読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 198人
新規投稿

新規投稿するにはログインする必要があります。会員IDをお持ちでない方はIDを取得された後に投稿できるようになります。
QRコード
QRCODE
プロフィール
広報ブログ編集長
広報ブログ編集長
和歌山県広報課です。
和歌山県の観光・食・文化・自然・産業などの魅力を発信しています。和歌山のホットな情報をタイムリーに提供していきます。
もちろん、リンクフリーですのでどんどん広めて下さい!

なおコメントに対する返信は原則として行いませんので、あしからずご了承ください。
<和歌山県ソーシャルメディア運用ポリシー>
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000200/snspolicy.html

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


アクセスカウンタ

2013年10月14日

東京の紀州散策(20)根来寺開祖・覚鑁ゆかりの等々力不動尊

東京の紀州散策第20回目は久々に東京都内に戻って、世田谷区等々力(とどろき)の等々力不動尊をご紹介します。
場所は、東急大井町線等々力駅から南に歩いて10分ぐらいの場所にあります。この地は、等々力渓谷と呼ばれる東京23区唯一の自然あふれる渓谷があり、等々力不動尊もこの渓谷のすぐ東側にあります。


等々力不動尊は、正式名称を滝轟山等々力不動尊明王院といい、真言宗智山派のお寺です。こちらが山門です。


山門には、「瀧轟山」という山号が大きく記されています。


こちらが本堂。「不動尊」と書かれた大きな赤い提灯が印象的です。人々が次々に参拝に訪れています。


この等々力不動尊、実は真言宗中興の祖であり、岩出市にある新義真言宗総本山の根来寺の開祖としても知られている覚鑁(かくばん)上人(興教大師、1095~1144)が当地に不動堂を建立したのが始まりと伝えられます。

寺の縁起によれば、本尊の不動明王は役行者の作と伝えられています。もとは大和国(または山城国)にあったのですが、ある夜、覚鑁(かくばん)上人が、夢でこの不動明王から、「武蔵国調布の丘」に祀るようにとのお告げを受けたのだそうです。そこで上人はこの不動尊を背負って、武蔵国にやってきたところ、夢で見た土地を発見、持っていた錫杖で岩を突いたところ、そこから滝が流れ始めたため、そこに不動明王を安置したのが始まりだそうです。

役行者の話はともかく、この東京に覚鑁(かくばん)上人ゆかりの地があるとは驚きです。寺の西側にある石段を、等々力渓谷の方に降りていくと、伝説に登場する二筋の不動の滝があります。普は相当な水量があったらしく爆音が轟いたので「トドロキ」の地名が生まれたとの説もあるそうです。


不動の滝がある等々力渓谷は、多摩川へ流れ込む谷沢川が、河岸段丘を削り取って作った渓谷です。このあたりが特に急峻であったため、宅地開発を免れ、東京23区唯一の渓谷として残されています。世田谷区も公園として整備し、渓谷沿いには遊歩道が設けられています。今日も多くの人々が散策に訪れていました。


みなさんも、覚鑁(かくばん)上人ゆかりの等々力不動尊と不動の滝、そして等々力渓谷に一度出かけてみてください!!

(文責:東京事務所 林 清仁)  
Posted by 広報ブログ編集長 at 16:21Comments(0)東京事務所通信