-21:00に再放送されます。とても素晴らしい内容なので、見逃した方はぜひご覧ください。

(文責:東京事務所 林 清仁)

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Posted by 広報ブログ編集長 at 16:55│Comments(0)東京事務所通信
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