2012年10月15日
新宮市の地球深部探査船「ちきゅう」シンポジウム【レポート】
以前、当ブログで「10月13日(土)は地球深部探査船「ちきゅう」のシンポジウム」と事前告知させていただきましたが、シンポジウム「熊野灘の秘密を探る」と、同時開催されていたキッズサイエンスパークを見学してきましたので、ここでレポートします。
会場となった新宮市職業訓練センターに展示されていた、地球深部探査船「ちきゅう」の1/300モデルです。
とても精巧に作られていて、みなさん立ち止まってじっくり眺めていました。
ちなみに、新宮市役所には、このモデルの3倍もある1/100モデルが11月11日まで展示されています。
シンポジウムでは、JAMSTEC(独立行政法人 海洋研究開発機構)の研究者たちが、地球深部探査船「ちきゅう」による「南海トラフ地震発生帯掘削計画」の研究成果や、紀伊半島沖に設置された「地震・津波観測監視システム」などについて解説していました。
また、パネルディスカッションでは、新宮市長やJAMSTECの研究者がパネリストとなって、防災、そして減災にはどのような心構えが必要なのか?などについて、意見を出し合っていました。
さて、新宮市職業訓練センターの展示ホールや各部屋では、海洋科学を楽しく学べる「キッズサイエンスパーク」と「パネル展」も開催されていました。
キッズサイエンスパークのメイン会場となる、展示ホールです。
このほか、奥の部屋と2階の部屋も会場となっていました。
まず、会場の入り口付近で、「ちきゅう クイズラリー」が行われていました。
スタッフは、東牟婁振興局総務県民課の職員です。
さて、ここでクイズを一つご紹介しましょう。
Q:「ちきゅう」は、大きな地震を予測するため、紀伊半島沖にある海の溝を調べています。その溝を何と言いますか?
A:「○○○○トラフ」
○○○○の中には、ひらがな4文字が入るのですが、分かりましたか?
そう、答えは「なんかい」トラフです。
小さなお子さんにはちょっと難しいかもしれませんが、展示パネルにヒントがありましたので、振興局職員が優しく教えてあげていました。
なお、クイズに正解したお子さんには、このプレートパズルがプレゼントされていました。
地球の表面はプレートに被われていて、そのプレートが移動することによって地震が発生します。
日本周辺は4枚ものプレートがひしめき合っているので、特に地震が多いんです
さて、2階に上がってみると、「ペーパークラフトコーナー」がありました。
厚紙を切ったり貼ったりして模型を組み立てるのですが、探査船ちきゅうや深海魚など、何種類ものペーパークラフトがありました。
ちなみに、ちきゅうのペーパークラフトはJAMSTECのWEBサイトからダウンロードできますので、皆さんも組み立てに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ダウンロードはこちらから→ http://www.jamstec.go.jp/j/museum/papercraft/
水圧実験教室では、カップ麺の容器を水深 1,000mの海に沈めるとどうなるか?という実験を行っていました。
左側が実験装置に入れる前の容器で、右側が実験後の容器です。
かなり縮まってしまっていることが分かります。
深海って恐ろしい世界なんですね・・・
こちらは、スライドを使った「おはなし会」です。
海溝型地震のメカニズムやちきゅうの活動について、JAMSTECの職員が小学生にも分かるよう丁寧に解説していました。
深海生物フィギュア作りのコーナーです。
プラスチック樹脂を熱湯に漬け、柔らかくしてから型枠にはめます。
その後、型枠を冷水に漬け、樹脂を固めるとフィギュアのできあがりです。
型枠は3種類あったのですが、ちょっとグロテスクな深海魚ばかりでした
こちらが、完成品のフィギュア「ギンザメ」です。
ちなみに、このギンザメが子どもたちの1番人気でした。
この他、ちきゅう関連グッズ販売コーナーでは、Tシャツや帽子、ボールペンなど、ちきゅうがデザインされた商品が販売されていました。
缶バッジは1個100円でしたので、子どもたちに大人気でした
また、会場にはJAMSTECに関係するパネルがたくさん展示されていて、大人でも楽しめる内容となっていました。
海洋科学に興味を持ってくれた子どもたちの中から、未来の海洋学者が出てくるといいですね
なお、11月にはJAMSTECが保有する船の一般公開が予定されているらしいので、詳細がわかれば当ブログでご紹介したいと思います
【参考URL】
◆地球深部探査船「ちきゅう」(JAMSTEC WEBサイト)
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/index.html
