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2013年08月31日

8月31日(土)和歌山県広域医療搬送訓練を実施 【新宮市】

 大規模災害発生時、大量の傷病者が被災地に発生する一方で、被災地では医療機関も被害を受け診療機能が著しく限定される事態が生じると考えられてます。このような状況では、重傷者の救命と被災地内医療の負担軽減を図るため、災害派遣医療チーム(DMAT)を受け入れ、患者を県外の医療施設に広域搬送する必要があります。

こうしたことを踏まえ、
8月31日(土)全県下で次の想定・規模で訓練が実施されました。
【想 定】南海トラフ大地震 7時00分 地震発生
【参加者】総計1,000人(県外DMAT30隊、県内全災害拠点病院、災害支援病院等)
【航空機】総計10機(C-1:1機、UH1:1機、海保ヘリ:1機、県防災ヘリ:1機、ドクターヘリ:6機)

東牟婁振興局管内の災害拠点病院:新宮市立医療センターでも 
①医療施設の被害情報を国・県・病院・人工透析診療所・DMAT・保健所等が共有するため、EMISを用いた通信訓練。
②模擬患者を緑(軽症)、黄色(中等症)、赤(重症)の優先度別に選別するトリアージ訓練。
③航空機による広域医療搬送に耐える重症患者を選別し搬送優先順位を付ける訓練。
 などが行われました。
また新宮市立医療センターに県外から参集したDMATが、周辺病院の被災情報を収集する訓練も行われました。


病院玄関付近で殺到する患者のトリアージ(選別)を行う医師や看護師。


重症と選別された患者の搬送用カルテを作成する医師や看護師。


広域搬送する入院患者(妊婦)をエレベーターが止まった高層階から人力搬送する病院職員。

 今回訓練を振り返って、県外から参集したDMAT隊の冨岡譲二医師(鹿児島県米森病院)は、『うまく行かない場面もあったかと思うが、そういう箇所が分かることが訓練の意義。』と講評。また新宮保健医療圏の災害医療コーディネータとして監督した中井三量救急部長は「体を使い実地の訓練を行うことの大切さを改めて再認識できた。」述べていました。

今回訓練では台風15号による悪天候の影響もあり、ヘリコプターによる搬送訓練等は行われませんでしたが、
参考まで24年11月24~25日実施された広域搬送の訓練模様を写真で紹介します。(昨年、患者役として訓練に参加しておりました。)

(24年11月24日訓練写真:串本町からヘリコプターで重症患者を広域医療搬送拠点の白浜空港へ搬送)


24年11月25日訓練写真 広域医療搬送拠点:白浜空港から大型ヘリコプターCH-47による県外搬送


(24年11月25日訓練写真 広域医療搬送拠点:白浜空港からC-1輸送機による県外搬送)

大規模災害発生時の医療確保のため、医療従事者と行政や自衛隊等関係機関の連携が進んでいます!

(参考)
和歌山県保健医療計画
和歌山県広域医療搬送訓練の実施について 
内閣府 25年度 広域医療搬送訓練について

(文責 東牟婁振興局 企画産業課 吉中秀郎)
  

Posted by くまくま at 23:31Comments(0)広報一般