『ほっと！和歌山県』　～和歌山県広報リレーブログ～

今週の和歌山県関連テレビ番組の追加を１件ご紹介します。

12/18(火)18:53-21:48 テレビ朝日系列(全国放送)の「たけしの健康エンターテインメント！みんなの家庭の医学 3時間スペシャル」
（関西地区を含む一部地域は19:00-21:48）
今回の３時間スペシャルは、「大好評！全国都道府県別　健康長寿の秘密を探るスペシャル　第３弾！」。病気の患者数を都道府県別にランキングし、「最も○○病が少ない県」を発表し、県民性と病の間の関係を探るという企画です。
取り上げられる病気は、「肩こり」「糖尿病」「頻尿」「乳がん」の４つです。ホームページなどでは都道府県名は伏せられていますが、昨日放送された次回予告映像には、「乳がん」のところに、那智の滝の写真があるではありませんか。これはどう見ても和歌山県ですね！！


国立がん研究センターの都道府県別がん死亡データによれば、2010年の乳がん死亡率で和歌山県が最も低いという統計が出ています。過去15年間を調べても和歌山県の乳がん死亡率はおおむね低い方から10番以内に入っています。

番組ホームページの告知では、

● 乳がん死亡率が1番少ない県は、乳がん予防につながる○○を日本一食べていた！？
県民の家庭に密着！すると“乳がんを予防する食材”を使った料理が食卓に大量に並んでいたのです。さらに、主婦なら誰もが行っているある行為が、乳がん予防につながっていることが判明！名医も太鼓判を押す県民の理想的な生活とは？

と掲載されています。どんな風に取り上げられるのかとても興味が沸きますね。

また、ホームページに掲載されている予告映像には、世界遺産に登録されている九度山町・慈尊院の「乳型」の映像も掲載されています。慈尊院は、弘法大師の母親の庵の跡に建立されたお寺で、女性から厚い信仰を集め、「女人高野」と呼ばれるようになりました。布製の乳房「乳型」を奉納して、「安産、授乳、育児」や「乳がんの治癒」を願うことでも有名です。


他にも和歌山県は、世界で初めて全身麻酔による乳がん手術に成功した医聖・華岡青洲も輩出するなど、乳がん治療についても非常にゆかりの深い県でもあります。
皆さん、来週火曜の夜は、ぜひ「たけしのみんなの家庭の医学」をご覧ください！！

（文責：広報課　林　清仁）

【※12/18 追記】
先ほど番組が終了しました。和歌山県の「乳がん」死亡率が少ない原因について、いろんな角度から検証してくれていました。加えて、和歌山県の名所や特産品なども紹介してくれて、たっぷり30分、和歌山を楽しませていただきました。

肝心の乳がん死亡率が低い要因について、食生活では、梅干やしらすなどが関係するのかなと思っていたら、番組が出した答えは「豆類」でした。何と和歌山は日本一豆類を購入しているのだそうです。大豆などに多く含まれる「イソフラボン」が乳がん予防に大きな効果があるんだとか。そういえば、豆類を使った料理は我が家でもしょっちゅう出てきますね。
もう一つの要因は、和歌山県の女性は日本一家事の時間が長いことなんだそうです。肥満が乳がんに悪影響を与えるため、適度な運動と規則正しい生活が効果的なのだそうです。
放送内容については、番組ホームページに詳しく解説されていますので、そちらもあわせてご覧ください。

それにしても、番組に出演してくださった和歌山の女性の皆さん、和歌山のPRに貢献していただき、本当に有り難うございました。実は、私は番組制作会社から取材先探しの依頼を受けて、いろんなところに声をかけてご協力をいただいたので、皆さんの姿は本当に輝いて見えました。これからもずっと輝き続けてください！！

最後に、和歌山県の乳がん検診率は全国４０位と紹介されていました。和歌山の女性の皆さん、乳がん死亡率日本一であることを過信せずに、ぜひ定期的に乳がん検診は受けてくださいね！！

（文責：広報課　林　清仁）