2013年04月10日
『棚田ふぁむ』の棚田保全活動記(平成25年度 第1回)
平成25年11月8日~9日にかけて有田川町主催で「全国棚田(千枚田)サミット」が開催予定。県としてはサミットを機に棚田保全に向けた活動を県内で展開しはじめています。
この一環として、平成22年度に和歌山大学観光学部を中心とした皆さんに「棚田モニターツアー」を体験してもらい、結果、高齢化する中山間地の農家だけで棚田を維持することは困難との感想を受け、棚田保全活動のボランティアを企画したところ、学生が賛同。学生によるボランティア組織『棚田ふぁむ』が結成され、平成23年度から、ソバの栽培による棚田保全活動を実施しています。
昨年度は有田川町沼地区の耕作放棄地における草刈活動・当該箇所へのソバ栽培に加え、地元の方々とのソバ打ち交流会、さらに地元の祭りに準備段階から参加、およそ50年ぶりに昔ながらの人力による白山神社への餅の奉納を行いました。
そして今年度は、昨年度までの活動に加え、水田の復活に挑戦する予定です。
活動場所は、有田郡有田川町沼地区。傾斜の急な棚田でスケールが大きく景観が素晴らしい場所であり、近年ではぶどう山椒の栽培も盛んです。
しかし、高齢化等による労働力不足や耕作放棄の問題も深刻化しています。
平成25年4月7日第1回活動
今年度初めての棚田保全活動を紹介します。
復田に向けての取組み、第1弾は水田への用水の確保。つまり水路の掃除と泥あげ作業です。
沼地区は、良質米の産地であるものの、源流となる谷が浅く用水不足による水喧嘩が絶えない地域でしたが、2百年以上前に庄屋である外記右衛門(げきえもん)が分水のルールを定め、水争いを治めたそうです。
当日は、あいにくの雨にもかかわらず、『棚田ふぁむ』から学生8人と大浦准教授が参加。復田予定箇所までの用水路を地元の方々と一緒に清掃作業しました。
用水路は土水路のため、土が崩れた箇所があったり、草や木が生えたりと掃除もかなりの重労働です。棚田の美しい景観は、このような維持管理により受け継がれてきたのだと身をもって分かりました。
午前いっぱいの作業で、用水路の横が刈った草や枝の山になりました。
「米を作るには、水田だけでなく、その他いろいろな作業が必要なんや」と学生。
清掃後、『棚田ふぁむ』と地元の皆さんと。
今回の活動で、棚田を保全するためには農地だけでなくそれに係る用水路など様々な農業用施設も保全しなければならない事、そして中山間地においては、その地域共同の作業が重労働であり、さらに高齢化等による労働力不足により困難となってきていることを痛感しました。
『棚田ふぁむ』は午前9時からの作業でしたが、地元の方々は朝7時から清掃を始めていたそうです。
今年度、復田に挑戦する『棚田ふぁむ』。水田への復活は、田植・稲刈のみならず、今回の溝掃除のようにその他多くの作業が待ち構えています。彼らの若いやる気と元気に期待しています。
(文責:有田振興局農地課 宮本哲志 )
この一環として、平成22年度に和歌山大学観光学部を中心とした皆さんに「棚田モニターツアー」を体験してもらい、結果、高齢化する中山間地の農家だけで棚田を維持することは困難との感想を受け、棚田保全活動のボランティアを企画したところ、学生が賛同。学生によるボランティア組織『棚田ふぁむ』が結成され、平成23年度から、ソバの栽培による棚田保全活動を実施しています。
昨年度は有田川町沼地区の耕作放棄地における草刈活動・当該箇所へのソバ栽培に加え、地元の方々とのソバ打ち交流会、さらに地元の祭りに準備段階から参加、およそ50年ぶりに昔ながらの人力による白山神社への餅の奉納を行いました。
そして今年度は、昨年度までの活動に加え、水田の復活に挑戦する予定です。
活動場所は、有田郡有田川町沼地区。傾斜の急な棚田でスケールが大きく景観が素晴らしい場所であり、近年ではぶどう山椒の栽培も盛んです。
しかし、高齢化等による労働力不足や耕作放棄の問題も深刻化しています。
平成25年4月7日第1回活動
今年度初めての棚田保全活動を紹介します。
復田に向けての取組み、第1弾は水田への用水の確保。つまり水路の掃除と泥あげ作業です。
沼地区は、良質米の産地であるものの、源流となる谷が浅く用水不足による水喧嘩が絶えない地域でしたが、2百年以上前に庄屋である外記右衛門(げきえもん)が分水のルールを定め、水争いを治めたそうです。
当日は、あいにくの雨にもかかわらず、『棚田ふぁむ』から学生8人と大浦准教授が参加。復田予定箇所までの用水路を地元の方々と一緒に清掃作業しました。
用水路は土水路のため、土が崩れた箇所があったり、草や木が生えたりと掃除もかなりの重労働です。棚田の美しい景観は、このような維持管理により受け継がれてきたのだと身をもって分かりました。
午前いっぱいの作業で、用水路の横が刈った草や枝の山になりました。
「米を作るには、水田だけでなく、その他いろいろな作業が必要なんや」と学生。
清掃後、『棚田ふぁむ』と地元の皆さんと。
今回の活動で、棚田を保全するためには農地だけでなくそれに係る用水路など様々な農業用施設も保全しなければならない事、そして中山間地においては、その地域共同の作業が重労働であり、さらに高齢化等による労働力不足により困難となってきていることを痛感しました。
『棚田ふぁむ』は午前9時からの作業でしたが、地元の方々は朝7時から清掃を始めていたそうです。
