2014年05月26日
東洋文庫ミュージアムで「トルコ展」開催中! (8/10まで東京・駒込)
先週、このブログで『外務省外交史料館で特別展示「日本とトルコ~国交樹立90年~」開催中!(9/12まで)』というレポートを掲載しましたが、日本とトルコが国交樹立してから90周年ということで、東京ではもう一つ展示会が開催されています。
それが東京・駒込にある東洋文庫ミュージアムで、4/23(水)から8/10(日)の間に開催中の「トルコ~日本・トルコ国交樹立90周年~」という企画展示です。私は昨日(5/25)行ってきましたので、そのレポートをご紹介します。
場所は、東京都文京区本駒込、JR山手線の駒込駅から南に10分ぐらい歩いたところです。このブログでも何度か紹介している和歌山にもゆかりの深い大名庭園「六義園」のすぐ南側にあります。
東洋文庫は、三菱財閥3代目当主の岩崎久弥が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館で、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられているそうです。私のように、大学で東洋史学を勉強していた人間にとっては、宝の山のような図書館です。その東洋文庫に併設されているのが東洋文庫ミュージアムで、2011年10月にオープンしたのだとか。建物に入る前からわくわくします。
入館して最初に入る1階展示室「オリエントホール」では、オスマン帝国が誕生する15世紀より前のトルコの歴史についての展示がされています。ここでは、現在のアナトリア半島を中心としたトルコよりももっと広い「テュルク民族」について説明されており、中国史で出てくる突厥(とっけつ)も、テュルク民族の国であることなどが説明されていました。
続く2階展示室「ディスカバリールーム」が、今回のトルコ展のメインの展示になります。我々がよく知っているオスマン帝国になってからのトルコについての展示がされています。
ご存じ、エルトゥールル号関連の展示はこちらの一角で行われています。串本町にあるエルトゥールル号遭難者慰霊碑の原寸大の複製タペストリーがひときわ目を引きます。その奥のパネル展示では、乗組員の救助に尽力した大島村長の沖周(おき しゅう)さんの写真も掲載されています。
こちらは、在日トルコ大使館が所蔵するエルトゥールル号の模型です。
このほかの展示も東洋史大好きな私にとってはとても興味深いものでしたが、和歌山県とはあまり関係がないので割愛させていただきます。展示品はそんなに多くはありませんが、トルコのことをもっと深く知るきっかけになると思います。
皆さんも、一度東洋文庫ミュージアムに行ってみてください!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
それが東京・駒込にある東洋文庫ミュージアムで、4/23(水)から8/10(日)の間に開催中の「トルコ~日本・トルコ国交樹立90周年~」という企画展示です。私は昨日(5/25)行ってきましたので、そのレポートをご紹介します。
場所は、東京都文京区本駒込、JR山手線の駒込駅から南に10分ぐらい歩いたところです。このブログでも何度か紹介している和歌山にもゆかりの深い大名庭園「六義園」のすぐ南側にあります。
東洋文庫は、三菱財閥3代目当主の岩崎久弥が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館で、世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられているそうです。私のように、大学で東洋史学を勉強していた人間にとっては、宝の山のような図書館です。その東洋文庫に併設されているのが東洋文庫ミュージアムで、2011年10月にオープンしたのだとか。建物に入る前からわくわくします。
入館して最初に入る1階展示室「オリエントホール」では、オスマン帝国が誕生する15世紀より前のトルコの歴史についての展示がされています。ここでは、現在のアナトリア半島を中心としたトルコよりももっと広い「テュルク民族」について説明されており、中国史で出てくる突厥(とっけつ)も、テュルク民族の国であることなどが説明されていました。
続く2階展示室「ディスカバリールーム」が、今回のトルコ展のメインの展示になります。我々がよく知っているオスマン帝国になってからのトルコについての展示がされています。
ご存じ、エルトゥールル号関連の展示はこちらの一角で行われています。串本町にあるエルトゥールル号遭難者慰霊碑の原寸大の複製タペストリーがひときわ目を引きます。その奥のパネル展示では、乗組員の救助に尽力した大島村長の沖周(おき しゅう)さんの写真も掲載されています。
こちらは、在日トルコ大使館が所蔵するエルトゥールル号の模型です。
このほかの展示も東洋史大好きな私にとってはとても興味深いものでしたが、和歌山県とはあまり関係がないので割愛させていただきます。展示品はそんなに多くはありませんが、トルコのことをもっと深く知るきっかけになると思います。
皆さんも、一度東洋文庫ミュージアムに行ってみてください!!
(文責:東京事務所 林 清仁)
Posted by 東京通信員 at 17:23│Comments(0)
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