2012年06月09日
県立新翔高校による観光科目のフィールドワーク
新宮市佐野にある和歌山県立新翔高等学校には、「地域文化系列」という履修コースが設置されています。
このコースは、デザイン、観光、防災についての基礎知識を習得するともに、体験を通じて地域社会を理解することにより、将来、新宮・東牟婁地域に貢献できる人材を育てるために設置されました。
本日は、新宮市の観光ガイドの方と一緒に、市内の観光地を巡って学習するフィールドワークが行われましたので、ここでご紹介します。
新翔高校からの参加者は、3年生の生徒6名と引率の先生です。
新宮市高田にある高田グリーンランドを訪れた後、新宮市駅前の徐福公園にやってきました。
本日ガイドしていただくのは、新宮市観光ガイドの会の会長を務められている、竹本宏和さんです。
ガイド歴8年のベテランです。
徐福公園の中にある、徐福の像です。
徐福は今から2,200年前、秦の始皇帝の命により、不老不死の霊薬を探しに来た人物です。
熊野の地に降りたって、薬木「天台烏薬」を発見しましたが、この地が気に入って永住することにしました。
この地方に、農耕、漁法、捕鯨、紙すき等の技術を伝えた人物とされています。
徐福公園の中をひととおりガイドしていただいた後は、徐福公園に備え付けられたレンタサイクルに乗って、次の目的地である佐藤春夫記念館に向かいます。
小雨が降ってきましたが、元気な生徒たちはカッパも着ずに自転車を漕ぎます。
佐藤春夫記念館では、辻本雄一館長から直々に解説していただきました。
続いて、すぐ近くにある熊野速玉大社を訪れます。
職員さんから、速玉大社にまつわる色々な話を聞くことができました。
お昼になりましたので、お食事タイムです。
メニューは、おむすび一郎の熊野古道弁当と徐福茶です。
新宮名物の めはり寿司 が入っています。
晴れていれば外で食べる予定だったのですが、今日はあいにくの雨です。
今回は、上野宮司夫人のご厚意により、参集殿を使わせていただくことができました。
お昼を食べた後は、お燈まつりに使われる松明を50年近く作り続けている、上道益大さん宅を訪れました。
上道さんは、地元産の桧を使った高品質の松明を作っています。
お燈まつりは2月6日の一日限りですが、松明は年中作り続けているそうです。
生徒たちは、ミニ松明作りを体験型観光として活かせないかと考えており、熱心に質問していました。
続いて、神倉山に登ります。
538段の石段を、生徒たちは休むことなくどんどん登っていきます。
ついていくのが大変でした
山頂の神倉神社に着きました。
大人たちは息を切らしてますが、生徒たちは元気です。
神倉神社を降りた後は、仲氷店を訪れます。
店主の仲充紀さんは、この道49年のベテランです。
このお店は、新宮市の まちなか観光案内所 でもあり、普段から多くの観光客が訪れています。
熊野速玉大社と神倉神社の間にあり、今回のように神倉山を降りてきた観光客が立ち寄るパターンが多いようです。
山歩きで汗をかいた後なので、冷たいカキ氷がとても美味しいです
清流・古座川の水を72時間かけてゆっくり凍らせた氷は、舌の上でスッと溶けます。
こちらは、先月に完成したばかりの新製品、じゃばら味のカキ氷です。
北山村から、じゃばらの原液を取り寄せ、仲さんがシロップを作りました。
気になるお味ですが、じゃばら独特のクセが軽減され、とてもサッパリとして口当たりのいい味です。
これはイケます皆さんにもぜひ食べていただきたいと思います。中カップで200円です。
じゃばらの原液は品薄なため、もしかしたら売り切れてしまうかもしれませんので、お早めにどうぞ
かき氷を食べた後は、天然記念物 浮島の森 に向かいました。
ここでもガイドの竹本さんが説明してくれます。本当に何でもよく知っている方でした。
浮島の森と呼ばれるのは、島全体が沼に浮いているからであり、寒い地方の植物と暖かい地方の植物が入り乱れて群生しているのはとても珍しいそうです。
植物の好きな方は、浮島の森で何時間でも過ごしてしまうそうです。
さて、本来であれば、この後も丹鶴城公園や阿須賀神社にも行く予定だったのですが、雨が強くなってきたため、本日のフィールドワークはこれにて終了です。
身近にあるためよく知っているつもりだった新宮市内の観光資源ですが、今回のようにガイドさんから説明を聞くと、また違った発見がありました。
将来、この生徒たちの中から、東牟婁地域の観光に一役買ってくれる人物が育ってくれることを期待しています。
【参考URL】
県立新翔高等学校: http://www.shingu-ch.wakayama-c.ed.jp/
徐福公園: http://www.jofuku.or.jp/
熊野速玉大社: http://www.kumanokaido.com/hayatama/
仲氷店: http://blog.murablo.jp/naka-kooriya21-5300/
【文責:東牟婁振興局 企画産業課 村上 健】