【文責:東牟婁振興局 企画産業課 村上 健】
会場となった新宮市職業訓練センターに展示されていた、地球深部探査船「ちきゅう」の1/300モデルです。
とても精巧に作られていて、みなさん立ち止まってじっくり眺めていました。
ちなみに、新宮市役所には、このモデルの3倍もある1/100モデルが11月11日まで展示されています。
シンポジウムでは、JAMSTEC(独立行政法人 海洋研究開発機構)の研究者たちが、地球深部探査船「ちきゅう」による「南海トラフ地震発生帯掘削計画」の研究成果や、紀伊半島沖に設置された「地震・津波観測監視システム」などについて解説していました。
また、パネルディスカッションでは、新宮市長やJAMSTECの研究者がパネリストとなって、防災、そして減災にはどのような心構えが必要なのか?などについて、意見を出し合っていました。
さて、新宮市職業訓練センターの展示ホールや各部屋では、海洋科学を楽しく学べる「キッズサイエンスパーク」と「パネル展」も開催されていました。
キッズサイエンスパークのメイン会場となる、展示ホールです。
このほか、奥の部屋と2階の部屋も会場となっていました。
まず、会場の入り口付近で、「ちきゅう クイズラリー」が行われていました。
スタッフは、東牟婁振興局総務県民課の職員です。
さて、ここでクイズを一つご紹介しましょう。
Q:「ちきゅう」は、大きな地震を予測するため、紀伊半島沖にある海の溝を調べています。その溝を何と言いますか?
A:「○○○○トラフ」
○○○○の中には、ひらがな4文字が入るのですが、分かりましたか?
そう、答えは「なんかい」トラフです。
小さなお子さんにはちょっと難しいかもしれませんが、展示パネルにヒントがありましたので、振興局職員が優しく教えてあげていました。
なお、クイズに正解したお子さんには、このプレートパズルがプレゼントされていました。
地球の表面はプレートに被われていて、そのプレートが移動することによって地震が発生します。
日本周辺は4枚ものプレートがひしめき合っているので、特に地震が多いんです
さて、2階に上がってみると、「ペーパークラフトコーナー」がありました。
厚紙を切ったり貼ったりして模型を組み立てるのですが、探査船ちきゅうや深海魚など、何種類ものペーパークラフトがありました。
ちなみに、ちきゅうのペーパークラフトはJAMSTECのWEBサイトからダウンロードできますので、皆さんも組み立てに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ダウンロードはこちらから→ http://www.jamstec.go.jp/j/museum/papercraft/
水圧実験教室では、カップ麺の容器を水深 1,000mの海に沈めるとどうなるか?という実験を行っていました。
左側が実験装置に入れる前の容器で、右側が実験後の容器です。
かなり縮まってしまっていることが分かります。
深海って恐ろしい世界なんですね・・・
こちらは、スライドを使った「おはなし会」です。
海溝型地震のメカニズムやちきゅうの活動について、JAMSTECの職員が小学生にも分かるよう丁寧に解説していました。
深海生物フィギュア作りのコーナーです。
プラスチック樹脂を熱湯に漬け、柔らかくしてから型枠にはめます。
その後、型枠を冷水に漬け、樹脂を固めるとフィギュアのできあがりです。
型枠は3種類あったのですが、ちょっとグロテスクな深海魚ばかりでした
こちらが、完成品のフィギュア「ギンザメ」です。
ちなみに、このギンザメが子どもたちの1番人気でした。
この他、ちきゅう関連グッズ販売コーナーでは、Tシャツや帽子、ボールペンなど、ちきゅうがデザインされた商品が販売されていました。
缶バッジは1個100円でしたので、子どもたちに大人気でした
また、会場にはJAMSTECに関係するパネルがたくさん展示されていて、大人でも楽しめる内容となっていました。
海洋科学に興味を持ってくれた子どもたちの中から、未来の海洋学者が出てくるといいですね
なお、11月にはJAMSTECが保有する船の一般公開が予定されているらしいので、詳細がわかれば当ブログでご紹介したいと思います
【参考URL】
◆地球深部探査船「ちきゅう」(JAMSTEC WEBサイト)
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/index.html
【文責:東牟婁振興局 企画産業課 村上 健】
Posted by くまくま at 17:32│Comments(0)
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