2012年09月04日
『棚田ふぁむ』の棚田保全活動記(第2回)
『棚田ふぁむ』って?
平成25年に有田川町で「全国棚田(千枚田)サミット」が開催、県としてはサミットを機に棚田保全に向けた活動を県下で展開しようと考えています。
この一環として、平成22年度に和歌山大学観光学部を中心とした皆さんに「棚田モニターツアー」を体験してもらい、結果、高齢化する地域農家だけで棚田を維持することは困難との感想を受け、棚田保全活動のボランティアを企画したところ、学生が賛同。学生によるボランティア組織『棚田ふぁむ』が結成され、平成23年度には、ソバの栽培による棚田保全活動を実施しました。
本年度も、昨年度に引き続きソバ等の栽培による棚田保全活動を計画、7月21日には有田川町沼地区の耕作放棄地において草刈活動を実施、今回(第2回活動)は当該箇所にソバの種を蒔きました。
平成24年8月26日(日)~27日(月) 第2回活動
今年度、第2回目の棚田保全活動を紹介します。
活動場所は、有田郡有田川町沼地区。急傾斜の棚田が素晴らしい場所で、近年ではぶどう山椒の栽培も盛んです。
しかし、高齢化等による労働力不足や耕作放棄の問題も深刻化しています。
*写真は今年度活動前の写真です。
当日の参加者は、『棚田ふぁむ』、地元農家、県職員の総勢21人。今回の作業には『棚田ふぁむ』新メンバー3人が新たに加わりました。
作業メニューは、前回活動で草刈りした場所でのソバの種まきです。今回も地元農家から農業機械をお借りし、農作業のご指導をいただきました。
前回の草刈活動から約1ヶ月。以前ツルツルに刈った草は既にボウボウ状態。農地を適切に維持管理することの大変さを身に染みて感じます。
新メンバーにとっては、初めての農業機械での作業。指導を受けながら、積極的に草刈、耕うんの工程をこなしていきます。
一緒に活動した地元の方々からは、「学生さん達、もくもくと作業してくれるなあ」「若い子達が来てくれて地元も元気になる」との声。
棚田2枚を利用して、耕耘機で耕し、ソバの種を蒔きました。
ソバは極めて成長が早いため雑草をおさえる効果があること、また「たで食う虫も好き好き」のことわざにもあるようにタデ科のソバは虫の被害もほとんどない等、栽培管理が容易なため、耕作放棄地対策としてよく栽培されているそうです。
前回植えた黒豆も順調に育っています。今回の活動では黒豆が倒れないようにするための支柱を、竹を利用して自力で作って設置しました。
2日目の作業後、みんなで記念撮影。今回の活動では、獣害対策に電気柵を設置しました。活動前の1枚目の写真から比べると、耕作放棄地もすっかり生まれ変わりました。
また今回は地区の公民館に宿泊し、合宿形式での活動となりました。
今後、9月中に草刈り、10月下旬にソバ収穫を予定しています。
(文責:有田振興局農地課 宮本哲志 )
平成25年に有田川町で「全国棚田(千枚田)サミット」が開催、県としてはサミットを機に棚田保全に向けた活動を県下で展開しようと考えています。
この一環として、平成22年度に和歌山大学観光学部を中心とした皆さんに「棚田モニターツアー」を体験してもらい、結果、高齢化する地域農家だけで棚田を維持することは困難との感想を受け、棚田保全活動のボランティアを企画したところ、学生が賛同。学生によるボランティア組織『棚田ふぁむ』が結成され、平成23年度には、ソバの栽培による棚田保全活動を実施しました。
本年度も、昨年度に引き続きソバ等の栽培による棚田保全活動を計画、7月21日には有田川町沼地区の耕作放棄地において草刈活動を実施、今回(第2回活動)は当該箇所にソバの種を蒔きました。
平成24年8月26日(日)~27日(月) 第2回活動
今年度、第2回目の棚田保全活動を紹介します。
活動場所は、有田郡有田川町沼地区。急傾斜の棚田が素晴らしい場所で、近年ではぶどう山椒の栽培も盛んです。
しかし、高齢化等による労働力不足や耕作放棄の問題も深刻化しています。
*写真は今年度活動前の写真です。
当日の参加者は、『棚田ふぁむ』、地元農家、県職員の総勢21人。今回の作業には『棚田ふぁむ』新メンバー3人が新たに加わりました。
作業メニューは、前回活動で草刈りした場所でのソバの種まきです。今回も地元農家から農業機械をお借りし、農作業のご指導をいただきました。
前回の草刈活動から約1ヶ月。以前ツルツルに刈った草は既にボウボウ状態。農地を適切に維持管理することの大変さを身に染みて感じます。
新メンバーにとっては、初めての農業機械での作業。指導を受けながら、積極的に草刈、耕うんの工程をこなしていきます。
一緒に活動した地元の方々からは、「学生さん達、もくもくと作業してくれるなあ」「若い子達が来てくれて地元も元気になる」との声。
棚田2枚を利用して、耕耘機で耕し、ソバの種を蒔きました。
ソバは極めて成長が早いため雑草をおさえる効果があること、また「たで食う虫も好き好き」のことわざにもあるようにタデ科のソバは虫の被害もほとんどない等、栽培管理が容易なため、耕作放棄地対策としてよく栽培されているそうです。
前回植えた黒豆も順調に育っています。今回の活動では黒豆が倒れないようにするための支柱を、竹を利用して自力で作って設置しました。
2日目の作業後、みんなで記念撮影。今回の活動では、獣害対策に電気柵を設置しました。活動前の1枚目の写真から比べると、耕作放棄地もすっかり生まれ変わりました。
また今回は地区の公民館に宿泊し、合宿形式での活動となりました。
今後、9月中に草刈り、10月下旬にソバ収穫を予定しています。
(文責:有田振興局農地課 宮本哲志 )
Posted by 有田農地 at 10:41│Comments(0)
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