このコースは、デザイン、観光、防災についての基礎知識を習得するともに、体験を通じて地域社会を理解することにより、将来、新宮・東牟婁地域に貢献できる人材を育てるために設置されました。
本日は、新宮市の観光ガイドの方と一緒に、市内の観光地を巡って学習するフィールドワークが行われましたので、ここでご紹介します。
新翔高校からの参加者は、3年生の生徒6名と引率の先生です。
新宮市高田にある高田グリーンランドを訪れた後、新宮市駅前の徐福公園にやってきました。
本日ガイドしていただくのは、新宮市観光ガイドの会の会長を務められている、竹本宏和さんです。
ガイド歴8年のベテランです。
徐福公園の中にある、徐福の像です。
徐福は今から2,200年前、秦の始皇帝の命により、不老不死の霊薬を探しに来た人物です。
熊野の地に降りたって、薬木「天台烏薬」を発見しましたが、この地が気に入って永住することにしました。
この地方に、農耕、漁法、捕鯨、紙すき等の技術を伝えた人物とされています。
徐福公園の中をひととおりガイドしていただいた後は、徐福公園に備え付けられたレンタサイクルに乗って、次の目的地である佐藤春夫記念館に向かいます。
小雨が降ってきましたが、元気な生徒たちはカッパも着ずに自転車を漕ぎます。
佐藤春夫記念館では、辻本雄一館長から直々に解説していただきました。
続いて、すぐ近くにある熊野速玉大社を訪れます。
職員さんから、速玉大社にまつわる色々な話を聞くことができました。
お昼になりましたので、お食事タイムです。
メニューは、おむすび一郎の熊野古道弁当と徐福茶です。
新宮名物の めはり寿司 が入っています。
晴れていれば外で食べる予定だったのですが、今日はあいにくの雨です。
今回は、上野宮司夫人のご厚意により、参集殿を使わせていただくことができました。
お昼を食べた後は、お燈まつりに使われる松明を50年近く作り続けている、上道益大さん宅を訪れました。
上道さんは、地元産の桧を使った高品質の松明を作っています。
お燈まつりは2月6日の一日限りですが、松明は年中作り続けているそうです。
生徒たちは、ミニ松明作りを体験型観光として活かせないかと考えており、熱心に質問していました。
続いて、神倉山に登ります。
538段の石段を、生徒たちは休むことなくどんどん登っていきます。
ついていくのが大変でした
山頂の神倉神社に着きました。
大人たちは息を切らしてますが、生徒たちは元気です。
神倉神社を降りた後は、仲氷店を訪れます。
店主の仲充紀さんは、この道49年のベテランです。
このお店は、新宮市の まちなか観光案内所 でもあり、普段から多くの観光客が訪れています。
熊野速玉大社と神倉神社の間にあり、今回のように神倉山を降りてきた観光客が立ち寄るパターンが多いようです。
山歩きで汗をかいた後なので、冷たいカキ氷がとても美味しいです
清流・古座川の水を72時間かけてゆっくり凍らせた氷は、舌の上でスッと溶けます。
こちらは、先月に完成したばかりの新製品、じゃばら味のカキ氷です。
北山村から、じゃばらの原液を取り寄せ、仲さんがシロップを作りました。
気になるお味ですが、じゃばら独特のクセが軽減され、とてもサッパリとして口当たりのいい味です。
これはイケます皆さんにもぜひ食べていただきたいと思います。中カップで200円です。
じゃばらの原液は品薄なため、もしかしたら売り切れてしまうかもしれませんので、お早めにどうぞ
かき氷を食べた後は、天然記念物 浮島の森 に向かいました。
ここでもガイドの竹本さんが説明してくれます。本当に何でもよく知っている方でした。
浮島の森と呼ばれるのは、島全体が沼に浮いているからであり、寒い地方の植物と暖かい地方の植物が入り乱れて群生しているのはとても珍しいそうです。
植物の好きな方は、浮島の森で何時間でも過ごしてしまうそうです。
さて、本来であれば、この後も丹鶴城公園や阿須賀神社にも行く予定だったのですが、雨が強くなってきたため、本日のフィールドワークはこれにて終了です。
身近にあるためよく知っているつもりだった新宮市内の観光資源ですが、今回のようにガイドさんから説明を聞くと、また違った発見がありました。
将来、この生徒たちの中から、東牟婁地域の観光に一役買ってくれる人物が育ってくれることを期待しています。
【参考URL】
県立新翔高等学校: http://www.shingu-ch.wakayama-c.ed.jp/
徐福公園: http://www.jofuku.or.jp/
熊野速玉大社: http://www.kumanokaido.com/hayatama/
仲氷店: http://blog.murablo.jp/naka-kooriya21-5300/
【文責:東牟婁振興局 企画産業課 村上 健】
Posted by くまくま at 00:17│Comments(0)
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