2014年03月11日
JRきのくに線(紀勢線)で津波避難誘導訓練【東牟婁】
3月11日 和歌山県串本町沖を震源とする震度7の地震が発生した想定で、JRきのくに線(紀勢線)の3ヶ所(串本町姫地内、那智勝浦町下里地内、新宮市新宮地内)にて津波避難誘導訓練が実施されました。うち新宮市での訓練を見学する機会がありましたのでレポートします。
新宮市内で午前10時から行われた訓練では、緊急地震速報システムによる指示を受け緊急停止した6両編成(全長約120m)の列車乗客240名は、6ヶ所のドアから飛び降りる他、車内備え付けの梯子(今後車両に導入予定)を用いて列車より脱出し、運転士・車掌の強い調子での津波避難誘導のもと、停車地点から約100m離れた標高19mの高台(新宮市新宮地内、県道あけぼの広角線脇)までスロープや階段を全力で駆け登り、列車停止後およそ5分で全員の避難が完了しました。
(車両から飛び降り、乗務員の指示で駆け出す乗客)
(全力で高台へ向かう乗客!)
(列車停止後およそ5分で、乗客全員が高台への避難を完了しました。)
西日本旅客鉄道(株)和歌山支社によると、今回3ヶ所で実施した訓練のポイントはつぎのとおりです。
・編成が長くドア数が少ない車両での避難検証。
・観光やビジネス等、地元に不慣れな乗客の避難誘導検証。
・新しい避難場所への経路や、新しく設置した設備(降車台、ホーム階段、新梯子)の検証。
・特に新宮市での訓練では、平成25年3月に県が公表した津波浸水想定により新たに浸水区間となった箇所での降車・避難訓練。
訓練終了後、西日本旅客鉄道(株)和歌山支社の担当者は、「土地勘がなく不慣れな方をよりスムーズに誘導できるようあえて命令調で誘導を行ったが、今後もアナウンスに工夫を重ねていきたい。また梯子より降車台を用いた避難がスムーズであったことや、障がいをもつ乗客がいた場合、他の乗客に協力を求めるアナウンスや、夜間の避難誘導など今後の課題として検証・工夫を行っていきたい。」と話していました。
きのくに線における津波避難誘導訓練は、平成20年度より毎年実施されています。
(参考) 防災わかやま 平成25年和歌山県の津波浸水想定について
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/011400/index04.html#sinnsuiyosoku2
(文責 東牟婁振興局 企画産業課 吉中秀郎)
新宮市内で午前10時から行われた訓練では、緊急地震速報システムによる指示を受け緊急停止した6両編成(全長約120m)の列車乗客240名は、6ヶ所のドアから飛び降りる他、車内備え付けの梯子(今後車両に導入予定)を用いて列車より脱出し、運転士・車掌の強い調子での津波避難誘導のもと、停車地点から約100m離れた標高19mの高台(新宮市新宮地内、県道あけぼの広角線脇)までスロープや階段を全力で駆け登り、列車停止後およそ5分で全員の避難が完了しました。
(車両から飛び降り、乗務員の指示で駆け出す乗客)
(全力で高台へ向かう乗客!)
(列車停止後およそ5分で、乗客全員が高台への避難を完了しました。)
西日本旅客鉄道(株)和歌山支社によると、今回3ヶ所で実施した訓練のポイントはつぎのとおりです。
・編成が長くドア数が少ない車両での避難検証。
・観光やビジネス等、地元に不慣れな乗客の避難誘導検証。
・新しい避難場所への経路や、新しく設置した設備(降車台、ホーム階段、新梯子)の検証。
・特に新宮市での訓練では、平成25年3月に県が公表した津波浸水想定により新たに浸水区間となった箇所での降車・避難訓練。
訓練終了後、西日本旅客鉄道(株)和歌山支社の担当者は、「土地勘がなく不慣れな方をよりスムーズに誘導できるようあえて命令調で誘導を行ったが、今後もアナウンスに工夫を重ねていきたい。また梯子より降車台を用いた避難がスムーズであったことや、障がいをもつ乗客がいた場合、他の乗客に協力を求めるアナウンスや、夜間の避難誘導など今後の課題として検証・工夫を行っていきたい。」と話していました。
きのくに線における津波避難誘導訓練は、平成20年度より毎年実施されています。
(参考) 防災わかやま 平成25年和歌山県の津波浸水想定について
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/011400/index04.html#sinnsuiyosoku2
(文責 東牟婁振興局 企画産業課 吉中秀郎)
Posted by くまくま at 15:22│Comments(0)
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