『ほっと！和歌山県』　～和歌山県広報リレーブログ～

　日高川町寒川地区は“過疎集落の再生・活性化”を図り、集落住民が生きがいを持って安心して生活していくために、住民生活の一体性を重視した「過疎生活圏」への総合対策を目的とした、わかやま版過疎集落支援総合対策の一環である「過疎集落再生・活性化支援事業」に地域住民が主体となって積極的に取り組んでいる地域です。
　この「過疎集落再生・活性化支援事業」の寒川地区での取り組みの一環として、平成２３年６月から毎月第２木曜日に、地区の女性グループが中心となって寒川地区の基幹集落である土居集落で運営している「そうがわ茶屋」で、うどんやおにぎり等の食事を提供しており、住民交流サロンとして定着してきています。



　また、その傍らでは地区住民が各自農産物や生産品を出荷して販売する「そうがわ市」も併せて開催しています。


　この「そうがわ市」に毎回出荷して頂いている、寒川地区在住Ｉターン者手づくりの「はらぺこキッチン」のパン（あんぱん、クリームパン）が企画産業課職員の間で大評判になっています


　このパンが大好物な人の話では、｢もっちりとした生地、素朴な味わいのクリームパン＆甘すぎない自然な甘さのあんパンが最高。大量生産していないのですが、教えたくなる美味しさ｣なのだそうです。


　口コミが広がり企画産業課内で評判となり、そうがわ茶屋営業日に出張する際には企画産業課職員から大量の注文を受けるため、予め連絡して焼いて頂きました。


　私も、お薦めのクリームパン、あんパン、新発売のごまあんパンを買って食べてみました。チョコクリームパンをサービスで頂きました。評判通り手づくりの素朴で、飽きない美味しさでした。
　パンづくりが、「過疎集落再生・活性化支援事業」の取り組みを通じてＩターン者の地域での生きがいに形となって現れてきています。地域活性化の一環としてこれからも応援していきたいと思います。


　また、そうがわ市では、パンのほかにも茶、梅干し、こんにゃく、椎茸などの地元産品も販売しています。椎茸は、かつて寒川地区で盛んに生産されていましたが、過疎化や獣害の影響もあり、生産量がピーク時の３０分の１まで激減していることから、「過疎集落再生・活性化支援事業」により、獣害対策やホダ場の整備等、椎茸復興対策にも取り組んでいます。寒川の椎茸は、原木栽培で肉厚で歯ごたえがあり、椎茸が苦手だった人が、寒川の椎茸を食べて以来、苦手ではなくなったという話も耳にしました。「はらぺこキッチン」のパンとともに、椎茸をはじめとする寒川の農産品をこれからも広く発信していきたいと思います

【そうがわ茶屋・そうがわ市】　
　毎月第２木曜日　11:00～14:00 　日高川町寒川土居集落内　さかえや旅館で営業
【はらぺこキッチンのパン】　
　毎週金曜日　10:00～17:00 日高川町寒川　寒川協同会館（ＪＡ、森林組合）前
　　 マルモ雑貨店で販売
　毎月第２木曜日　そうがわ市で販売
　配達、イベント等移動販売は日高川町旧美山近辺で可能な限り対応
　URL 　http://www.zb.ztv.ne.jp/love.skagu0805/