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2013年04月24日

『棚田ふぁむ』の棚田保全活動記(平成25年度 第2・3回)

 平成25年11月8日~9日にかけて有田川町主催で「全国棚田(千枚田)サミット」が開催予定。県としてはサミットを機に棚田保全に向けた活動を県内で展開しはじめています。
 この一環として、平成22年度に和歌山大学観光学部を中心とした皆さんに「棚田モニターツアー」を体験してもらい、結果、高齢化する中山間地の農家だけで棚田を維持することは困難との感想を受け、棚田保全活動のボランティアを企画したところ、学生が賛同。学生によるボランティア組織『棚田ふぁむ』が結成され、平成23年度から、ソバの栽培による棚田保全活動を実施しています。
 昨年度は有田川町沼地区の耕作放棄地における草刈活動・当該箇所へのソバ栽培に加え、地元の方々とのソバ打ち交流会、さらに地元の祭りに準備段階から参加、およそ50年ぶりに昔ながらの人力による白山神社への餅の奉納を行いました。
 そして今年度は、昨年度までの活動に加え、水田の復活に挑戦する予定です。

 活動場所は、有田郡有田川町沼地区。傾斜の急な棚田でスケールが大きく景観が素晴らしい場所であり、近年ではぶどう山椒の栽培も盛んです。
 しかし、高齢化等による労働力不足や耕作放棄の問題も深刻化しています。

平成25年4月13日第2回活動
 第1回活動は、水田への用水の確保として用水路の掃除と泥あげ作業を行いました。
 今回は、復田箇所での初作業です。

 「棚田ふぁむ」が復田に挑戦する場所は、3年程度作付けを行っていない農地です(写真は昨年11月撮影、地元の方の草刈後)。


 今回は、荒起し作業として農地をトラクタで耕しました。トラクタは地元の方からお借りし、1日中作業にお付き合い頂いて、乗り方などを教えて頂きました。


 初めてのトラクタ運転。左右のタイヤが独立したブレーキ、後ろのロータリーを上下させ耕す深さを調節するなど。各農地の特色により、いろいろ気を付ける操作があるとのことで、やはり農家の方の経験談は説得力があります。


 午後は、昨年ソバ栽培した農地を耕耘。今回この作業を行うことで雑草が繁茂するのを防げます。
 今年は、ソバ栽培に加え、米作りにも挑戦するため、活動時間が大幅に増える見込み。少しの時間をも利用した効率的な作業と工夫が必要です。
 耕耘後、きれいになった農地を見て学生が「何か植えたいな」。たくましい言葉です。

平成25年4月20日第3回活動
 3週連続の作業。今回は、農家のお家におじゃましての籾撒きです。

 まずは、定規を使い、土を均等にパレットに敷均します。
 おじゃましたお宅では、今回学生が大勢籾撒きに来るとのことで、朝早くから段取りをしてくれていました。パレットと土の間には、苗の根が絡まないようにあらかじめ切っていた新聞紙を敷くなど、普段目に見えない細かい作業。農業の大変さが分かります。




 土の上に籾を均等に撒き、その上に土をサンドイッチ。均等に作業しないと、田植機で植える時に田んぼに虫食いのように植わっていない箇所が生じるとのこと。見本では簡単そうに見えた作業も、結構難しいと学生達。でも、コツが分かってきた学生は、お互いコツを教え合う場面も。本当に頼もしい限りです。


 農家の方を囲んでの休憩。
 農家の方「田植機見るか?」。学生達「トラクタ乗りたい。」などなど、会話も弾みます。この場で昼から急きょ、「水を張った田んぼでのトラクタ試乗」と「復田箇所横でのイモ栽培、そのための耕耘」の追加作業が決定しました。学生達は、まるまる1日をこの作業日のために空けて参加してくれているとのことです。


 水を張った田んぼでのトラクタ試乗。


 復田箇所横でのイモ栽培の耕耘。


 復田箇所をバックに、イモ畑と「棚田ふぁむ」。

 今回の活動で、農業には各農地に応じた臨機応変な作業や非農家には見えにくい細かい工夫、効率的な段取りなどの知識や経験が重要なこと、また棚田を保全するためには、これらをうけ継いでいく必要があることを感じました。
 4月入ってからの3週連続の活動ですが、就職活動がピークの4回生も参加。また、地元の方も「棚田ふぁむ」の活動とのことで、機械を貸してくださり、指導してくれたり。「棚田ふぁむ」と「沼地区」のコラボも成長してきています。

 「あの作業もやってみたい」、昼までの作業予定が自らの追加作業で夕方まで。「棚田ふぁむ」の好奇心と積極性、行動力、今後も楽しみです。

(文責:有田振興局農地課 宮本哲志 )

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