今年度、復田に挑戦する『棚田ふぁむ』。水田への復活は、田植・稲刈のみならず、今回の溝掃除のようにその他多くの作業が待ち構えています。彼らの若いやる気と元気に期待しています。
(文責:有田振興局農地課 宮本哲志 )
2013年04月10日
「交通安全伊都地方大会」を開催しました。
「交通事故をなくする県民運動伊都地方推進協議会(会長…古田伊都振興局長)」では、春の交通安全運動(4月6日~15日の10日間)の初日にあたる4月6日(土)10時から伊都振興局大会議室において、「交通安全伊都地方大会」を開催しました。
当日は、あいにくの悪天候のため、午後から予定していた店舗前での街頭啓発は残念ながら中止となりましたが、大会は、管内の交通安全に携わる当協議会の構成団体から120人の参加者のもとで無事開催することができました。
大会では、古田会長の開会挨拶の後、橋本警察署奥野交通課長から伊都地域の交通事故の発生状況や、交通事故を未然に防ぐためにもう少し注意すべき点などの説明をいただきました。
引き続き、紀の川市出身のお笑い芸人「すみたに」さんから笑いを交えた講話をいただき、楽しく交通安全を学びました。
最後に大会宣言を「かつらぎ地区交通安全母の会」の後藤会長が力強く読み上げ、参加者全員で交通安全の大切さを再認識し、気持ちを新たに啓発活動に取り組む決意をしました。
当協議会では、悲惨な交通事故をなくし、明るい伊都地方を築いていくために、今後も活発に啓発活動に務めてまいります。
ご覧の皆様も、ひとりひとりが交通安全に努めていただきますようお願いします。
(文責:伊都振興局総務県民課 辻内)
2013年04月10日
初任教育第37期生 入校式
平成25年4月9日(火)、和歌山県消防学校にて
本日、ハツラツとした表情で入学式を迎えたのは、県下14本部(17本部中)総勢49名の若者たちです。
それぞれが様々な想いを胸に今日という日を迎えたことでしょう。
消防士は、危険が伴う現場に臨み、また頻繁に人の危機に直面し向かい合わなければならない宿命を負った職業で、中途半端な気持ちで勤まるものではありません。
消防学校教職員一同、県民の安心・安全を守るため、消防士としての使命感を強く持ち、人の危機と向き合える、強くたくましい、また人に優しい人材の育成を目指します。
和歌山県消防学校に、新たな歴史が、今刻まれます。
(レポート担当・文責:辻井教務主任)
本日、ハツラツとした表情で入学式を迎えたのは、県下14本部(17本部中)総勢49名の若者たちです。
それぞれが様々な想いを胸に今日という日を迎えたことでしょう。
消防士は、危険が伴う現場に臨み、また頻繁に人の危機に直面し向かい合わなければならない宿命を負った職業で、中途半端な気持ちで勤まるものではありません。
消防学校教職員一同、県民の安心・安全を守るため、消防士としての使命感を強く持ち、人の危機と向き合える、強くたくましい、また人に優しい人材の育成を目指します。
和歌山県消防学校に、新たな歴史が、今刻まれます。
(レポート担当・文責:辻井教務主任)
2013年04月10日
第29回高野山参詣登山参加者募集のお知らせ!!
平成25年5月26日(日)、第29回高野山参詣登山が開催されます(主催:伊都橋本青少年団体連絡協議会)
(PDFチラシ)
この催しでは、九度山町コミュニティセンター前広場(九度山町入郷23-1(南海高野線九度山駅から徒歩15分))に集合した後、高野山町石道(ちょういしみち)を歩きます。
全行程は、慈尊院~六本杉~二つ鳥居~矢立~大門~壇上伽藍までの約20kmの上り坂です(健脚向け)。
また、参加特典として、高野山身代わり大師ストラップ進呈、高野山の僧侶が護摩祈願、遍照尊院にて無料入浴サービス(午後5時まで)、高野山霊宝館等の拝観無料があります。
九度山の慈尊院から高野山へと続く世界遺産「高野山町石道」は、弘法大師が開山以来、信仰の道として多くの人々が行き来した道です。
あなたも風薫る、新緑の季節に約20kmの道程に建てられた180町の町石卒塔婆をたどりませんか?
【問い合わせ】伊都橋本青少年団体連絡協議会事務局(紀北青少年の家)TEL:0736-22-5530(月曜日休所)
【参考】伊都振興局ホームページ
文責 伊都振興局企画産業課 鍵本 典子
(PDFチラシ)
この催しでは、九度山町コミュニティセンター前広場(九度山町入郷23-1(南海高野線九度山駅から徒歩15分))に集合した後、高野山町石道(ちょういしみち)を歩きます。
全行程は、慈尊院~六本杉~二つ鳥居~矢立~大門~壇上伽藍までの約20kmの上り坂です(健脚向け)。
また、参加特典として、高野山身代わり大師ストラップ進呈、高野山の僧侶が護摩祈願、遍照尊院にて無料入浴サービス(午後5時まで)、高野山霊宝館等の拝観無料があります。
九度山の慈尊院から高野山へと続く世界遺産「高野山町石道」は、弘法大師が開山以来、信仰の道として多くの人々が行き来した道です。
あなたも風薫る、新緑の季節に約20kmの道程に建てられた180町の町石卒塔婆をたどりませんか?
【問い合わせ】伊都橋本青少年団体連絡協議会事務局(紀北青少年の家)TEL:0736-22-5530(月曜日休所)
【参考】伊都振興局ホームページ
文責 伊都振興局企画産業課 鍵本 典子