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2013年03月17日

火曜のNHK「ニューステラス関西」マンボウと紀南の海を散歩!

今週の和歌山県関連テレビ番組の追加を1件ご紹介します。

3/19(火)18:10-19:00 NHK総合(大阪府域)の「ニューステラス関西」
「かんさい水中紀行」のコーナーは「マンボウと泳ぐ」。黒潮の海や深海から訪れる珍客と出会える和歌山県南部の海が舞台。水族館以外ではめったに目にすることがないマンボウとの海中散歩の様子が放送されるそうです。
「ニューステラス関西」は大阪の番組ですが、同時間に和歌山で放送されている「あすのWA!」でもきっと放送してくれると思いますので、和歌山県内の方はチェックしておいてくださいね!!

また新たに番組を発見したら、その都度ご報告いたします。 もしみなさんも和歌山県関連テレビ番組を見つけられたら、コメント欄で報告してください!お待ちしています。

(文責:広報課 林 清仁)  
Posted by 広報ブログ編集長 at 22:37Comments(0)テレビ

2013年03月17日

紀美野町・満福寺の初午は迫力の「一斗餅」投げ!

今日3月17日は、旧暦2月の「初午」の日にあたります。全国的には初午といえば稲荷社の祭りの日なのですが、和歌山県では「餅まきの日」として知られています。
実は和歌山県内では、厄年の人が厄払いのため餅を撒いて、厄払いをするという風習があります。そのため、あちこちの神社・仏閣で餅まきが行われているのはもちろん、村々でも厄年の人がいる家で順番に餅を撒くのです。私も子どもの頃にはよく、家々をまわって餅を拾ったのを覚えています。ですから、和歌山県の初午はまさに「餅まきデー」となるのです。

そんな中で、私は、紀美野町の満福寺にお邪魔しました。以前、満福寺のホームページ「美しき里の一休」を拝見したときに、餅米1斗を使った餅を見てびっくりしたので、ぜひ実物を見てみたいと思っていたからです。
場所は旧美里町の中心部・神野市場(こうの)にあります。和歌山市内からだと車で1時間ぐらいのところです。地図はこちらです。

大きな地図で見る

瑞應山満福寺は、1250年の歴史を伝える古刹で、弘法大師が高野山を開いてからは高野の西を守護する寺院として栄えたのだそうです。本尊の十一面観音立像は聖徳太子作と伝えられているそうです。現在の本堂は、約300年前、徳川八代将軍吉宗の代に造立されたものですが、室町時代の瓦が今も多く葺かれているということですから、大変歴史のあるお寺であることがわかります。


ちょうど住職の伊南陽弘(いなみ ようこう)さんがいらっしゃったので、餅まきについてお話を聞くことができました。初午の餅まきはいつ始まったかはわからないほど古いのだそうです。ただ昔は初午が寺子屋の入学の日だったため、そのお祝いで観音詣でを行ったのが始まりではないかとのことです。旧美里町でも、初午の日には、少し下流にある福田集落で家々で餅まきが行われ、それが順に上流の集落へと続いていくそうです。その近隣17の字(あざ)の中心にあたるのが満福寺の餅まきになるそうです。

10年ほど前までは、各字(あざ)から、「よつぎやりの唄」という歌を歌いながら、お餅を担いで街中を練り歩いて、お餅が奉納されたそうですが、現在は軽トラックで運ばれてくるとのこと。運ばれてきたお餅の大きさに圧倒されます。
いちばん大きなお餅は「1斗餅」といわれ、餅米1斗(10升)を使っているそうです。重さは22kgもあるとのこと。今年は1斗餅は3個奉納されました。それ以外にも大きな餅が数十個奉納されています。もちろん普通サイズのお餅も大量に用意されています。


用意されたお餅は仏前に供えられます。


午後2時から、大般若六百巻轉読法要が始まり、開運厄除祈祷も営まれます。


餅まきは午後3時から。今年の初午は日曜日なので、いつもより多い人々が集まったとのこと。ざっと見ただけで500人は超えていたと思います。地元の警察官も交通整理に駆けつけていました。


午後3時過ぎ、まずは小学生以下の子供たちのために、満福寺向かいの事務所の屋上からお菓子が撒かれます。


続いていよいよ本番の餅まきです。1斗餅を含め2升以上の大きな餅は本堂内のやぐらから、それより小さい餅は向かいの事務所屋上から撒かれます。大きな餅まきでは、骨折することもあるので、安全のため分けているのでしょう。やぐらの前は、力自慢の男の人ばかりです。


その巨大なお餅と、奪い合う男たちのパワーに圧倒されます。



こちらは小さい方の餅まき。ここでも雨のように餅が降ってきて、みんな楽しそうに拾っていました。こちらのお餅もくじ付きで、番号がついていると後で景品と交換してくれます。



お菓子まきから始まった満福寺の餅まきは約12分間続きました。通常は3~5分で終わることが多いので、その規模の大きさもおわかりいただけると思います。今回私は写真撮影に専念したので、お餅は1つも拾うことができませんでしたが、伊南住職さんが、当たりつきのお餅を1つくださいました。どうもありがとうございます!!

和歌山にお住まいの方なら、今日はご自宅の近くの餅まきに行かれた方も多いと思いますが、いつも思うのは餅まきを支えているのは地域の皆様の絆だということです。和歌山で続いているこの素晴らしい伝統が、人々の絆でこれからも続いていくことを祈りたいと思います。

(文責:広報課 林 清仁)  
Posted by 広報ブログ編集長 at 19:05Comments(0)イベント・地域振興